えーあらい

昨日今日の出来事や感想

2019年10月の夜空

2019-09-24 12:31:58 | 天文・事象
2019年10月の夜空
2019年  10月
  秋分の日が過ぎて夕暮れが早くなってきました。夕方の西の空低く金星が宵の明星として輝やいています。9月の中秋の名月に続いて10月11日は十三夜です、後(のち)の月と言い豆名月とも栗名月とも言われます。ただ、満月が14日ですから少し欠けていて秋の味覚の栗に見えるからでしょう。月末の頃になると夕方の西の空で水星や金星に木星や土星と細い月が加わって賑やかになります。お楽しみに。
★ 3日4日、夕暮れの南西の空で木星(-2.0等)と三日月(月齢4.4~5.4)が接近します。20時頃には西の空に沈んで仕舞いますから早めの観測がお勧めです。
★ 5日6日、夕暮れの南の空で土星(0.5等)と上弦の月(月齢6.4~7.4)が接近します。22時頃には西の空に沈んで仕舞いますから早めの観測がお勧めです。
★ 9日、りゅう座流星群が16時頃極大になると予想されます。昔はジャコビニ流星群と呼ばれていたものですが、りゅう座の方向に輻射点があります。隣の、こぐま座、北極星が目印です。日暮れより北の空を注目してください。しかし月があり、観測の条件はよくありません。
★ 11日、十三夜、(中秋の名月の、のちの月とも言われます) 栗などをお供えして楽しみましょう。
★ 20日、水星(-0.1等)が東方最大離角となります。太陽に近い水星は、何時も見えにくいのですが、これからは夕方の西の空で見えるようになります。
★ 22日、オリオン座流星群が午前9時頃極大になります。オリオン座は23時頃東の空から昇って来ます。そして夜半には南東の空高くにあります。輻射点は隣のふたご座とのあいだ辺りです。しかし下弦の月があり、観測の条件はよくありません。
★ 29日、夕暮れ5時頃、西の空で金星(-3.9等)と水星(0.3等)に三日月(月齢1.0)が接近します。すぐ東側には木星(-1.9等)と土星(0.6等)が輝いて居ます。
★ 31日、夕暮れ5時頃、西の空で木星(-1.9等)に三日月(月齢3.0)が接近します。すぐ東側には土星(0.6等)が輝いて居ます。また西側には金星(-3.9等)と水星(0.3等)が輝いて居ます。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
  ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 10月の月、上弦の月は6日、満月○は14日、下弦の月は21日、新月●は28日です。満月の月の出は17時58分です。
★ 10月1日の大阪の日の出は5時52分、日の入りは17時43分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)  (2019/09/24)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2019年 年間の概況


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