お互いにちょっと気不味い空気を感じながらも
ここは大人の対応に期待して、笑☆
僕は看護婦さんの腕からパパの腕に抱きとられた
僕のパパはね♪
凄く背が高くて腕も長くて手も凄く大きいんだ
だから看護婦さんに抱かれている時と見える高さが全然違うんだよ
見えるって言ってもさっき生まれたばかりで見えるのかって思うでしょ?
勿論遠くの物は見えないよ、
でも抱っこしてくれる人の顔位の距離の物は判るんだ
それと声もね♪
特にママやパパの声は毎日聞いていたから安心出来るし
生まれて初めて見たのがママの顔☆
きっと一生忘れないと思うんだ
パパは僕の顔をじっと見て
ほっぺを突ついて関心を引こうとするんだけれど
僕はお腹が空いてたまらないから
いつまでもパパに付き合っていられないよぉって
もう一度「お腹すいたよ~☆」って大きな声で泣くと
やっとママのそばに連れて来てくれて
ママが初めて僕におっぱいを飲ませてくれたんだ☆
ママの初めてのおっぱいには僕が病気になり難い様に
ママの免疫が沢山入っているし、
栄養たっぷりなんだって!
僕がママのお腹にいる間にパパとママは一生懸命勉強してくれて、
僕の為に少しでも良いものをといつも気にかけてくれていたんだよ
そのおっぱいを今初めて飲んでいるんだ♪
ママも僕も初めての事だから上手く出来るか心配だったんだけれど
そんな心配しなくても大丈夫だったみたい♪
僕は食いしん坊のママの性格を受け継いだのか
初めてにしては凄く上手に飲めたし、
ママのおっぱいも飲みやすい様になっていたんだ
きっとパパが一生懸命手伝って(笑)くれたからなんでしょ☆?
有難うパパ☆
お腹が一杯になったらゲップが出そうになってきた
気持ち悪いよ~~泣 って言いかけたら、
ママが僕を肩に抱き上げて
優しく背中を擦ってくれたんだ♡
“ゲフッ!”と気持ちよくゲップが出て、
ちょっとおっぱい戻しちゃったけど、
スッキリした♪
お腹がスッキリしたと思ったら
今度はお尻のあたりが気持ち悪い
なんかおもらししたみたいだ 汗
看護婦さんが僕をママのベッドから離れた所に連れて行ってくれて
お尻を綺麗にしてくれた
「あ~さっぱりしたな☆」と思ってると
パパがじっと僕を見ているんだ、、
「やめてよ、いくら男同志でも恥ずかしいだろ?」って
思っていると
「こんなに小さかったんだ♂ 恥」って
パパが何気に言うから
看護婦さん何か変な想像していたのか
必死に笑いを堪えてる 笑
パパ、気が付かなかった?笑
息子として恥ずかしいじゃないか。。
天下の皇太弟も僕の前じゃ只のパパなんだね♪
そりゃ、今は小さいですよ!
でも初めからパパと同じじゃママが困るでしょ♂?笑
きっとそのうちパパを見返す日がくると思うから
その時は勝負しようね 爆笑>>>!
その日の夜、皆が寝静まった時間にお腹が空いて泣いていると
看護婦さんがミルクの用意をしてくれた
え~ミルクなの?
ママのおっぱいがいいのにな?
お口に入れた時の感触がなんとなく違うから
ママが良いって、一応抗議はしたんだけど、
ママは疲れただろうし、
しっかり眠ってまた明日からおっぱいをたっぷり
出して貰える様に眠って貰った方がいいよね♪
なんて思いながら飲み始めたら
ドアの開く音がして入って来たパパに看護婦さんが聞いたんだ
ミルクを飲ませられますか?って
パパは
「いいんですか?」って言いながら
嬉しそうに僕を抱きとってくれたんだ
パパの腕は大きいから安心出来るし、
優しく抱いてくれるからゆったり出来ていい気持ち
パパの腕に抱かれながらママのおっぱいを飲ませて貰っている僕
最高だな☆
このパパとママの子供に生まれて良かった♪
でも、何年後に後悔する日が来るんだろうな、、、ハア!!
生まれながらに皇位継承順位第2位なんだものね
そう言えばパパ、もう眠っている時間じゃないの?
さっき看護婦さんからそう聞いたけど?
そっか、
パパ興奮して眠れないんだね?
見かけ通り(笑)神経質だものね
しっかり眠っておかないとダメだよ!
これから暫くは僕が「お腹すいたよ~☆」と言う度に起こされるのだから
さあさあ、僕もお腹いっぱいになったし、
お尻もすっきりしたからもう寝るね、
パパもぐっすり眠って!!
眠れない時の必殺技があるでしょ?
ママをギュッと抱き締めてゆっくりおやすみなさい☆
今夜は目を瞑っていてあげる。。☆
ママ、僕のパパをよろしく♪