木箱の上の林檎 F3号 273 × 220 cm
木箱の上の林檎Ⅱ F4 333 × 242 cm
Still Life 静物画を描く。
林檎には木箱が似合うと勝手に思っている。
昔、林檎は木箱にもみ殻と共に入れられ貨物列車でやって来たにに違いない。
家にもリンゴ箱と呼ばれた箱が幾つかあった大きく思いリンゴ箱にもみ殻と一緒に旅をしてきたのだ。
何故木箱が似合うのだろうかと自問自答してみる、どうやら遠い記憶が脳細胞にへばりついているようだ。
大人に成ってゆく少年の記憶の中に「美空ひばり」さんと言う素晴らしい歌手が「林檎の気持ちはよくわかる♪」とか歌っていました。
その部分だけが記憶の中にしまわれていた、でもその「林檎の気持ち」は当時の僕には難しすぎたし幼い少年の日常には関わりの無いことでもあった。
他の林檎の絵を見比べてみるとほとんどは机上に置かれた林檎が描かれている。
やはり林檎は木箱又は木製が似合うということなのだろう。
Still Life 林檎は木箱が似合う。