デンマークへ行くまでは幼少からクラシック中心の演奏だったけど、新しい場所での挑戦にあちらではジャズを専攻しました。一応、大阪音大に通いながら音楽教室にも行ってジャズの基礎を勉強。それまでやっていた「楽譜をしっかり読んでそれに忠実に弾く」という事とは全く違うものでした。特にジャズが好きだった訳でもなかったけど、そこにある「自由」さに惹かれていました。まずはコードというものを勉強。これまたクラシックとは違う大きな点。クラシックの場合、もちろん分析すればそれぞれの和音(コード)が分かるわけですが、全ての音が記譜されているので演奏する上ではあまり必要ないのかもしれません。でもジャズの場合はメロディとコードのみの超シンプルな楽譜だから、どんな風に和音を使うか、リズムを入れるか自由度が増す訳です。という訳でコードを勉強しました。これがその後の音楽生活でとても役に立っています。この度曲を1曲作らせてもらいました。アレンジはした事がありますが今回は真っ白なキャンバスに「好きに書いて良いよ!」と言われているようなものです。自由度がさらにアップしますが、それだけ選択肢も多く悩みました。曲のイメージは聞いていたのでそれを音にしていく… もっとこうしたら、他にはどんな事できるかなと凝ればなんぼでも凝れそうな感じ。でも最終的には最初のイメージを通しました。もうすぐレコーディングです。こんな機会を与えてもらって本当にありがたいです。これを期に、これまでスケッチだけしてきたピアノ曲たちを完成させたいなぁ。と思ったのでした。