10月15日(土)、母が満99歳(享年100歳)で亡くなりました。仮通夜、通夜式、告別式を終え、初七日法要を
済ませて、一息ついたところです。その間、ブログを書く時間は勿論、ブログを書く気にもなれませんでした。あまりに
も急な出来事で、心にポッカリと穴が開いたような心地でいます。この後も、二七日、三七日、四七日、五七日、六七日、
七七日(四十九日)法要と尽七法要が続き、百ヶ日忌は来年の1月22日(日)になります。
生老病死、人間はいつか年老いて、やがて死にゆく存在であることは分かっていることですが、なかなかに、その事実を
受け入れるまでには時間がかかるようです。事実、母の遺影を眺めていると、まだ元気でいるような気がしてなりません。
葬儀は、家族葬で済ませました。母からいうと、子どもとその連れ合い、孫とその連れ合い、ひ孫と小さな葬儀でしたが
明るい感じの式場で、棺桶の中には供花を溢れるぐらいに敷き詰め、母の手編みの作品や白寿祝いの写真を入れて見送り
ました。
思えば四年余りの老々介護の日々でしたが、いざ終わってしまうと、心中、複雑な思いがあります。
・今更ながら 母の介助の多きこと そっと妻に手を合わす
・いつまでか 老々介護の 先見えぬしんどさ
・今日は今日 昨日は昨日と 日々何ごとかありき
・今、一番欲しい物はと訊ねられたら 何事もなき平穏な一日
・昼食に 完食せし「朝の残りでいい」 と言う母
・夕食に 「おはようさん」と 車椅子の母やって来る
・不安増し 我と妻 揃いて受けし 脳ドック
・かくのまま続けば 全員共倒れなる 我が家かな
・妹来て 日頃の愚痴聞いてもらう 兄である
・今日こそは散髪に行こう 何事も無き日に
母に関する一行詩がまだまだたくさんあります。私事で恐縮ですが、しばらくは、そんな内容が続くと思います。お許し
下さい。事後処理が多くあり、その対応に追われている日々です。時間が出来れば、またブログします。 合掌
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