No⑫
No⑫は心のスパイラル構造です。
60年ほど前に私が考えた「心のスパイラル構造」が最近本になって出版されたりするようになりました。
かいつまんで言えば、人の心の内側はスパイラル・螺旋構造になっており、本人の努力によって次第に上向きの
方向に上昇するという考えです。
何かに悩んだりするときそこから逃げ出さないで懸命にぶつかり続けるとそのエネルギ-が蓄積されて自分自身がいわば
穴の底から地上へそして天空へと昇って行くと言う考えです。そんな考えが世間でも認められてきたと言うことなんです。
しかし中にはそれが逆向きのドリルになってより深く地下に潜り込むこともあるようです。
これはある種の逆スパイラルで、人のエゴに住み着いて「悪」へと誘う「悪魔」の仕業のようですが、これについては項
を改めて別枠で考えたいと思いますので、ここでは取り上げません。それはなんとなく自分の中に潜りこんでしまう「心の病」
へつながっていく感じがしてます?が。
ここで言いたいのは社会のエゴの世界などで悩み限界を感じるとき、思い切って動きだせということなんです。もがいてもも
がいても同じところをグルグル回りと感じるかも知れませんが、実はそれが出発点なんです。
実はグルグルを繰り返していると次第に心が浮き上がるんです。人間は元々そんな風になっているようなんです。
そして次には世界が客観的に見えてくると思います。まあ世の中色々あるな、って感じでしょうか。
つまり自己撞着から離れて「社会のあるがままの姿」がおぼろげながら見えてくるんです。
その中で次には自分は何を望んでいるかと言うことが自然に問いかけられ来ると思われます。
暗闇でただグルグルと動き回れば良いのか、そこを脱出して明るい世界に行きたいのか、です。
当然心は明るい世界に行きたいハズです。グルグル回りには実のところもうウンザリなんです。
そうなればシメたものです。世界はどんどんと広がっていきます。
自分が望むのは恐らくは、むやみな人との争いを避け、皆と平和に暮らしたいんだ、・・・などだと思います。
そしてしそれが天上の愛と信頼の世界「カミサマ」に向かえばもうスパイラルの地上到着なんです。
心の純化のプロセスです。スパイラルはそしてさらに、もっと上へと上昇して行くんです。
ガンバッテ頑張ってこそ、自立した人間として、世界を愛し、自分の分を守り、何かをなすのだ、そんな境地に至る
んです。それが上昇の心のスパイラルの仕組みであり、自然に備わった「法則」でもあります。
まだそんな経験をされていない方にはぜひお試いしただきたいと思います。現状から脱出して浮き上がって行
くにはそれしかない、しかし実に確実な方法なんです。
もちろん口でいうほど簡単ではありません。そこには血と涙の苦闘・エネルギ-の浪費・空しさもあります。
しかしただこれではイケナイという心と何とかしたいという強い気持ちがあれば、苦闘の連続の中に次第に「上昇感」が
生まれてくるんです。そしてそれは「空想」から現実の世界にも広がってきているのです。
私も若い頃には随分と悩み苦しみました。自分が狂ってしまうかと恐れ自分の運命を呪ったこともあります。私は音楽に
没頭し、色んなジャンルの沢山の本を濫読しました。宗教、科学、小説・・・いつか脱出することを夢見てです。
当然大学の試験は全て一夜漬けになりましたが。何とかクリア。大学の先生方すみません、不肖の学生でありました。
それがいつの間にかその世界から脱出していつか上昇へとつながったようなんです。
私の経験から、それが「スパラルの法則」であります。それは「人」としての正しい!?道のようなんです。
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