兵庫北部に居た為、観に行けないと半分諦めていたこの公演。
コロナ渦のせいで約3年半、中止&延期されていた
「赤毛のアンコンサート」
アニメも小説も大、大ファンの「赤毛のアン」
通常の世界名作劇場とは違い、大御所クラッシック作曲家の故、三善晃氏が
10数曲書き下ろし、オーケストラで演奏された主題歌、エンディング歌、挿入曲
コレをスクリーンでアニメと連動しオーケストラが演奏、そして
主題歌、エンディング歌、挿入歌を歌った大和田りつ子氏が歌い
主人公、アンシャーリーを担当した声優の山田栄子氏が
朗読、そして大和田氏と山田氏がトークショーをするという
44年前のこのアニメファンには堪らないコンサートでした。
コロナダメージとフィッシング詐欺、兵庫北部への出発、そして滞在延長、
毎日鍼灸整骨院通い、認知症父連れ車移動、滞在期間の出費とこれからの支出‥
帰京しても行けないと泣く泣く諦めていたコンサート。
苦虫を噛み潰したような気分。
先日、現在ぶっつけ本番というライブにフラフラで出演したのですが
兵庫滞在時に「赤毛のアンコンサート、チケット完売!」とSNSで報じられ
深い(不快)溜息をついていたら「見切れ席分を発売」と流れ
もう覚悟を決めチケットを取りました。
結構症状が進んでいるアルツハイマー父を連れ車でヒーコラと帰京、
何とかライブに出て、このコンサートに挑みました。
(ライブ関係は機材ネタで後程記事にしますが、諸事情で殆どギター弾けなかった)
コンサート会場は東京中央区、勝どきでした。
前は仕事で良く来ていたのにすっかり近代的に変わっていて‥。
視力が落ちたせいで行方不明になりそうでした。
第一生命ホール。クラッシック様に造られたホールでした。
二階見切れ席の為、ステージ中央から上手方向迄しか見れない‥。
そこが残念ですが、体力的にも、スケジュール的にも行けたんだからヨシ!
オーケストラは「シアターオーケストラ東京」の演奏。
フルオーケストラでは無く25名程でしたかな。
有志のクラッシックオーケストラコンサートは何度も行きましたが
やはり本職の音は違いますな。テクでは無く各楽器の響きが。
(アマチュアは、アマとしての良さが有ります)
いつかプロオーケストラのコンサートを観てみたいと思っていたのです。
(指揮者、演者とも皆さん若いのが中年底辺バンドマンには堪えますが)
ホールもクラッシック仕様で造られており、そして大き過ぎるホールでは無いし
音の反響が良いです。繊細且つダイナミックですね。
途中、軽度のパニック発作が起きてしまい(長年治っていたのに‥)焦りましたが
シアタースクリーンに移る映像とオーケストラの指揮、演奏がシンクロしていて。
一話から最終話迄、物語が進みます。「アレ?この曲は有ったっけ?」と思う曲も。
30数曲以上挿入曲が作られていたのですな。通常のアニメと違う。
そしてアニメの絵は、物語の舞台となった
19世紀後半のカナダ、プリンスエドワード島の自然や街。
CGでは無い、44年前に生のフィルムを使い描かれた
プリンスエドワード島の自然が美しくてしょうがない!
家に庭が有れば花畑が欲しい!と思ったのは、このアニメがキッカケ。
主題歌や挿入歌を歌う大和田りつ子さんが登場。
いやぁ、驚いた!44年前以上に艶が有り伸びやかで音域が広く
表現力豊かな歌声!凄いな。
コレはロックやゴスペル、ソウルと発声法の大きな違いでしょうね。
そして歌を維持する摂生とトレーニング。
クラッシック、指揮者がステージを占めているので
大和田さんがあまり見えない‥、
そして見えないシンバル等を確認しようと身を乗り出してしまい
他のお客さんに迷惑をかけてしまいました。
今回は二部構成。クラッシックなので、曲の途中の出入りは禁止。
携帯の電波も一切シャットダウンされます。
トイレ休憩中に頓服を飲みひと息つきました。
二部の始まり。声優を務めた山田栄子さん登場。
私は、数年前からの世界名作劇場劇場の大ファンになったので
シリーズに数多く出演し、キャプテン翼やドラゴンボール等、数多くの
役を演じ、舞台俳優をされている女優さん。
山田さんもいつまでも若く、オーラが有ります。
赤毛のアンの主役に抜擢された逸話は、ラジオ等で何度か聞いていたのですが
このコンサートのトークショーでもその話が。
「赤毛のアン」が放送されたのは1979年、昭和54年。
売れない劇団員だった山田さんは、劇団の先輩、アルプスの少女ハイジで
お爺さん役を演じた宮内氏が「おーっ栄子、今度赤毛のアンの声優オーディションに行けば
交通費2000円貰えるぞ!行ってこーい!」という
当時の2000円は高額ですからね、2000円に釣られてオーディションに行ったら
普段は端役でセリフの少ない彼女が、2000円貰えセリフも沢山出来て嬉しー、ルンルン」
だったのにまさか最終選考に残ってしまい、ビビり、失敗し泣きながら帰ったという話。
(ココはトークショーにはなかった)
前半の作画を手がけた宮崎駿氏は、ルパン3世、カリオストロの城や
ナウシカの綺麗な声で有名な島本須美さん推し
しかし監督の高畑勲氏は「アンは島本さんの綺麗な声では無く、この変な声の山田さんが良い」
との事で、まさかの主演抜擢。
2000円に釣られてオーディションに参加したら、ここから声優人生が始まったという
人生は分からないですね。宮崎駿氏は島本氏を連れ「ルパン3世、カリオストロの城」の
製作開始で途中離脱。
歌のお姉さんを目指していた大和田氏、2000円に釣られた山田氏。
日曜17:30のゴールデンタイムの番組に抜擢され44年経ち
こうやってコンサートが演奏され皆に愛され、生オーケストラのコンサート披露、
感無量との事。
そして音楽とスクリーンはアンが大きくなり、教師を目指す
クイーン学園受験編からスタート。
クラッシックで演奏される曲達は曲名が分からないので文章で表現できないのですが
何十回とアニメ観て耳に馴染みのある曲だらけ。
コレが自然や物語の節目節目に曲が変わる。
そして最終回、最後のアンのセリフ。ブラウニーの詩の一節を山田氏が朗読。
「神は天に居まし、世は全て事はなし」
その流れでエンディング曲の「さめない夢」へと繋がり
赤毛のアン、アニメ編を締めくくりました。
感無量の大和田りつ子さん、山田栄子さんは涙。
最後は主題歌のこの曲で締めくくり。
「きこえるかしら」
クラッシック作曲家が作った曲と、通常のアニメと大きく違う事が。
三善晃氏は拍子が難しいと指揮者の方は仰るし(放送時には産まれていないと(T_T))
アクセントに拘りのある人だった様で、大和田氏は
「さめない夢」を例に出し一番と二番のアクセントが違い苦労したと。
しかし単純計算して〇〇歳以上の声とは思えない大和田氏と山田氏。
山田栄子さんのファンなんで、嬉しかったです。
そして生オーケストラ、プロの演奏を恐らく初体験。
見切れ席と途中、パニック障害が気になり集中力が途切れるも
行けて良かったです。
山田栄子さんのSNSから拝借
お客さんは圧倒的に中高年齢層。
20代後半から30代女性たちがチラホラ。
そして、やはり全国地方から来られた方も多かったそう。
当日は昼公演、夜公演と入れ替え制で、帰りの飛行機や新幹線に間に合わず
途中で帰られた方もいらっしゃった様。
何だか申し訳ない気分。
コンビニ発券で1万円以上と私には高額でしたが(今月行きたい別のライブが)
また来年にでも良い席、良いコンディションで観たいです。三年半延期と人生、世の中何があるか?
判らないですしね。2020年は観る予定だったのに観れなかった人も多いでしょう。
勝どきなので、隣の月島まで清澄通りを歩きました。
約30年ぶりに月島で奮発し、もんじゃ焼を食べようと。
焼けた写真は、グロいのでやはり撮りませんでしたが
土曜日夜のもんじゃストリートは
若いグループ、カップルだらけ。
その中、私の年齢で独りもんじゃ焼は肩身が狭く中々淋しい。
100円もんじゃとか有ったのに、今は庶民には高価な食事となりましたな。
普段、全くグルメでは無いし、気だけは若くとも、本当に今の若い
子供世代?の集まりの中に単身居ると凹みます。
学生時代は門前仲町で四年アルバイトしていたので
電車代をケチり、そのまま清澄通りで門前仲町まで歩いて帰りました。
海に近い川風がさぶい!
と最後は湿っぽくなりましたが
長文を最後迄読んで頂き、有難う御座いました。
暫く、ロックやジャズ系の記事から遠ざかっておりますな。
追記…
当日のセットリストが公開されました。
コロナ渦のせいで約3年半、中止&延期されていた
「赤毛のアンコンサート」
アニメも小説も大、大ファンの「赤毛のアン」
通常の世界名作劇場とは違い、大御所クラッシック作曲家の故、三善晃氏が
10数曲書き下ろし、オーケストラで演奏された主題歌、エンディング歌、挿入曲
コレをスクリーンでアニメと連動しオーケストラが演奏、そして
主題歌、エンディング歌、挿入歌を歌った大和田りつ子氏が歌い
主人公、アンシャーリーを担当した声優の山田栄子氏が
朗読、そして大和田氏と山田氏がトークショーをするという
44年前のこのアニメファンには堪らないコンサートでした。
コロナダメージとフィッシング詐欺、兵庫北部への出発、そして滞在延長、
毎日鍼灸整骨院通い、認知症父連れ車移動、滞在期間の出費とこれからの支出‥
帰京しても行けないと泣く泣く諦めていたコンサート。
苦虫を噛み潰したような気分。
先日、現在ぶっつけ本番というライブにフラフラで出演したのですが
兵庫滞在時に「赤毛のアンコンサート、チケット完売!」とSNSで報じられ
深い(不快)溜息をついていたら「見切れ席分を発売」と流れ
もう覚悟を決めチケットを取りました。
結構症状が進んでいるアルツハイマー父を連れ車でヒーコラと帰京、
何とかライブに出て、このコンサートに挑みました。
(ライブ関係は機材ネタで後程記事にしますが、諸事情で殆どギター弾けなかった)
コンサート会場は東京中央区、勝どきでした。
前は仕事で良く来ていたのにすっかり近代的に変わっていて‥。
視力が落ちたせいで行方不明になりそうでした。
第一生命ホール。クラッシック様に造られたホールでした。
二階見切れ席の為、ステージ中央から上手方向迄しか見れない‥。
そこが残念ですが、体力的にも、スケジュール的にも行けたんだからヨシ!
オーケストラは「シアターオーケストラ東京」の演奏。
フルオーケストラでは無く25名程でしたかな。
有志のクラッシックオーケストラコンサートは何度も行きましたが
やはり本職の音は違いますな。テクでは無く各楽器の響きが。
(アマチュアは、アマとしての良さが有ります)
いつかプロオーケストラのコンサートを観てみたいと思っていたのです。
(指揮者、演者とも皆さん若いのが中年底辺バンドマンには堪えますが)
ホールもクラッシック仕様で造られており、そして大き過ぎるホールでは無いし
音の反響が良いです。繊細且つダイナミックですね。
途中、軽度のパニック発作が起きてしまい(長年治っていたのに‥)焦りましたが
シアタースクリーンに移る映像とオーケストラの指揮、演奏がシンクロしていて。
一話から最終話迄、物語が進みます。「アレ?この曲は有ったっけ?」と思う曲も。
30数曲以上挿入曲が作られていたのですな。通常のアニメと違う。
そしてアニメの絵は、物語の舞台となった
19世紀後半のカナダ、プリンスエドワード島の自然や街。
CGでは無い、44年前に生のフィルムを使い描かれた
プリンスエドワード島の自然が美しくてしょうがない!
家に庭が有れば花畑が欲しい!と思ったのは、このアニメがキッカケ。
主題歌や挿入歌を歌う大和田りつ子さんが登場。
いやぁ、驚いた!44年前以上に艶が有り伸びやかで音域が広く
表現力豊かな歌声!凄いな。
コレはロックやゴスペル、ソウルと発声法の大きな違いでしょうね。
そして歌を維持する摂生とトレーニング。
クラッシック、指揮者がステージを占めているので
大和田さんがあまり見えない‥、
そして見えないシンバル等を確認しようと身を乗り出してしまい
他のお客さんに迷惑をかけてしまいました。
今回は二部構成。クラッシックなので、曲の途中の出入りは禁止。
携帯の電波も一切シャットダウンされます。
トイレ休憩中に頓服を飲みひと息つきました。
二部の始まり。声優を務めた山田栄子さん登場。
私は、数年前からの世界名作劇場劇場の大ファンになったので
シリーズに数多く出演し、キャプテン翼やドラゴンボール等、数多くの
役を演じ、舞台俳優をされている女優さん。
山田さんもいつまでも若く、オーラが有ります。
赤毛のアンの主役に抜擢された逸話は、ラジオ等で何度か聞いていたのですが
このコンサートのトークショーでもその話が。
「赤毛のアン」が放送されたのは1979年、昭和54年。
売れない劇団員だった山田さんは、劇団の先輩、アルプスの少女ハイジで
お爺さん役を演じた宮内氏が「おーっ栄子、今度赤毛のアンの声優オーディションに行けば
交通費2000円貰えるぞ!行ってこーい!」という
当時の2000円は高額ですからね、2000円に釣られてオーディションに行ったら
普段は端役でセリフの少ない彼女が、2000円貰えセリフも沢山出来て嬉しー、ルンルン」
だったのにまさか最終選考に残ってしまい、ビビり、失敗し泣きながら帰ったという話。
(ココはトークショーにはなかった)
前半の作画を手がけた宮崎駿氏は、ルパン3世、カリオストロの城や
ナウシカの綺麗な声で有名な島本須美さん推し
しかし監督の高畑勲氏は「アンは島本さんの綺麗な声では無く、この変な声の山田さんが良い」
との事で、まさかの主演抜擢。
2000円に釣られてオーディションに参加したら、ここから声優人生が始まったという
人生は分からないですね。宮崎駿氏は島本氏を連れ「ルパン3世、カリオストロの城」の
製作開始で途中離脱。
歌のお姉さんを目指していた大和田氏、2000円に釣られた山田氏。
日曜17:30のゴールデンタイムの番組に抜擢され44年経ち
こうやってコンサートが演奏され皆に愛され、生オーケストラのコンサート披露、
感無量との事。
そして音楽とスクリーンはアンが大きくなり、教師を目指す
クイーン学園受験編からスタート。
クラッシックで演奏される曲達は曲名が分からないので文章で表現できないのですが
何十回とアニメ観て耳に馴染みのある曲だらけ。
コレが自然や物語の節目節目に曲が変わる。
そして最終回、最後のアンのセリフ。ブラウニーの詩の一節を山田氏が朗読。
「神は天に居まし、世は全て事はなし」
その流れでエンディング曲の「さめない夢」へと繋がり
赤毛のアン、アニメ編を締めくくりました。
感無量の大和田りつ子さん、山田栄子さんは涙。
最後は主題歌のこの曲で締めくくり。
「きこえるかしら」
クラッシック作曲家が作った曲と、通常のアニメと大きく違う事が。
三善晃氏は拍子が難しいと指揮者の方は仰るし(放送時には産まれていないと(T_T))
アクセントに拘りのある人だった様で、大和田氏は
「さめない夢」を例に出し一番と二番のアクセントが違い苦労したと。
しかし単純計算して〇〇歳以上の声とは思えない大和田氏と山田氏。
山田栄子さんのファンなんで、嬉しかったです。
そして生オーケストラ、プロの演奏を恐らく初体験。
見切れ席と途中、パニック障害が気になり集中力が途切れるも
行けて良かったです。
山田栄子さんのSNSから拝借
お客さんは圧倒的に中高年齢層。
20代後半から30代女性たちがチラホラ。
そして、やはり全国地方から来られた方も多かったそう。
当日は昼公演、夜公演と入れ替え制で、帰りの飛行機や新幹線に間に合わず
途中で帰られた方もいらっしゃった様。
何だか申し訳ない気分。
コンビニ発券で1万円以上と私には高額でしたが(今月行きたい別のライブが)
また来年にでも良い席、良いコンディションで観たいです。三年半延期と人生、世の中何があるか?
判らないですしね。2020年は観る予定だったのに観れなかった人も多いでしょう。
勝どきなので、隣の月島まで清澄通りを歩きました。
約30年ぶりに月島で奮発し、もんじゃ焼を食べようと。
焼けた写真は、グロいのでやはり撮りませんでしたが
土曜日夜のもんじゃストリートは
若いグループ、カップルだらけ。
その中、私の年齢で独りもんじゃ焼は肩身が狭く中々淋しい。
100円もんじゃとか有ったのに、今は庶民には高価な食事となりましたな。
普段、全くグルメでは無いし、気だけは若くとも、本当に今の若い
子供世代?の集まりの中に単身居ると凹みます。
学生時代は門前仲町で四年アルバイトしていたので
電車代をケチり、そのまま清澄通りで門前仲町まで歩いて帰りました。
海に近い川風がさぶい!
と最後は湿っぽくなりましたが
長文を最後迄読んで頂き、有難う御座いました。
暫く、ロックやジャズ系の記事から遠ざかっておりますな。
追記…
当日のセットリストが公開されました。
これはこれは驚きました。赤毛のアンのファンでしたか。
私はちょうど絶妙なタイミングでこの作品は見ておらず、確か次のトム・ソーヤーから見た記憶があります。ただ、赤毛のアンのグッズが家に幾つかあったので、この絵柄は覚えていました (母が好きだった? のか…)。
しかしこんなコンサートがあったとは。ファンの方からすれば感涙モノでしょう。この時代、今思うと丁度ヴァン・ヘイレンが旋風を巻き起こしていた頃ですね (^^)。
はい、たまたまYouTubeで赤毛のアン観てみたらドハマりしてしまい、
叔母が赤毛のアンの大ファンなので昭和20年代に発刊された単行本を
田舎と叔母の家で見つけ全巻持って来ました。再放送当時はアン嫌いでした。
私もトムソーヤから観て、今プライムビデオで何十回目か?
また見直してます。夢が有るんですよねぇ。
アングッズ、この間のコンサートでは購入客の長い列が出来ていました。
全国からお客さんグループで来ていて見切り席も早々と売り切れていて。
良いコンディションだったらもっと感動して帰っていたと思います。
そうですよね、ライトハンド奏法はライブ迄秘密にしていたのですよねぇ。
(この間の山本恭司の話で)