ジンの部屋は元のチェギョンの部屋でチェギョンのベッドの隣に
小さなベビーベッドが置かれている
そのベッドには駒が付いていて、移動式になっているので、
夜寝る時は僕らと一緒に僕の部屋のベッドの隣に置かれて、
昼間はチェギョンの部屋に置かれる事になっているんだ
昔は乳母が面倒を見たので親王と一緒にいる事は出来なかったのだけれど
今回からは僕らの手で育てる事が許されたのでこの方が都合が良かったんだ
これはチェギョンのアイデアでジンが生まれる前に蔵の中から見つけた
僕と姉上が使っていたベビーベッドに移動式のこまを付けた物
リメイクすれば充分使えるからとチェギョンが柵の所に
可愛い動物の絵を描いたり花の模様を描いたり♪
この日を楽しみにしていた日々が懐かしく感じる
このベッドに寝かされたジンは小さいながらも大の字で
大きな顔をして眠っている♪
そうだよ、
ここがジンの家でこれがジンのベッドだよ☆
堂々と大きな顔をして眠ればいいんだ
お前の寝顔はママにそっくりだな♡
思わずその愛らしいほっぺにキスをした
私は大きな顔をして寝てないわよ!petit怒
と僕の独り言を聞いていたチェギョンが
ジンと同じ様に可愛い頬を膨らませ僕に抗議している
大きな顔って、大きさの事じゃないよ、
心配事もなく安心しているって言いたかったんだ
赤ちゃんなのに心配事があったらどうするんだ?
大きな顔で眠っている事が僕らには嬉しい事だろ☆
そういう意味ならそうね、
私もシン君が一緒にいてくれると安心して眠れるから
大きな顔して寝てるかもしれないな、笑
顔だけじゃなくてお前は寝相もだけどね 笑
それってどういう意味?聞きづてならないわね?
だって寝相は良いとは言えないだろう?
どうしてよ、怒
いつも朝起きた時はシン君の胸の中にいるじゃない?
起きた時はそうだけど。。。
真夜中の事までは覚えてないって事か・・・
僕は何度もお前に起されているのに
お前は一度眠ると朝までぐっすりだもんな♪♪
いくら言っても信じないんだろうなぁ・・・
でも、どんなに凄い寝相でもチェギョンと一緒に眠れるのが嬉しい♪
やっと戻ってきた僕の部屋で親子三人の生活が始まるのかと思うと
なんだか心が暖かくなる
ジンはベッドで上向きに眠りながら両手をパーに開いて
何と無く口をむにゅむにゅさせている、
何か夢をみてるのかな?
おっぱい飲んでるつもりなのかな?
紅葉の様な小さな手、
まだおっぱいしか触ったこと無いんだよな
眠っているのに僕の指が掌に触れるとギュッと握り返す
思ったよりもしっかりと、
原始反射だと判っているけど
ほんとに不思議なんだよな、
この小さな足の裏
まだ、どこの大地にも触れたことないんだよな
掌も足の裏も同じ位に柔らかい
本当に僕の子供なんだよね?
まだ信じられない、本当に可愛い!!
どんなに長い時間見ていても飽きない
子供ってこんなに可愛いものなんだぁ♡と感慨に耽っていると
「シン君?」という声で我に返った
シン君明日からまた、学校が始まるんでしょ?
早く寝ないと起きられないわよ
判っているんだけど、ジンから離れられないんだよ
1時間毎に大きくなっている気がするんだ
明日学校を休もうかな?
何言ってるの、
これからも毎日大きくなっていくのに
パパがそんな事でどうするの、
ずっとジンに付いてるつもり?
冗談に決まってるだろう?
それ位に離れたくないって事だよ、
ジンだけ?拗ね>>
チェギョン焼き餅妬いてるのか?
だって、私の方を見てくれないんだもん。。
そうか?
お前だってジンの事ばっかり構っていただろう?
そんなこと無いわよ、拗≫
喧嘩は止めよう
少なくとも子供の前ではね☆
僕がどんなに寂しかったか判っただろう?
これからはジンと同じ位には構って欲しいな♡
ごめんね、シン君、ずっと寂しい思いさせてきて、
今日からはジンよりもっとシン君のことを大事にするわ。
二人が海で溺れたらジンを棄ててもシン君を助けるから安心して♡
おい、そこまでしなくていいよ、
ほんのちょっと僕の方に気を廻してくれるだけでいいから、汗
ジンを助けてくれよ、泣き。。
冗談よ、
二人を助けて私も助かる方法を考えるから任せて頂戴!!
逞しいな、お前は 笑
そりゃあそうよ、
あんなに痛い思いして母親になったんだもの
ちょっとやそっとの事でへこたれたりしないわよ♪
なんだか、末恐ろしい、
僕きっとチェギョンの尻に敷かれてるんだろうな~
絶対この部屋だけにしておかないとな!!
女房の尻に敷かれた皇太弟なんて
国民全員がドン引きだよなぁ きっと!!●~*汗