☆富士山ライブカメラ(三ッ峠山頂カメラ) 今朝6:06
★今日も素晴らしい晴れの天気となっている。早朝の気温は、12℃で少し冷たく感じた。今月は雨が少ない日が続いているが、今週は雨は期待できない様である。
農作物に取っては、まとまった雨が欲しい所である。
今朝は4時過ぎに目が覚め、ラジオ深夜便午前4時台 〔明日へのことば〕 を聴く。今日は
林業家の 速水 亨(はやみ とおる)さんの出演だった。4~50年前頃には、当地でも林業が盛んで、沢山の製材所があった。我が家でも昔は、かまどが有り薪を使い、コタツは炭だった。煮炊きもガスに変わり、今ではIHヒーターに変わっている。家作りにも、最近は外材が多く使われ、国産材が余り使われなくなっている様である。よって、木材価格は安くなり、林業は成り立たなくなっている。そんな中、立派に林業を行っている方が居られるとは知らなかった。そこで、速水 亨さんを検索してみました。
「速水林業の考える、美しい森林は生命に溢れた豊かな森林」
“美しい森林づくり”が叫ばれているが、“美しい森林”は一体どんな森林を指し、それをつくるには何をすればいいのだろう。「最も美しい森林は、また最も収穫多き森林である」というドイツの著名な林学者アルフレート・メーラーの言葉を理念として掲げる尾鷲・速水林業代表の速水亨さんにお話を伺った。
いま木材市場に目を向けると、外国から大量の木材が輸入されています。中には違法伐採されたものも混じっているかもしれない。わが国の人工林から、木材を生産して市場に出すということは、木材輸出国の森林環境を守ることにもつながります。林業に携わる者は、国内だけでなく、世界に視野を広げ、その中で何が求められているか、何をしなければいけないのかを考える必要があります。往々にして「美しい森林づくり」というと自分たちの周りの森林だけに意識が集中しがちですが、グローバルな視点から、いま求められている“美しい森林”とはどういう森林なのかを考えないといけないと思う。
今までのように、ただ人工林を適切に施業すればいいかというと、それは間違い。「人工林を適切に施業する」の前に「本来あるべき環境的配慮をして」という言葉を一つ入れることが重要。それがあれば人工林でも自然林に劣らない森林の多面的な機能を発揮する美しい森林がつくれると思います。
“美しい森林”とは、文字通り見た目が美しいということも重要。その背景には、森林の土壌の中にたくさんの微生物が生き続けていて、数多くの植物が生え、夜になればたくさんの野生動物が来るという生物多様性があります。日本人の森林感は欧米諸国とは違い、森林の中には精霊や祖先の霊が宿っていると考えてきました。熊野出身の作家、中上健次さんは「熊野の闇には色がある」という言葉を残しています。真っ暗な森林の中にも、実は様々な命が溢れている。生きているものも、もしかしたら精霊も。(笑)山の中に生き物の気配が満ち溢れている、そういう森林をつくりたいですね。
森林のつくり方は、山によって、地方によって状況が違うので一概にこうだ、とは言えません。ただ森林に対する思いは同じで「森林は生きている“木”の集まり」なんだという意識を持ってほしい。“木”は樹木の木でもあり、“気”でもある。あらゆる生き物の集合体が森林だ、という意識を持って森林管理に当たるべきです。
間伐作業にしても、施業した瞬間にその山をよくするのではなく、その間伐によって将来の森林の生態がどう変わっていくかを考える。列状間伐と劣勢木間伐の違いはなにか。状況によっては列状間伐でもいい場合もある。しかし、間伐というのはただ悪い木を伐るのではなく、その森林から劣勢な遺伝子をなくし、優勢な遺伝子を残すことです。尾鷲では、その昔1haに8000本植えた時代がありました。それを50年で500本にまで減らします。90%以上が間引かれて選りすぐった数%の木が残る。そうすることによって100年間成長が維持できる森林をつくれます。間伐をすれば林内に光が入りますが、これも樹木だけでなく、土壌が安定し、月日が経っても豊かな土壌のままで木の生長が維持できる点にも目を向けないといけない。そこには、勘や経験だけでなくデータで森林を管理していく冷徹な科学の目がないといけないのです。
様々な生物の集合体である森林を、わずかな人間の手による森林施業で大きく方向を変えることができます。そういう意味で林業に単純な作業はありません。常に森林に対する慈しみの気持ちを持ち、自分が施業する森林をどう美しく輝かせようかと想像力を働かせ、科学的な裏付けを取りながら、美しい森林をつくるという強い意志を持っていないといけないのです。
林業は、生き物の世界である森林を、ビジネスの世界に橋渡しする仕事とも言えます。森林を愛することと森林をビジネスにすること、両方の意識が必要です。強い意志を持たないと、美しい森林はできません。ただ、それは難しいことではないし、そのこと自体にコストがかかるわけでもない。そうやって施業された森林が“美しい森林”であり、その森林からは収益を得ることができると思います。
〈速水林業のプロフィール〉
三重県尾鷲林業地の林業事業体。1790年頃(寛政年間)に設立され、現代表の速水亨さんは九代目。所有する山林は1,070 haで、約8割強がヒノキの針葉樹人工林。職員は現在17名でうち3名が事務職。2名の平成22年度の「緑の研修生」がいる。環境管理に基づく森林経営を実践し、2000年に国際的な森林の認証であるFSC認証(森林管理協議会)を日本で初めて取得した。
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【夢を実現する今日の一言】
・うまくいくかどうかを心配するより、
本気かどうかを確認する
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ー「今日は何の日」ー
・ガールスカウトデー、夫婦の日(毎月)
▲鎌倉幕府が滅亡(新田義貞が稲村ケ崎から鎌倉へ突入し、北条高時は自刄)
(1333)
▲ヴァスコ・ダ・ガマがカルカッタに到着(1498)
▲ワットが新発明の蒸気機関の特許を取得(1775)
▲西郷従道が征台軍を率いて台湾上陸(1874)
▲ドイツ社会主義労働者党が結成(1875)
▲エジソン、活動写真を公開(1891)
▲大元帥を辞任した孫文が日本へ亡命(1918)
▲ガールスカウト、始まる(1920)
▲第1次吉田内閣が成立(1946)
▲セイロンがスリランカと国名を改称(1972)
▲江東区議らが、杉並区のゴミの搬入を実力阻止。東京ゴミ戦争(1973)
▲第一回ワールドカップ・ラグビーが開幕(1987)
誕生:ワーグナー(作曲家1813) コナン・ドイル(作家1859)
坪内逍遥(作家・劇作家1859) ローレンス・オリヴィエ(俳優1907)
佐野洋(作家1928) 江田五月(政治家1941)
2代目・中村吉右衛門(歌舞伎役者1944) 大竹まこと(タレント1949)
森末慎二(タレント・元体操選手1957) 栃乃和歌(力士1962)
嶋大輔(俳優1964) 錦織一清(歌手1965) 田中麗奈(1980)
今日の「誕生日の花と花ことば」 (NHKのラジオ深夜便4時台放送分)
・ミカン(ミカン科)
・親愛
「きょうの短歌」
こんなにも小さく白く咲くものよ
ミカンの花よ親しく愛し
☆~心に響く366の寸言~
【【心を磨く】】
醜を美化する、素朴な美を本当の美にする、
ということはそこに精神性がなければならぬということです。
何億年か何十億年か経って、
ようやく造化は心というものを発展させて来た。
人間はその造化が開いた心を主体とする存在であります。
だから肉体がいくら立派になっても、それは動物並である。
肉体と共に心が磨かれ発達して、初めて人間であります。
☆2013年 5月 22日(水):松下幸之助[一日一話]
【感心する】
同じように人の話を聞いても、「なかなかいいことを言うなあ」と感心する人もあれば、「なんだ、つまらない」と思う人もいる。どちらが好ましいかというと、もちろん話の内容にもよるだろうが、「いいなあ」と感じる人の方により多く、その聞いた話の内容から仕事に役立つような何かヒントを得て、新しい発想をするといったようなプラスの価値が生まれてくるだろう。ちょっとしたことだけれども、人生とか事業の成否のカギは、案外こうしたところにあるのではないかと思う。人の意見を聞いて、それに流されてはいけないが、お互いにまず誰の意見にも感心し学び合うという柔軟な心を養い高めていきたいものである。
タイトル:「たかきの独りごとパートⅡ」はブログ開設から 1397日
・http://blog.goo.ne.jp/takaki_1947
・5月21日のアクセス数 閲覧数:207PV 訪問者数:87IP
順位: 17,076位 / 1,874,762ブログ中((前日比➘))
尚、ランキングは上位20000件まで表示。
・先週(5月12日~5月18日)のページビュー数 1398 PV(先週比 12%減➘) 訪問者数660 人
※プロフィールの画像は、2012/10/08ー8:32ー(摩周湖・神秘の湖にて)今回も運良く、湖を観る事が出来た。
★今日も素晴らしい晴れの天気となっている。早朝の気温は、12℃で少し冷たく感じた。今月は雨が少ない日が続いているが、今週は雨は期待できない様である。
農作物に取っては、まとまった雨が欲しい所である。
今朝は4時過ぎに目が覚め、ラジオ深夜便午前4時台 〔明日へのことば〕 を聴く。今日は
林業家の 速水 亨(はやみ とおる)さんの出演だった。4~50年前頃には、当地でも林業が盛んで、沢山の製材所があった。我が家でも昔は、かまどが有り薪を使い、コタツは炭だった。煮炊きもガスに変わり、今ではIHヒーターに変わっている。家作りにも、最近は外材が多く使われ、国産材が余り使われなくなっている様である。よって、木材価格は安くなり、林業は成り立たなくなっている。そんな中、立派に林業を行っている方が居られるとは知らなかった。そこで、速水 亨さんを検索してみました。
「速水林業の考える、美しい森林は生命に溢れた豊かな森林」
“美しい森林づくり”が叫ばれているが、“美しい森林”は一体どんな森林を指し、それをつくるには何をすればいいのだろう。「最も美しい森林は、また最も収穫多き森林である」というドイツの著名な林学者アルフレート・メーラーの言葉を理念として掲げる尾鷲・速水林業代表の速水亨さんにお話を伺った。
いま木材市場に目を向けると、外国から大量の木材が輸入されています。中には違法伐採されたものも混じっているかもしれない。わが国の人工林から、木材を生産して市場に出すということは、木材輸出国の森林環境を守ることにもつながります。林業に携わる者は、国内だけでなく、世界に視野を広げ、その中で何が求められているか、何をしなければいけないのかを考える必要があります。往々にして「美しい森林づくり」というと自分たちの周りの森林だけに意識が集中しがちですが、グローバルな視点から、いま求められている“美しい森林”とはどういう森林なのかを考えないといけないと思う。
今までのように、ただ人工林を適切に施業すればいいかというと、それは間違い。「人工林を適切に施業する」の前に「本来あるべき環境的配慮をして」という言葉を一つ入れることが重要。それがあれば人工林でも自然林に劣らない森林の多面的な機能を発揮する美しい森林がつくれると思います。
“美しい森林”とは、文字通り見た目が美しいということも重要。その背景には、森林の土壌の中にたくさんの微生物が生き続けていて、数多くの植物が生え、夜になればたくさんの野生動物が来るという生物多様性があります。日本人の森林感は欧米諸国とは違い、森林の中には精霊や祖先の霊が宿っていると考えてきました。熊野出身の作家、中上健次さんは「熊野の闇には色がある」という言葉を残しています。真っ暗な森林の中にも、実は様々な命が溢れている。生きているものも、もしかしたら精霊も。(笑)山の中に生き物の気配が満ち溢れている、そういう森林をつくりたいですね。
森林のつくり方は、山によって、地方によって状況が違うので一概にこうだ、とは言えません。ただ森林に対する思いは同じで「森林は生きている“木”の集まり」なんだという意識を持ってほしい。“木”は樹木の木でもあり、“気”でもある。あらゆる生き物の集合体が森林だ、という意識を持って森林管理に当たるべきです。
間伐作業にしても、施業した瞬間にその山をよくするのではなく、その間伐によって将来の森林の生態がどう変わっていくかを考える。列状間伐と劣勢木間伐の違いはなにか。状況によっては列状間伐でもいい場合もある。しかし、間伐というのはただ悪い木を伐るのではなく、その森林から劣勢な遺伝子をなくし、優勢な遺伝子を残すことです。尾鷲では、その昔1haに8000本植えた時代がありました。それを50年で500本にまで減らします。90%以上が間引かれて選りすぐった数%の木が残る。そうすることによって100年間成長が維持できる森林をつくれます。間伐をすれば林内に光が入りますが、これも樹木だけでなく、土壌が安定し、月日が経っても豊かな土壌のままで木の生長が維持できる点にも目を向けないといけない。そこには、勘や経験だけでなくデータで森林を管理していく冷徹な科学の目がないといけないのです。
様々な生物の集合体である森林を、わずかな人間の手による森林施業で大きく方向を変えることができます。そういう意味で林業に単純な作業はありません。常に森林に対する慈しみの気持ちを持ち、自分が施業する森林をどう美しく輝かせようかと想像力を働かせ、科学的な裏付けを取りながら、美しい森林をつくるという強い意志を持っていないといけないのです。
林業は、生き物の世界である森林を、ビジネスの世界に橋渡しする仕事とも言えます。森林を愛することと森林をビジネスにすること、両方の意識が必要です。強い意志を持たないと、美しい森林はできません。ただ、それは難しいことではないし、そのこと自体にコストがかかるわけでもない。そうやって施業された森林が“美しい森林”であり、その森林からは収益を得ることができると思います。
〈速水林業のプロフィール〉
三重県尾鷲林業地の林業事業体。1790年頃(寛政年間)に設立され、現代表の速水亨さんは九代目。所有する山林は1,070 haで、約8割強がヒノキの針葉樹人工林。職員は現在17名でうち3名が事務職。2名の平成22年度の「緑の研修生」がいる。環境管理に基づく森林経営を実践し、2000年に国際的な森林の認証であるFSC認証(森林管理協議会)を日本で初めて取得した。
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【夢を実現する今日の一言】
・うまくいくかどうかを心配するより、
本気かどうかを確認する
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ー「今日は何の日」ー
・ガールスカウトデー、夫婦の日(毎月)
▲鎌倉幕府が滅亡(新田義貞が稲村ケ崎から鎌倉へ突入し、北条高時は自刄)
(1333)
▲ヴァスコ・ダ・ガマがカルカッタに到着(1498)
▲ワットが新発明の蒸気機関の特許を取得(1775)
▲西郷従道が征台軍を率いて台湾上陸(1874)
▲ドイツ社会主義労働者党が結成(1875)
▲エジソン、活動写真を公開(1891)
▲大元帥を辞任した孫文が日本へ亡命(1918)
▲ガールスカウト、始まる(1920)
▲第1次吉田内閣が成立(1946)
▲セイロンがスリランカと国名を改称(1972)
▲江東区議らが、杉並区のゴミの搬入を実力阻止。東京ゴミ戦争(1973)
▲第一回ワールドカップ・ラグビーが開幕(1987)
誕生:ワーグナー(作曲家1813) コナン・ドイル(作家1859)
坪内逍遥(作家・劇作家1859) ローレンス・オリヴィエ(俳優1907)
佐野洋(作家1928) 江田五月(政治家1941)
2代目・中村吉右衛門(歌舞伎役者1944) 大竹まこと(タレント1949)
森末慎二(タレント・元体操選手1957) 栃乃和歌(力士1962)
嶋大輔(俳優1964) 錦織一清(歌手1965) 田中麗奈(1980)
今日の「誕生日の花と花ことば」 (NHKのラジオ深夜便4時台放送分)
・ミカン(ミカン科)
・親愛
「きょうの短歌」
こんなにも小さく白く咲くものよ
ミカンの花よ親しく愛し
☆~心に響く366の寸言~
【【心を磨く】】
醜を美化する、素朴な美を本当の美にする、
ということはそこに精神性がなければならぬということです。
何億年か何十億年か経って、
ようやく造化は心というものを発展させて来た。
人間はその造化が開いた心を主体とする存在であります。
だから肉体がいくら立派になっても、それは動物並である。
肉体と共に心が磨かれ発達して、初めて人間であります。
☆2013年 5月 22日(水):松下幸之助[一日一話]
【感心する】
同じように人の話を聞いても、「なかなかいいことを言うなあ」と感心する人もあれば、「なんだ、つまらない」と思う人もいる。どちらが好ましいかというと、もちろん話の内容にもよるだろうが、「いいなあ」と感じる人の方により多く、その聞いた話の内容から仕事に役立つような何かヒントを得て、新しい発想をするといったようなプラスの価値が生まれてくるだろう。ちょっとしたことだけれども、人生とか事業の成否のカギは、案外こうしたところにあるのではないかと思う。人の意見を聞いて、それに流されてはいけないが、お互いにまず誰の意見にも感心し学び合うという柔軟な心を養い高めていきたいものである。
タイトル:「たかきの独りごとパートⅡ」はブログ開設から 1397日
・http://blog.goo.ne.jp/takaki_1947
・5月21日のアクセス数 閲覧数:207PV 訪問者数:87IP
順位: 17,076位 / 1,874,762ブログ中((前日比➘))
尚、ランキングは上位20000件まで表示。
・先週(5月12日~5月18日)のページビュー数 1398 PV(先週比 12%減➘) 訪問者数660 人
※プロフィールの画像は、2012/10/08ー8:32ー(摩周湖・神秘の湖にて)今回も運良く、湖を観る事が出来た。
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