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日記、日々の想い 

無な恐怖は、今は皆無

あの子どもの頃
高熱にうなされた寝床
寝付けないまま
苛まれた恐怖
おまえが、いずれ
何にも無くなる恐怖
背中を灼かれていた
そんな恐怖も
虚無な思春期には
ただ、押し除けるだけ
そんな恐怖に
なっていたと思う
おまえのいなくなる未来
或いは、いなくなる
その直前迄の恐怖
それはあっても
瞬間以降
その恐怖は無くなっていった
だって無いんだから
どうでも良くないか
はっきり言って
おまえだけ無くなろうが
地球ごと無くなろうが
おまえが無くなるには
別に違いはない
世の中の他人は
何で、人類滅亡とか
騒ぎたがるのか
自分が滅亡する分には
どうでもおんなじな事を
何で大げさに
騒ぐのかな、みたいな
まあ、おとなになって
おまえが少しでも
生き延びたいなら
他人が絶滅する世界に
向かうのが良い訳ない
その程度の理解は
出来るようになったが
ただ、おまえには
あの世がないから
ますます、おまえが
無くなった後の事
その興味は無くなった
少なくとも
この世界
特に身の回り
守ろうとか
それは思う
最期迄、おまえが
きっと生き易いから
ただ、その後は
その時の人たちの世界
或いは、おまえは
無くなれば
本当のただの無
だから、無への興味は
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