見てきたものや聞いたもの

出雲弁講座⑨

 残暑の厳しい頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 暦の上では秋へと向かっているはずなのに、全然涼しくなりませんね(;'∀')

 日に日に体内にダメージも蓄積されていきます。仕事後の疲労感が春の比ではないですね。ってか仕事してなくても夕方にはドップリと疲れが😢  そろそろ気温も右肩下がりになってくれないと、体調くずしてしまいますね。

 さて、お盆休みの帰省を控え、約1年ぶりの帰省&約10年ぶりの同級生との会合により少々浮足立っている今日この頃ですが、親戚や旧友と会ってみたら「久しぶりすぎて言葉が通じない」なんてことにならないように、出雲弁の復習をしていきたいと思います。

 ①『いけーしこ』『いけんすこ』『いけずご

 いきなり出てきた早口言葉ではありません。脳トレクイズ3問目でもありません。これらはすべてよく似た3つの出雲弁です。一つ一つ解説していきましょう。

 まずは一つだけ意味の趣が違うこちらから→『いけずご』‥やんちゃな子供・イタズラばかりする子供・悪童 です。

 この単語は ”いけず” と ”こ” に分けられます。”いけず”は(意地が悪い)や(素行が悪い)という意味で使われます。関西圏の人が使う”いけず”とは悪さ度合いや深刻さが少し違うような気がします。出雲弁のいけずは、少し蔑称としてのニュアンスも入ってきます。

 ”ご”はもちろん(子)です。少し訛って濁点が入り、ご になった感じですかね。人の家の子を噂話の題材にする時や、よっぽど自分の子に対しての怒り心頭な時に使う感じです。フランクに人の子に向けて言う言葉ではないです。

 「あの家はいけずごばっかであばかんけん。」→あの家の子供はやんちゃなのばっかりだから、収拾がつかないんだよね。

 「おみゃっしゃんみたいないけずご、あだん知らんけん!!」‥おまえみたいな悪ガキ、私の知ったことではない!!

 等々の会話がネイティブスピーカーの家庭内で繰り広げられています。

 などと言っていたら、一記事のボリュームが少々盛沢山になってきてしまいました(・_・;) 残りの2つの解説はまた次号でさせていただきます。お楽しみに。

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