8月6日
広島77回目の原爆の日
午前8時15分に黙祷
地元 中国新聞の朝刊TV欄
RCCの縦読みは
【あきらめず願い続ける】
同じく朝刊に毎年掲載される全面広告
【Green Greetings from 160 A-Bombed Trees in Hiroshima】今年は
【木と人が 支え合う街に、未来が芽生えています。】
広島城の天守閣を望む堀端に、一本のクスノキが立っています。
原爆が投下された77年前の8月6日。
爆風で幹が折れても倒れず、広島陸軍幼年学校から燃え移った火に焼かれても耐えて
拳を突き上げるように伸びた枝が、幹ほどの大きさになった木です。
1996年、広島市の被爆建物等の台帳に被爆樹木が登録され、保存活動が始まるまで、この木は通り道の真ん中に ぽつんと佇んでいました。
堀端を行き交う人々が、知らず知らずのうちに根元の土を踏み固めてしまい、放っておけば長生きはできない状態になっていたのです。
人間の都合で傷つけられたあの日。
それでも根を張って生きぬいた木が、尊厳を持って生き続けるために何ができるのか。
まずは通り道を広げ、土壌を改良して柵を作り、成長した枝の重さを支えて自立するための支柱も立てました。
そうして生きてきた今。
もとの幹は空洞になりながらも、新しく芽を出したヒコバエが、緑の葉をまぶしいほどに茂らせています。
木と向き合い、木の生命力を信じて適切な手助けをすれば、命は未来につながっていくことを、クスノキは証明してくれました。
焦土から立ち上がろうとする人の心を支えてくれた、すべての被爆樹木が、再び傷つけられることのないように。
忘れさられることのないように。
どうか一緒に見守ってください。
それから
子供代表の平和への誓いの言葉
今年も、手元の紙を見ることなく顔を上げて
真っ直ぐ前を見て、自分の言葉で力強く話すその姿を見ると、毎年 泣きそうになる自分がいます。
今日も元気に朝を迎えられたこと
冷たいお茶を飲んで喉を潤せたこと
元気で出勤し、仕事を終えられたこと
何気ない毎日を過ごせる日が どうか続きますように