2010.8.19 渓流ルアー釣行記 2010 №17 （プチ遠征・本流）

2010.8.19（木）　パチッと目が覚め時計を見るとAM３：００ピッタリでした

連チャン４日目、今日はプチ遠征してみるつもり。情報によるとモンスタークラスのヤマメが釣れているらしい某川…。裏道通って約１時間で川をまたぐ橋に到着。う～ん、どうやら水が多いようですネ…。オイラの目的区間はどうだろう？

昨年、来る度同じ車が止まっていた路肩の駐車スペースは空いているものの、降り口やその他情報が皆無なので、やっぱり昨年と同じ場所に車を停めて川を観察。増水の痕跡は見えるものの水量は下がっている感じですね。よし、今回もココをベースに入渓しよう！

駐車スペースから道路を歩いて川下に移動。しかし、下って行くほどに入渓が難しくなっていく事に気が着いた。護岸高いじゃん　どうすっぺ～と思いながら、下流の駐車スペースに近付くと人の降りた痕跡が有った。そこを辿ってゆくと、隠すように流木を組んだ梯子が　ラッキー　作った方、どうもありがとうございます。感謝感謝(人-)謝謝(-人)

降りた直ぐ前が大きな渕頭？になってる。ぶっちゃけポイントの規模が大きすぎ。なんせオイラのタックルは、いつものトラウティンマーキス ボロン ５１２L。そう、渓流用まんまです。え、無謀っすか？　とにかく水量が多いので普段は動きが悪くて殆んど使わない自作ハンドメイドミノー’09ヘビーウエイトタイプを装着してキャストを開始。ん～、なんの反応も無いね　よし、次のポイント行こう。　

って簡単に言うけれど、ポイントの移動が大変なのよね。ネコヤナギ、ノバラ等のジャングルを乗り越えて行かなければ無いのだ。しかも増水で上流側から下流に向けて倒れているから、遡行するにはネズミ返し状態なんだよね。すごい疲れるのよ…

次のポイントではチビヤマメがヒット。いちお魚は居るのね。

何箇所か目、結局いつも始めるポイントまで上がって来ました。ここまでチビッ子ヤマメがワンヒットだけ　こちら側は巻き上がる流れなので対岸側を探ります。パラシュートキャストで時間稼いでミノーを沈め、水流で引っ張られたラインで動かしながらトゥイッチする…。何回も繰り返しながら少しずつポイントをズラしてゆくと、チビヤマメがヒット。貴重なヒットだよな～、なんて

チビヤマメのヒットから２投目。対岸の渕尻付近にミノーは泳いで行ってるはず…「ドン」　いきなりロッドに衝撃！反射的にロッドを煽ると、ギラン水中に白銀の煌めき。そしてドラグがジィィ～とラインを放出しだす。ちょっ、ちょっと、まずいって　思わず声に出しちゃう。なんせ中間に強い流れが有って、手前下流には岩場とネコヤナギ…、そして足場は移動不可。出っ放しのドラグを指で止めると魚は水面でグルグルと回転しつつ、手前の岩場より下流へ。やばいってば　このままじゃ道糸が擦り切れちゃうよ。こうなったら一か八かの勝負！ドラグを締め込み強引に誘導開始…、数回のトライで岩場を越えさせる事に成功しました！

そこさえ越えれば、後はゆったりした流れ。落ち着いてＥＺネットを取り出しフィニッシュ

いや、デカクね、このヤマメ。って言うかヤマメなの？サクラマスじゃないよね？？

良く見てみると下腹に薄っすら僅かにパーマークが有るよ。写真じゃ見えないけれど

いままでのヤマメの自己記録は馬渕川水系で釣った３３ｃｍ。明らかにそれより大きい。メジャーを当ててみると…３７センチ

いやっほ～い！記録更新だ～！

ヒットポイントの解説写真。黄色線はミノーのコース。Ｘでヒットしピンク線を通ってキャッチ…。右の木の下は岩場です。ラインはやはり一部が毛羽立ってました。危なかったよな～

さて、気分も朗らかにポイント移動っス。うわ～、ますます木の茂みが…

次のポイントでもヒット！　２０センチ中盤、普通なら良い型って思うんだけど…、小さく見える

さて次のポイントへも苦労して木々を越え到着。しかし、ここからがまた大変。ポイントにキャストするポジションを得る為には川の深みの水中の、転々とした泥でツルツル滑る岩場を渡って行かなければならない。転べば全身水没は免れないので、慎重に慎重に一歩ずつクリア。はあ、これだけで神経磨り減ったよ　流れ本筋ギリギリまで近付き足場を固めてキャスト開始。

渕頭から少し下がった場所に着水したミノーを沈めこみリトリーブ＆トゥイッチ。数メートルリトリーブし、ミノーが見えてきた所で下からバイト！　おっしゃ、いいサイズのヤマメだ。

あれ～、もしかして尺有るんじゃないかな？　魚を置ける場所が無いのでネットを足で固定し、メジャーを当ててみると、３４センチも有るよ

な、なんと尺越え２匹目だ～

いや～、信じられね～。　と、写真を撮っていると、渕で　ドボンと魚の跳ねる音が！　姿は見えなかったけど、まだデカイのが居るぞ

水面に姿を現したって事は上層を意識しているのかな？　自作ハンドメイドミノー’10/Ｃタイプにチェンジして探ってみるものの反応無し。また、今日の当りミノーに替えて沈めてアクション開始。直後「ズン」来たッ！　瞬間にアワセをくれてやると重い引き。と、銀色にピンクを纏った魚体が現れた！　マジッ　デッケ～　って、ニジマスか！　すると魚は回転し始めた。ヤマメかっ！？　まずい、ラインが身体を巻いちゃった！　ヤマメはそのまま目の前を通り過ぎ下流に向かってゆく。　うぉ～、止まれ～　ドラグが何度も引き出される。しかし、これ以上下流に行かせる訳にはいかない、もうすぐ先は激流になってしまう。何とか止まったけれど、巻いたラインが丁度体の中間に！つまりＴ字型になっちゃってる。ただでさえデカイのに、この状況、最悪だ～

ロッドは限界まで弧を描いているが、ラインはモーリス スーパートラウト アドバンス　ダブルクロス ＰＥ ０．６号だから切られる事は絶対無いハズ。ラインとロッドを信じてポンピングで巻き取るが、何回も走られラインを引き出された。　しかし数回のやり取りで、流れに任せ沈めたネット上に誘導、掬い上げ成功！　やった～！　どう見ても４０ｃｍ以上有るんじゃない、コレ心臓バクバク、足はガクガクしてます～

転々岩場を恐る恐るクリアーし、岸近くの平らっぽい岩の上に落ち着いた。 ドキドキしながらヤマメを横たえメジャーを…４５？…４４ｃｍ…かな。またまた自己記録大幅更新だ～！

  マジ信じられね～　ま、まさか、本当に４０アップヤマメが居るとは。しかも釣っちゃったよ

こんな時に肝心のデジカメがバッテリー切れ。３７センチは何とか撮影出来たんだけど…、くうぅ、残念なり～

と、２０ｃｍ前半クラスがヒット。こりゃ、流石に打ち止めかな～（笑）

渕頭には届かないし、もう来ないでしょ、と上のポイントを目指して岸側を移動しようとしたら、薮が濃すぎて越えられそうもない。ウロウロといったり来たり。前はどうしていたっけ？　そうか～、そう言えばさっきの渕の岩場を乗り越えて水の中を漕いで行ったような気が…。結局元の岩場に戻らざるを得なかったので、渕頭にダメ元気分でキャスト、カウントダウンしてトゥイッチング開始。すると「ゴツ」ギラッ　うわっ、乗らなかった～！でも、でかいのまだ居る

フックをチェックし、すかさずキャスト。同じ様にキャスト…タン、タンタンタン「ズドン」　ヨッシャ！来たっ

浮いてきた魚体はピンクがかって見える。ニジマスか～？　今回の魚は口のいい場所にフッキングしているせいか、リーリングに抵抗はするものの比較的素直に付いて来る。ネットフィニッシュ直前一瞬ドラグを鳴らして走ったけど、さっきに比べれば無問題で、キャッチ成功。

やっぱりヤマメだ。さっきのと同じ位？…４３センチだ～

ウッソでしょ～、また４０アップだよ～

こんな事って有るんだな～

こうやって比べてみたら、４０アップは雄と雌だったみたいね。現場じゃ気が付かなかったなあ　そっか～、最初の方が引いたのはオスだったからか～。

大きいのは、３匹とも腹の下の方に薄っすらとした小さいパーマーク。しかも肉眼じゃないと見えなかったですね。

苦労して迂回し、さあ、次のポイントだよ。こっから先は川の中を歩いて遡行出来るので楽です

でも、歩きやすい＝他の釣人も入りやすい…訳で、良さそうなポイントからもチビしか出てこなくなりました。

その中の貴重な２尾　２０センチ後半台のヤマメ。こりゃ、来年が楽しみな魚体です。

２０センチ中盤台　綺麗ですね

さて、車の下まで戻った所で９：３０。随分時間が掛かっちゃったな～。疲れたし、尺上４本も出ちゃったし、今日は上がりましょう　

今日、尺上を４本誘惑してくれた自作ハンドメイドミノーでしたが、最期にリップが壊れてしまいました。　直して使う事も出来るでしょうが、殿堂入りって事で勇退して頂きます。

ありがとう！お疲れ様

しかし、夢のような朝でした。明日はどうしようかな…、充足感で一杯だよ～ん