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2021年8月の夜空

2021-07-29 13:59:12 | 天文・事象
2021年8月の夜空
2021年  8月
  今年の梅雨は5月16日から7月17日まで続き、長い梅雨がやっと明けました。そして晴天が続く8月がやって来ました。小中高校の夏休みは例年通り7月21日から始まりました。8月になって夜空は天ノ川がほぼ真上に見え、その天ノ川の両岸には織女星ベガと牽牛星アルタイルがはっきり見えます。また天ノ川の南側には土星と木星が接近して輝いております。仙台の七夕祭りは8月6日7日8日の予定で規模を縮小して開催されます。8月は夏休み恒例のペルセウス座流星群を見られるのが楽しみですね。今年はおまけで白鳥座κ(カッパ)流星群も見られますよ、お楽しみに。
★ 2日、土星が衝。土星(0.2等)は木星(-2.8等)と共に20時頃、南東の空から昇って来ます。土星は、やぎ座で輝いており、土星の環は未だ大きく開いてますので小さな望遠鏡でも美しく見えます。
★ 7日、立秋。
★ 12日13日、ペルセウス座流星群が13日未明の4時頃極大になると予想されます。ペルセウス座は夜半頃、北東の空から昇って来ますが、見付けにくく隣のカシオペア座とのあいだに輻射点がありますので夕方から昇ってくるカシオペア座のW形を目印に観測してください。今年は月も無く好条件です。
★ 14日、旧七夕。
★ 18日、はくちょう座κ(カッパ)流星群が極大になります。はくちょう座は天ノ川のデネブ(はくちょう座の主星)(1.3等)と、こと座のベガ(こと座の主星)(0.0等)織女星(織姫)と、アルタイル(わし座の主星)(0.8等)牽牛星(彦星)の三角形中にあり、ベガに近い白鳥の羽根の端のκが輻射点です。夜半頃まで満月に近い上弦の月(月齢9.5)があり条件は良くありません。
★ 20日、木星が衝。南東の空で輝く木星(-2.9等)が観察の絶好機を迎えます。
★ 21日、夕暮れ20時頃、南東の空で土星(0.3等)と満月に近い月(月齢12.4)が接近します。すぐ東側には木星(-2.9等)が輝いて居ます。この日の月の出は18時15分です。夜半過ぎの2時過ぎには西の空に沈んで仕舞いますから早めの観測がお勧めです。
★ 22日、夕暮れ20時頃、南東の空で木星(-2.9等)と満月(月齢13.5)が接近します。すぐ西側には土星(0.3等)が輝いて居ます。この日の月の出は18時54分です。夜半過ぎの2時過ぎには西の空に沈んで仕舞いますから早めの観測がお勧めです。
★ 23日、処暑。
★ 31日、二百十日。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
  ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 8月の月、新月●は8日、上弦の月は16日、満月○は22日、下弦の月は30日です。満月の月の出は18時54分です。
★ 8月1日の大阪の日の出は5時8分、日の入りは19時1分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)  (2021/07/29)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2021年 年間の概況


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