夢の話をしよう。
世界一のピアノ
を夢で聴いた
(聴いたのはひつじくんだったのかな)
夜、多摩川の川辺で、ベートーベンが月光を弾いていた
姿は「おおかみ」だったけど、彼がベートーベンだって
すぐにわかった
本当の月光を聴かせてあげる
と言ったか言わなかったか
バックハウスでも、グールドでも弾けない
月光が
私の夢の中で鳴っていた
鬼神の如く
でも
演奏は、気高く、奇をてらわず、崇高なものだった
目が醒めて、
丁度、流れていたのは
エヴァンスの「My Foolish Heart」
恐いくらい幸せな瞬間だった
妙な夢が続く
今日は
悪夢
気が触れる夢
鬱のときの心象とは
あのような状態のことを言うのだろうか
もうひとりの自分が、
死ね
と言うのだ
あらゆるものが
自殺のための道具になりうる
最後の瞬間
私はペンを持っていた
私は私に、それで手首をめった刺しにしろ
というのだ
さすがに恐ろしくなって
ペンを放擲した
そこで目が醒めた
ペンを捨てたのは正解だったのか?
血まみれのペンで
何かを書くべきだったのか?
わからない
こんな夢は初めてだ
やはり自分の中で何かが変わりつつあるのだろうか
恐怖で息が荒い
ビクンビクンと身体が痙攣する
これは最近良くある症状
罪の意識は消えない
また鮮やかな夢をみた
一昨年、92歳で亡くなった祖母の夢
私と母と祖母で多摩川の河川敷を歩いていた。
緑がきれいな、5月か4月の終わり頃、
何か話しながら、柔らかな草を踏んで。
不意に、祖母が
「じゃ、もう行くから」
と言い、ひとりで、土手のほうへ歩いていった
その姿は、まだいくらか若い、とはいっても70代くらい
の後姿だったと思う。
小学生の私は、無邪気に
「バイバイ!」
と何度か言った。
母は、いや、母じゃなかったかもしれない。
母と祖母は険悪だったから、ここの記憶があいまいになっている。
その母らしき人が、
「バイバイじゃないでしょ、ありがとうって」
と、私に促した。
私は素直に、
「ありがとう、ありがとう」
と二度言った。
そうしたら、目が醒めた。
夢では流さなかった涙を流して。
後ろで手を組んだ祖母の後姿と、土手の緑の鮮やかさが忘れられない。
太宰さんの夢を見たのは
初めてかな
説明しづらい夢
どこぞの飲み屋で
10人くらいで飲んでいる
太宰さんは
死人のようなひどく青い顔で
私から少しは離れたところに座っている
それもそのはず、魂はないのだ
身体だけ生きていて
魂の役を
私がする
と言うことらしかった
腹話術か二人羽織のように・・・
知ったような顔した中年オヤジが
どうのこうのと、私を揶揄した
私は
(=太宰さんだったかな?)
彼の耳元で激しくこう囁いた
「だれが殺したんだろうね?」
世界一のピアノ
を夢で聴いた
(聴いたのはひつじくんだったのかな)
夜、多摩川の川辺で、ベートーベンが月光を弾いていた
姿は「おおかみ」だったけど、彼がベートーベンだって
すぐにわかった
本当の月光を聴かせてあげる
と言ったか言わなかったか
バックハウスでも、グールドでも弾けない
月光が
私の夢の中で鳴っていた
鬼神の如く
でも
演奏は、気高く、奇をてらわず、崇高なものだった
目が醒めて、
丁度、流れていたのは
エヴァンスの「My Foolish Heart」
恐いくらい幸せな瞬間だった
妙な夢が続く
今日は
悪夢
気が触れる夢
鬱のときの心象とは
あのような状態のことを言うのだろうか
もうひとりの自分が、
死ね
と言うのだ
あらゆるものが
自殺のための道具になりうる
最後の瞬間
私はペンを持っていた
私は私に、それで手首をめった刺しにしろ
というのだ
さすがに恐ろしくなって
ペンを放擲した
そこで目が醒めた
ペンを捨てたのは正解だったのか?
血まみれのペンで
何かを書くべきだったのか?
わからない
こんな夢は初めてだ
やはり自分の中で何かが変わりつつあるのだろうか
恐怖で息が荒い
ビクンビクンと身体が痙攣する
これは最近良くある症状
罪の意識は消えない
また鮮やかな夢をみた
一昨年、92歳で亡くなった祖母の夢
私と母と祖母で多摩川の河川敷を歩いていた。
緑がきれいな、5月か4月の終わり頃、
何か話しながら、柔らかな草を踏んで。
不意に、祖母が
「じゃ、もう行くから」
と言い、ひとりで、土手のほうへ歩いていった
その姿は、まだいくらか若い、とはいっても70代くらい
の後姿だったと思う。
小学生の私は、無邪気に
「バイバイ!」
と何度か言った。
母は、いや、母じゃなかったかもしれない。
母と祖母は険悪だったから、ここの記憶があいまいになっている。
その母らしき人が、
「バイバイじゃないでしょ、ありがとうって」
と、私に促した。
私は素直に、
「ありがとう、ありがとう」
と二度言った。
そうしたら、目が醒めた。
夢では流さなかった涙を流して。
後ろで手を組んだ祖母の後姿と、土手の緑の鮮やかさが忘れられない。
太宰さんの夢を見たのは
初めてかな
説明しづらい夢
どこぞの飲み屋で
10人くらいで飲んでいる
太宰さんは
死人のようなひどく青い顔で
私から少しは離れたところに座っている
それもそのはず、魂はないのだ
身体だけ生きていて
魂の役を
私がする
と言うことらしかった
腹話術か二人羽織のように・・・
知ったような顔した中年オヤジが
どうのこうのと、私を揶揄した
私は
(=太宰さんだったかな?)
彼の耳元で激しくこう囁いた
「だれが殺したんだろうね?」