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エネルギー基本計画

2018-05-20 20:06:06 | 社会
エネルギー基本計画
  国の「長期エネルギー需給見通し」の中には
『原子力の利用は即刻やめるべき、できればいつかは原子力発電を全廃したい、我が国に原子力等の大規模集中発電は不要である、原子力発電を続ける場合にも規模は最小限にすべき、原子力発電は引き続き必要であるなど、様々な立場からあらゆる意見が表明され議論が行われてきているが、・・・・・・』とあり、原子力はあまり重視されていない。
  また『具体的には、まず、経済成長や電化率の向上等による電力需要の増加を見込む中、徹底した省エネルギー(節電)の推進を行い、2030年度時点の電力需要を2013年度とほぼ同レベルまで抑えることを見込む。』となっています。
  しかし、新電力エネルギーを現状から見た場合はそうであるかも知れないが、国の見通しには、2030年度の時点で電気自動車(EV)が全盛となっていたら、と言う点が抜けています。もし(EV)が自家用車のみならず、商用車、トラック、ダンプカー、パワーショベルなど建設機械、農業機械、漁船など船舶が、全て電化したら、今まで使って居たガソリン、軽油の量に匹敵するだけの電力が消費されます。その電力量は、どうして賄えるのでしょうか。しかもそれらの(EV)は夜間に充電されます。これには太陽光パネル発電は不向きです。夜は太陽が出ていません。政府の需給見通しには、全ての動力機関が電化したら、と言う観点が抜けています。
  これを賄うには原子力発電所しか無いのです。2030年には原発をゼロにする、なんて言ってますが、資源の乏しいわが国では、2030年には全国の原発をフル稼働しなければ、到底賄いきれない事になるでしょう。どうして(EV)の事がエネルギー基本計画から抜け落ちているのか、偉い先生方が集まって居られるのに、不思議ですね。


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