SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

偶成

2006-07-21 19:01:13 | 

溶けてしまいたい

融けてしまったら
        楽だろうか
解けてしまったら
        どうなるのか

なにもせずに
なにもできずに
       流れてく

湧いてくるものは
        なに?
掬ってみて

ホラ



それは
   なんでもないものだよ

浮かんでいるものを
         掴んで見せてよ


それは
   ヒグラシの声だね

アリガトウ

                    クスクス

女の子が笑ってる

        ほどける口元


それに
すべてを捧げてもよい

雨上がり
    水たまり
        何か間違ってる?
長靴

アメンボ
駄菓子

小さなドオナツ

聞こえる?
空の色 ネズミイロ

いかないで・・・

大好きだった手を
          離したくないの
かなぶんぶん

言ってるよ すべり台のしたで






雲が割れて、緋色の夕べ

はしごが掛かる
降りてくるのは誰?

待ってるから

だって、あなたはいつだって
最後の一歩で転ぶから
          危なっかしくてハラハラしちゃう


待ってるの・・・・

バカね・・・・
誰が来るって言うの?




いいの、わかってるの



揺れる
揺れる
        風
 風  

                  風

根っこはね
同じなんだよ
あらゆるものは   繋がっているんだから

って、昨日神さまが
          仰ったの


明るい

あたたかい光


ね?

ん・・・・

雨が止んだよ

          たたんでね傘を

前が見えないからさ

溺れないように
溺れないように

深呼吸してね



終わらないうたを歌おう

日を継ぐ者


to be

2006-07-21 18:03:41 | 
ごく稀に

無根拠な希望

膨らむ、   膨らむ

そんな束の間
なにもありゃしないのに

多幸感に包まれる

あるだけマシか?
いや
贅沢だ

瞬く間に消える黄金色の甘い蜜


生きよ、

彼は仰っているのだ



ドコヘユクノダ?

2006-07-21 11:17:58 | 
金縛り
ベッドの下から
無数の手が伸びてくる
引きずり込もうという魂胆
すると自分の中から声が聞えた

肉体から離脱して精神の奥へ入って来なさいと

岩場のようなところを魂だけが飛んでゆく
先へ進めば進むほど広がって行く
荒涼とした景色のなか
緑を求める自分がいた
草一本でも・・・
徐々に緑は増えてゆく
そして辿りついたのは
神社のような寺のような巨大な建造物
己が存在は米粒のように小さかった

大きな光

そこで銅鑼のようなものを叩いた


ベッドの上
ミケネコが足元に来て横になった
すると金縛りは解けた



そんな夢