朝 8時15分、空を見上げて黙祷
地元中国新聞 朝刊に毎年掲載される全面広告
【Green Greetings
from 160 A-Bombed Trees in Hiroshima】
今年は
【水のない池で、くじけなかった12本】
広島が城下町だった時代から、寺院の境内で水をたたえていた愛宕池。
いつもと同じ朝を迎えた1945年8月6日、瓦礫に埋もれました。
水面に葉影をゆらしていた樹木は一瞬にして姿を消し、池を囲む岩は、この世のものとは思えぬ閃光を浴びたのです。
それから6年後、人々が願いを込めて「平和大通り」と名づけた道に、今も遺る水のない池。
そこには、消えたはずの樹木が立っています。
クロガネモチ、ムクノキ、カキ、エノキ、センダン。
かろうじて残った部分から息を吹き返し、新しい芽を出した12本です。
岩にしがみつきながら、幹を支えてる木。
地面を這いまわるようにして、根っこを伸ばした木。
世界がどんなに変わろうと、懸命に生きぬいて緑をよみがえらせた、被爆樹木は今日も、あの日と同じ場所で木陰をつくっています。
どうか少しだけ立ち止まってください。
あなたには何が見えますか。
広島って
8月6日は、ホント雨が降らない
76年前の暑い夏の日
これまでの日常が一瞬にして変わってしまった
熱くて熱くて、悲しかったあの日を
忘れないでね、忘れてはいけないと
そんな たくさんの想いが
高く澄み渡る空に集まっているんじゃないかなと
毎年、8月6日の空を見上げて、そんな想いを感じてます
今年の子供代表による、平和への誓いの中での言葉
『本当の別れは会えなくなることではなく、忘れてしまうこと』
今日の広島も暑くなりそうです