ベンチャーズのコンサート、観て来ました

1ヶ月位前に、新聞チラシ広告で安くチケットが取れたので
地元の文化ホールに、世界でインストの曲を一番売ったバンド
ザ・ベンチャーズを観に行ってきました。

いやぁ・・・恐るべしベンチャーズ人気。
夏になればやって来る！

かなり大きいコンサートホールなのですが（前回観たのは和田アキコ）
フルハウス、超満員でした。
そして、８割は昭和４０年前後、青春を送った、６０代前後の人で
占められていました。
ＰＭ４：００開演というのも、配慮があるのでしょうねぇ。
車椅子の方も結構居ました。

それにしても、リードギターのジェリーマギーは７１歳。
リズムギターのドン・ウィルソンは７５歳！！！
ドンは、目に張り付いて離れないのでは？と思う、トレードマークの
ティアドロップのサングラスがやはり、「ミスターベンチャーズ」という感じです。
私が初めてベンチャーズの映像を観たのは、中学生で「ウォークドントラン」の
ライブがカラーで写っていた６２年のプレイで「ベストヒットＵＳＡ」で観ました。
ドンのサングラスがインパクト大でした。
そして、ワイルドな存在感もピカイチでした。

「パイプライン」からコンサートはスタートし、「キャラバン」で幕を閉じました。

ドンのリズムギターを弾く姿は「ミスターリズムギター」と言いたくなる位の
存在感で、あの「テケテケ」をプレイしていました。
ギターはモズライト、アンプは、ちと、判りませんでした。

で、リードギターのジェリー。やはりベンチャーズのリードギターというと
ノーキーエドワーズのイメージが強いですが、
昔、紅白歌合戦に出演した時もジェリーですしね、
いゃあ・・・素晴らしいギターでした。
ギターはテレキャスターシェイプの３シングルＰＵのギターに
エレクトリックシタール、弾きませんでしたが、ストラトがセットされていました。
アンプはローランドＪＣ－１２０とフェンダーがセットされていましたが
ＪＣ－１２０の上に乗せられていたエフェクター（リバーブ系？）以外は
完全にあのテレキャス＋ＪＣ１２０だけで、素晴らしいトーンを出していました。

ノーキーはカントリー系で何となく、ドライビングギターのイメージが有りますが
ジェリーはソウルフルですね。
チキンピッキングをしたり、ホールを歩いて周ったり。
最高の見せ場は第２部のアコースティックタイムでしたね。
いゃぁ～、素晴らしい！！完全に聴き酔ってしまいました。
紳士かと思ったら、トボケてみせたりと、面白かったです。
ベンチャーズ提供の「京都の恋」や「雨の御堂筋」等、懐メロソングがプレイされ
「ウォークドントラン」だったと思いますが、リードギターとベースを
チェンジしてベースのボブスポルディングがリードギターを弾いていました。
モズライトで弾いていましたが、本当、ぶっ太いトーンですよね！
コレじゃぁ、また、欲しい病が出てしまいます。（高いですが）

ＭＣは主に、ドラムのリオンテイラーが担当していましたが
全員、カタコトの日本語が堂に入っていて、やはり日本での絶大な人気を
感じます。
リオンは亡くなったお父さんの遺言（？）でベンチャーズのドラマーに
なりましたが、ベンチャーズの曲はお父さんの様なドラミング、
そして、アンコールにプレイされたドラムソロではパワフルに、途中登場した
スポルディングのベースをドラムスティックでピッキングする
「二人羽織？プレイ」をして盛り上げました。
そのスポルデイングのベースもドライブ感、バリバリでした。

私の年代やその他の人に「ベンチャーズを観に行く」と言ったら
ビックリされたり変人扱いでしたが、私はベンチャーズを観たかったのです！
メタル畑であっても、やはり、永遠のギター小僧なんで・・・。

不調の中、観に行き、終演後、その足で「ヘビーチェインズ」の
最初で最後のバンドリハーサルに向かいましたが、
メタルタイガースでベース、ヘビーチェインズではドラム、
そして、基本ギタリストのＷａｃｋｙは２年に１回はベンチャーズ
観に行っているそうで、リハーサル後、途中の駅まで車で送ってくれましたが
ベンチャーズの話でスッカリ盛り上がっていました。
一時期、ベンチャーズはモズライトと絶縁で、フェンダーのジャズマスターに
チェンジした事、ｗａｃｋｙに教えて貰いました。
（私もジャズマスターのイメージ、大きかったのです）

（スタジオでは２曲追加のどビックリ変更にほーしん・・）

ベンチャーズのコンサート、とても良いコンサートでした。
また、観たくなりますねぇ。