カバと思ってたらサイ

両親を見送って1年。終活って残された人のためにちゃんとせにゃ。と実感つつ、両親を送るまでの日々を時系列に綴っていきます。

先進的な考えは知らんっ

2023-10-30 23:14:00 | 日記
八朔です。

Uber Eatsを頼んで進んでくるのを見るのが好きです。
いつもチップを迷いながら結局あげないやな客です。
みんなチップあげてるのかなー。


さて。

コロナがひどくなってきた頃に母は誤嚥が多くなり、痰の吸引もしてもらうようになりました。
サ高住だと、看護士が常駐しているわけでもなく、そろそろ退去をみたいな空気を感じはじめていたのだけど、コロナもあるのでそうそうすぐ出ろみたいなことも言い出せずって言う感じでした。

そんなある日に、ひどく酸素の値も悪いし、苦しそうだと連絡が来て、駆けつけると、
「ヒューヒュー」と荒い呼吸をしている母。
すぐ救急車で近くの総合病院に運ばれました。

コロナの検査をまずと言われて、何時間も別室で待たされる。

うとうとし始める頃に呼ばれて、パキパキの頭良さそうな医者に
「お母さんは認知がすすんでいるから誤嚥を繰り返してしまってます。飲み込んで違うほうに入っても咳払いして出すのが出来ない。誤嚥して肺炎になる。こういうくりかえしです。」
「はい。それはわかります。」
「こういう場合は胃ろうで直接栄養を取るという方法が日本では取られます」
「胃ろう?もう口から栄養を取るのは難しいんでしょうか。」ショック。。
「誤嚥をさせずに必要な栄養を取るは無理だと思います。」
「そうなんですか。」
「欧米ではこういう場合は延命せずに自然に任せるという形がほとんどです」
「え。自然て?」
「何もせずに天寿を全うさせるということになります。」
「胃ろうにしないで点滴とかで栄養を入れるということですか?」
「いえ。点滴での栄養もしません。延命になりますから」
「え?」(じゃ飢死させるってこと?)
「欧米では胃ろうはしません。今では日本だけと言えます。本人が望んでいないと感じるからです。」
は?
「欧米がどうだか知りませんが、今、餓死を選択することはできません。」
「胃ろう作りますか。」
「作ってください。大変なものなのですか?」
「いや、20分くらいで作れます。」

じゃ、作れよ。欧米野郎。

ということで、勢いで胃ろうを作ってもらいましたが、母の意志はわからない。
わかりようもない。

時々笑ったり手を振ったりする母を餓死させるなんて無理ですけどーー。
一生後悔するわ。

欧米人は気にしないのか?教えてくれ。





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