SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

呼ぶ

2006-07-27 11:45:59 | 
あなたの名前を呼ぶ

「なぁに?」

と答える

私は、何も言わない



名前を呼ぶ

それはそれ以外の何でもなく、

それはそれだけで、もう「いい」ものだと信ずる


名前を呼ぶ

あなたがあなたでいることへの

安堵

不安

齟齬

愛情

様々なものを、ひっくるめて

そして、その度ごとに

違う色あいの

あなたの名前を、呼ぶのだ






小沢から放たれる、ある光

2006-07-27 11:33:24 | 小沢・小山田
懐かしいアズテック・カメラの、「ナイフ」という曲は、この世にはナイフがあって、物事を二つに分断しつづけている、ということを歌っている。

二人でいれば、そのまったくくだらないナイフは、混然として美しい世界をどんどん切ってよこす。そして切り取られた世界は君の皿の上で、干からびて死んでしまって、勘定書きの上に、その名前だけが残るのだ。「優雅さ一つ。」そんな風に記されていいものは、この世の中には一つもない。カレーが、ゆでたニンジンと、いためたタマネギと、ご飯と、といった具合に出されるのと同じだ。それには何の意味もない。

認識ってのは、普通あまりにも二者択一で、ほんとくだらない。それは磁石の針のように、こらえきれずにどちらかの極を向いてしまう。世界が半分づつ見えなくなって行くだけなのに・・・。

光は全ての色を含んで未分化。無色の混沌。それはそれのみとして、分けられずにあるもの。切り分けられていない、混然とした、美しく大きな力。それが人の心の中にある。

僕らの体はかつて星の一部だったと言う。それが結合して、体が在って、その心が通じ合ったりするのは、あまりにも驚異的で、奇跡で、美しい。



(一行空きはすべて中略)


小沢がOLIVEに連載してたドゥワッチャライクの最終回から引用。
小山田とのことにも触れてる。曰く、

>世の中のすべての二人組を代表して言っておこう。「お前らに言われる筋合いはない。」以上。




結びの、この言葉、

>僕らの体はかつて星の一部だったと言う。それが結合して、体が在って、その心が通じ合ったりするのは、あまりにも驚異的で、奇跡で、美しい。



ちょっと、泣いた・・・・。