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2021年4月の夜空

2021-03-26 16:12:40 | 天文・事象
2021年4月の夜空
2021年 4月
  4月になりましたが地上では新型コロナウイルス感染症の第4波到来が噂されて居ります。ウイルスと言えば地上で一番小さい生物ですが、これが世界中の人間を脅かして居ます。しかしその最小のウイルスから目を転じて大空を見上げれば、果てしない大宇宙が広がっています。4月になれば星座の中の北斗七星を始点としてアルクトウルス、スピカに至る春の大曲線が見られます。4月の後半にはこと座流星群が現れます。また、4月の満月をネイティブアメリカンが「ピンクムーン」と呼びます、どれだけピンクか眺めてみましょう。暖かくなって来ましたから夜空の観賞には絶好の季節です。
★ 6日7日8日、明け方の4時から東南の空で下弦の月(月齢23.7~24.7)と土星(0.8等)が接近します。また8日には東隣の木星(-2.1等)と下弦の月(月齢25.7)が接近します。夜明けまで観測出来ます。
★ 17日、日没後の西の空で上弦の月(月齢5.0)と火星(1.4等)が接近します。この日の月の出は8時43分ですから23時頃には月が沈みます。早めの観測がお勧めです。
★ 22日、4月こと座流星群が極大となります。こと座は22時頃北東の空から昇って来ます。ベガ(0.0等)辺りが輻射点で22時頃極大となる予想です。西の空に月(月齢10.0)の月明かりがありますが3時頃には没します。
★ 27日、満月ですピンクムーンを観賞しましょう。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
  ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 4月の月、下弦の月は4日、新月●は12日、上弦の月は20日、満月○は27日です。満月の月の出は18時52分です。
★ 4月1日の大阪の日の出は5時45分、日の入りは18時19分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります 。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)  (2021/03/26)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。
  参考ブログ
  天文事象 2021年 年間の概況


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