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2020年5月の夜空

2020-04-27 16:17:43 | 天文・事象
2020年5月の夜空
2020年  5月
  5月1日は八十八夜です。5日は立夏、ゴールデンウイークは6日まで続きますが、今年は新型コロナウイルス感染症の蔓延で外出自粛なのでお家で夜空をお楽しみください。5月には夜空の真上に北斗七星からアルクトウルス、スピカに至る春の大曲線がよく見えます。春の星座を探して見ましょう。夕方の金星の南側にはオリオン座が見えます。水星や金星、火星や土星、木星の動きに注目してください。流れ星の情報もあります。彗星の話題もありますが、双眼鏡で見える明るさなので、肉眼ではとても無理ですが、どの辺りを通過するのかお知らせしましょう。
★ 1日~31日、2017 T2 パンスターズ彗星(5.7等)が接近中で北極星ときりん座のあいだを北斗七星に向けて通過中です。5月の終わり頃にはりゅう座に接近します。近くのこぐま座も目印にしてください。なお光度は予想です、暗い場合もあります。
★ 6日、みずがめ座η(エータ)流星群が極大となります。みずがめ座は午前3時頃、南東の空から昇って来ます。午前5時頃がピークになると予想されます。みずがめ座の水がめ辺りが輻射点です。近くの火星が目印になります。満月に近い月が西の空にありますが4時頃には沈みます。
★ 13日、夜半の2時頃から南東の空で土星(0.5等)と木星(-2.4等)が接近し、そこへ下弦の月(月齢20.0)が接近します。東側に火星(0.3等)が輝いています。夜中の1時頃に月と共に東の空から昇ってきますから夜明けまで楽しめます。
★ 15日、夜半の2時頃から南東の空で火星(0.3等)と下弦の月(月齢22.0)が接近します。西側には土星(0.5等)と木星(-2.4等)が輝いています。夜半の2時頃に月と共に東の空から昇ってきますから夜明けまで楽しめます。
★ 22日、夕方の西の空で金星(-4.3等)と水星(-0.7等)が接近します。西の空で宵の明星として輝いている金星は高度が低いので西の空が開けている場所での観測がお勧めです。19時には西の空に沈みます。
★ 24日、夕方の西の空で金星(-4.2等)と水星(-0.3等)が接近しているところへ上弦の月(月齢1.4)が接近します。高度が低いので西の空が開けている場所での観測がお勧めです。19時には西の空に沈みます。
★ 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
    ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 5月の月、上弦の月は1日、満月○は7日、下弦の月は14日、新月●は23日、上弦の月は30日です。大阪での満月の月の出は18時36分です。
★ 5月1日の大阪の日の出は5時8分、日の入りは18時43分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)       (2020/04/27)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2020年 年間の概況


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