横浜物語

横浜の一角から色々な情報を発信します。

元安川に慰霊の歌は流れる

2012-08-07 15:46:03 | LEGEND


あの日もこんなに暑い日だったのだろうか?
この建物は67年前に被爆を受けながらも無言の
語り部として今も尚この地で同じ川面を見続けている。

「元安川」

多くの被爆を受けた市民が熱さから水を求めてこの
川にたどり着きそして此処で命を絶えたという。
そんな人たちを慰霊するために8月6日の夜には
この川面には多数の灯篭が浮かび亡くなられた方達の
御霊を鎮める行事が行われる。

その行事の幕開けに今年も献納歌を歌うためLEGENDが
選ばれてこの地に立った。

沢山の音楽家の中で忘れてはならない8月6日に
原爆ドームの前で歌うことが許されるLEGENDを私は
とても誇りに思う。



夕方5時
まだ日差しのきつい中でリハーサルが始まった。
雨が降った時の為か今年は大きなテントが用意され
その中に5本のマイク。
傍らにはピアニストの電子ピアノ



これはテントの横から撮ったものだがきっとあの中は
風が流れず蒸し暑さで最悪の環境だったと思う。



匡ちゃんが弾いている間に川面に佇んでリハを見守る健ちゃん

リハーサルの曲名
アヴェ・ヴェルム・コルプス(モーツァルト)

厳かな調べが雑踏の中で静かに響き渡ります。
モーツァルト晩年の最大傑作といわれる聖歌。
リハーサルから素晴らしい曲を選ばれましたね。

本番は夕方の5時20分より~
初めはステージのある側で見ようかと思っていたが
それではテントの中のメンバーが一切見えない。
せっかくなら最高の場所で鎮魂の歌を聴きたいと思い
対岸のステージ真正面へ。

川幅が100m位あるのだろうか?
ステージ側の人は豆粒ほどにしか見えず顔の判別も
よく分からず。

司会の方の紹介に続きLEGEND登場。
ここのところコンサートで見慣れている白のフロックコートではなく
燕尾服の第一正装。
なんか、見た途端にうるっと来てしまいました。



この写真はズームを通していますのでまだ誰だか分かりますが
現実はもっともっと小さくシルエットでの判別でした。

永遠の0

私の祈り
川面に「風よーーーー」とメロディーが流れます。
空で聞いているであろう父や母、そして兄の顔がふっと
頭をよぎり感無量。
周りで聞いていらしたお客様もきっとこの時すでにあの世に
送った大事な人たちの顔が浮かんだ事でしょう。

CHE SARA

今年に入ってから何度も何度も聞いたこの曲。
野外ステージで大空をバックに聞くとそのスケールの大きさに
圧倒されます。

お顔は良く見えなかったけれどこちら岸で聞いて良かった、
これが率直な感想でした。

唯一残念だったのはあきさんのMCの声が風に流れてしまい
こちら岸には殆ど届かなかったこと。
私は、何時も舞台で聞いているので途切れ途切れに聞こえる
話のフレーズにこんな事を話していられるのだろうと分かったが
周りにいらした方が「聞こえないわー」と仰っているのが
とてもお気の毒で又残念でもあった。
勘の良い糧ちゃんが気付いてくれたらと聞こえないジェスチュアーを
するも向こう岸には見える筈も無く・・・・・

献歌が終わると灯篭流しの開幕。
最初は市民代表の方たち。
沖縄の方、福島の方 などに交じってLEGENDからは
あきさんが参列。
セレモニーそのものはほんの数分で修了。

これは余談だがセレモニー修了時にあきさんが関係者の方
お一人お一人に挨拶をしていられるのが真正面のこちら側
からよく見えたがあきさんのお辞儀の綺麗なのに感嘆。
普段舞台に立ち人に見られることで自然自然と身につけられた
所作であろうが遠くから眺めてこんなに美しく見えるのも
素晴らしいですね。

正面メンバーの右上に太陽が燦燦と輝いている為こちら側の
暑さは半端ない。遮る物も無いが歌を聞いている間はそんな
暑さも忘れるくらい没頭できた。

私は母が長崎県人なので昔から原爆記念日には出かけたりする
ことを許されず家で静かにその日を過ごしなさいとしつけられて
育ってきた。

「祈りの日」

今年はここで迎えられたことをとても有り難く思っている。





こちらの3枚は2008年の灯篭流しセレモニー
初めてLEGENDが献納歌を行った年のものです。
今と変った方、そのままの方、色々ですね。
私にとってはじめての地方応援の旅、そして匡ちゃんが
LEGENDに入団して地方公演デビューの時でした。

暑い中、LEGENDの皆様、素晴らしい献歌に有意義な時間を
過ごさせていただきました。
明日は長崎の灯コンサート。
私の従兄妹もオペラ協会の一員として同じ舞台に立たせて
いただきます。
9日の朝はどうぞ浦上天主堂の長崎の鐘(アンジェラスの鐘)の
音に耳を澄まされて下さいね。

祈りと鎮魂の旅がつつがなく終わられますことを願っています。





CHE SARA  IN  岩国

2012-08-06 08:28:45 | LEGEND
題名を見て「えーー、YOKOHAMAさん 又行ったの?」
そんな声が聞こえそうですね。

はい、性懲りもなく又行きました(^_^;)

今回も朝の4時起き、5時半出発。
先週より一便遅いものの寝不足もあり疲れは倍。

広島駅で友人と待ち合わせ、山陽線、岩徳線を
乗り継いで周防高森駅へ。


岩徳線はたった一両の可愛い電車


そして最寄駅の周防高森駅

ここで岩国実行委員会の手配してくださったシャトルバスに
乗って会場へ。

今回はまずこの「岩国公演実行委員会」の皆様に沢山の
「ありがとう」を申し上げたい。
それは細やかな気配りと素晴らしい実行力。
私も初めは行く予定ではなかった。
ある時、チケットが売れていないという話を聞き皆様が
凄い努力と頑張りをしていられるのを知っていたので
急遽参加を決めた。
決めたのは良いが広島市内は年で一番人がにぎわう夜。
ホテルが全く取れない、そんなこともあり一度は断念を
したが友人が「うちに泊まれば良いわよ」と神の一声
そんなすったもんだの岩国入りだった。

本日の開演前マイクはうっちー様
一言一言きっちりと聞きやすいアナウンスです。

一部。
曲目は毎回同じですので名古屋公演を参考にしてくださいね。

毎度おなじみメンバー紹介

柿さん
日本海が育んだ天使の声、決して仏様ではありません。
ここで何時も浩史さん、ウッチー様が合掌されますが
本日は糧ちゃんが跪いて十字を切るしぐさを見せて
くれます。

糧ちゃん
南アルプスの天然水が育てたクリスタルボイス。
別名「腕白」オペラ界の森末慎二、
あきさんの褒め言葉が続くところでやおら糧ちゃん
あきさんの横によりポケットから「袖の下」を渡します。
あきさん一言「たくさん貰わないとね」

うっちーさま、浩史さん
このお二人はほとんど何時もと変わりません
一つ目新しかったのはうっちー様の座右の銘が

勧善懲悪
意味はどうぞお調べください。


健ちゃん
ピアニストとしての説明があった後、今回初めて
紹介されたのは学生時代ライフセイバーのアルバイトを
していたとかで「こう見えても脱ぐと凄いんです」
すると傍らに立っていた糧ちゃん、自分のジャケットを
脱ぎ始めます。
周りに止められてやめましたが座を盛り上げる糧ちゃんの
パフォーマンスは超一流。

匡ちゃん、あきさん
こちらも変わりません

そして毎回おなじみ方言シリーズ
TIME TO SAY GOODBYE
日本名(君と一緒に旅立とう」
いつもすらすらと見事に言ってのけるあきさんが
「岩国に長く住んでいますからすらすらいいますよ」と
言いながらカンペを覗きます。

俺と連ろーち(つろーち)行こうーぃのんた
地元在住の方の説明ではのんたは のーあんた(ねーあなた)と
どう致しましてとか言う意味につかわれるようです。

本日のあきさんのMCは絶好調。
いつにも増して磨きがかかっています。

そして岩国のお客様の盛り上がり方が凄い。
最初から「ブラボー」は鳴りやまず、音響の良い会場と
言うことも相まってメンバーもの歌も素晴らしい響き
美しいハーモニー、チョット壮観でしたよ。

そんな会場ですからブラボー講習会のノリはどうぞ
皆様ご想像下さい。
感激した糧ちゃん、ジャケットだけでなくベストまで
脱ごうとしましたからね。

一部、二部、オールスタンディングと共に終了。

楽しい、温かい、コンサート これが正直な感想。

心配された座席も空席はほんの少し。
実行委員会の方の努力が報われメンバーも感謝の気持ちで
たった結果が今日のこのコンサートに結び付いたのでしょう。

今回は終了後、握手会とハイタッチの中間の様なスタイル。
メンバーが歩きながらお客様の前を回ってきてくれますが
何時もの様に疾風のように駆け抜けて行く訳ではなく
丁寧に一言一言声をかけて行ってくれます。

私は糧ちゃんに連日遠出の旅に
「今夜は早く寝るように」と実の息子でも言ってくれないような
優しい言葉をかけてもらい、
浩史さんには毎回の参加を知っていられるので
「後、一回、ガンバレ!!」と両拳で励ましていただき

これだから  地方遠征 やめられませんねーーー。

皆様に岩国のお土産です。


毎回、広島、岩国でお目にかかる柿さんのご両親
「今回も来られると思っていましたよ」と歓迎していただき
次回は横浜で逢いましょうとお約束。
真ん中の女性は軽井沢、名古屋、広島、岩国と
珍道中を続けている広島在住の友人、別名「姫様」です

最後に岩国実行委員会の皆様、本当にありがとう。

そしてLEGENDの皆様暑い中、今日からの一週間。
祈りと鎮魂の旅のご成功を祈っています。
くれぐれもご自愛くださいね。

又しても冷やし中華第三弾

2012-08-01 15:55:48 | 食べ物
相も変わらず冷やし中華食べ続けています。

私は晩夏(9月)に生まれているのに暑さが
大の苦手。
夏は必ず体重が3キロくらい減ります。

全く食欲がわかずお昼休みに食べるものを考えるのが
億劫に成るくらい。
そんな自分を奮い立たせて食べるのが冷やし中華と
言うわけです。



東京駅「紅虎餃子」の冷やし中華




日本橋八丁堀「ちょもらんま」の冷やし中華
これは出汁がゆずの味のお酢で具もしゃきしゃきの
キャベツと鶏肉、口当たりが爽やかで美味しかった。




銀座の裏通りの中華料理屋(名前覚えていません)
上品な飾り付けでしたが味はいまいち・・・・・




喜多方ラーメン「坂内」の冷やし中華
もやしの盛り沢山なのが気に入っています。週に1回は
行っているかも。




東京駅ラーメン横丁の冷やしラーメン
煮干系の出汁の味がきつくて馴染めませんでした。
お肉も私にはボリュームありすぎ。



そして今回のハイライト





広島ANAクラウンプラザホテル「桃李」の冷やし中華
毎年夏の広島でこれを頂くのが大きな楽しみ。
今回のLEGENDコンサートも目的の半分はこちら
これを頂く時間を作る為に朝6時40分の飛行機に
乗ったというわけです。

まだまだ暑さは上り坂の中間、あと何回冷やし中華シリーズ
お届けできますでしょう。