汚染食品、日本にも輸出か リステリア菌でWHO
リステリアによる食中毒
リステリア・モノサイトゲネス(以下「リステリア」と呼びます。)は、河川水や動物の腸管内など環境中に広く分布する細菌です。
我が国のこれまでの食中毒統計では、リステリアによる食中毒の報告例はありませんが、食品安全委員会の評価書によると、リステリア感染症の推定患者数は年間200人(平成23年)とされています。
リステリアに感染して重症化することはまれですが、妊婦、高齢者の方は注意が必要です。
この「妊婦」に要注意!
妊婦や免疫機能が低下している方(抗がん剤治療中の方など)は、少量のリステリアでも発症し、敗血症や髄膜炎など重篤な状態(リステリア症)になることがあり、海外では死亡例も確認されています。
特に、妊婦が感染すると、リステリアが胎盤や胎児へ感染し、流産や生まれた新生児に影響がでることがあります。
(平成22年、アメリカでカンタロープ(メロンの一種)を原因食品とするリステリア食中毒が発生し、33名の方が亡くなられました。患者の多くは60歳以上でしたが、1名の女性患者は流産したと報告されています。)
【治療】
ヒトでは感染初期はペニシリン系抗生物質、テトラサイクリン系抗生物質、アンピシリンが有効。
初期症状は、消化器症状よりも感冒症状に似るとのことですので、「発熱・咳嗽を伴う軟便」をみたら注意ってことですね。
リステリアによる食中毒
リステリア・モノサイトゲネス(以下「リステリア」と呼びます。)は、河川水や動物の腸管内など環境中に広く分布する細菌です。
我が国のこれまでの食中毒統計では、リステリアによる食中毒の報告例はありませんが、食品安全委員会の評価書によると、リステリア感染症の推定患者数は年間200人(平成23年)とされています。
リステリアに感染して重症化することはまれですが、妊婦、高齢者の方は注意が必要です。
この「妊婦」に要注意!
妊婦や免疫機能が低下している方(抗がん剤治療中の方など)は、少量のリステリアでも発症し、敗血症や髄膜炎など重篤な状態(リステリア症)になることがあり、海外では死亡例も確認されています。
特に、妊婦が感染すると、リステリアが胎盤や胎児へ感染し、流産や生まれた新生児に影響がでることがあります。
(平成22年、アメリカでカンタロープ(メロンの一種)を原因食品とするリステリア食中毒が発生し、33名の方が亡くなられました。患者の多くは60歳以上でしたが、1名の女性患者は流産したと報告されています。)
【治療】
ヒトでは感染初期はペニシリン系抗生物質、テトラサイクリン系抗生物質、アンピシリンが有効。
初期症状は、消化器症状よりも感冒症状に似るとのことですので、「発熱・咳嗽を伴う軟便」をみたら注意ってことですね。