発売から二週間を迎えた『モンスターハンターダブルクロス』。
そろそろネタバレを書いても大丈夫かなと思い、発売前には公開されてなかった要素や、
発売後詳しいことが判った仕様などをまとめます。
◆アイテムお届け隊
発売前に公開されていた、アイテムお届け隊を使用している映像において、
すべてアクションの「イェーイ」を使うとアイテムが届けられていたため、
この方法でアイテムを届けてもらうかと思っていたのですが、そうではなく、
届けてもらうアイテムセットの内容によって届くまでの条件が違うということがわかりました。
「クエスト開始〇分後」、「ダメージを一定以上受けたら」、「特定のアイテムを使い切ったら」などなど、
アイテムが届く条件がそれぞれセットによって異なります。
申請は研究所かアイテムボックスから龍歴院ポイントを支払うことで行えます。
◆『クロス』初登場モンスターのG級行動
前作で初登場したモンスターのG級行動をまとめます。
(G級オストガロアのみまだ未確認)
・ホロロホルル
ライゼクスのように翼を叩きつける行動が追加。結構ダメージが大きいので注意
・タマミツネ
身体をくねらせながら2連続突進。判定の方向がわかりづらいのでガードめくられに注意。
また、G級行動ではないものの、ふたつの仕様変更がされており、
ランク問わず水ブレスを正面に放つパターンが追加されている。突進後に連携して使用する場合はほとんどこの正面に放つパターンになっている。
もうひとつは、大きいほうの泡に当たると一発で泡まみれ状態になる仕様に変わっている。
・ライゼクス
翼の叩きつけが2連続になっている。2発目は必ず軸合わせ、後退を駆使して的確に狙ってくる。
前作で叩きつけのスキに慣れている人ほど引っかかるためかなり危険。
もうひとつ新行動で、空中から尻尾を地面に突き刺し放電する行動もG級から追加される。
放電後は尻尾を引き抜くまでスキができるのでチャンス。
・ガムート
前足での踏みつけの構えから後ろに倒れ込み、尻で押しつぶす行動が追加。
完全に不意を突かれるので注意。
前足を持ち上げた際に踏みつけの軸合わせをしてこなかったら高確率でこれ。
・ディノバルド
噛みつきから尻尾叩きつけに繋げてくるようになる。
また尻尾を振り上げてからそのまま少し狙いを定める間をおいてから叩きつけてくるパターンも。
二つ名のほうもこのパターンを使用してくる上に爆発付き。
◆発売前未公開モンスター
・閣蟷螂 アトラル・カ
集会所ラスボス。あろうことか甲虫種であり、大きさもアルセルタス二匹分くらいしかない。
糸を巧みに操り、瓦礫や撃龍槍を武器として使ってくる。
ゴグマジオスといい、撃龍槍を持つのはモンスターたちの間でトレンドなのか?
ここまでは普通の大型モンスターらしい戦いになるが、しばらく戦ってダメージを与えていくと、地面に向かい糸を射出し、
超巨大龍の形をした鉄の瓦礫を地面の中から手繰り寄せる。
そしてその巨大龍のオブジェの胸元へアトラル・カが移動したと思うと、
自らの糸で作り出した黄金の繭に包まれながらその巨大龍の瓦礫に「搭乗」する。
するとなんとその巨大な鉄の龍が軋む音を響かせながら動き出す。
この鉄の龍に張り巡らされた自身の糸によって、繭をコクピットとしながらアトラル・カはこれを「操縦」している。
一言でいうと「巨大ロボットに乗り込むカマキリ」。
この巨大龍機戦では、攻撃のスキやダウン中のスキを突いて龍機の上に乗り込むことができる。
途中にある瓦礫のオブジェクトを破壊しながら繭に攻撃を加えていくことになる。
足の糸を攻撃してハメた方が早いとか言わない
大ダウン中は足のほかにも尻尾や頭部からも乗り込むことができる。
また、様々な箇所で採掘ができ、素材やお守りも掘れたりする。
本作では元祖巨大龍であるラオシャンロンも復活しているため、生物の巨大龍と機械の巨大龍で、
また、ラオシャンロン戦では初代の「英雄の証」がBGMで流れ、
アトラル・カ戦では最新版の「英雄の証」が流れるため両者で対比になっているともとれる。
◆発売前未公開復活モンスター
・渾沌に呻くゴア・マガラ
まさかの渾沌マガラ復活。
『4G』に比べて行動パターンはさほど変化はないものの、体力や攻撃力が上がっている。
というのも渾沌マガラと戦えるのはHR解放後であり、そのころは強力な武器が出そろっているため、以前のステータスだと見合わないからだと思われる。
渾沌マガラの武器群ももちろん復活している。相変わらずプラス会心とマイナス会心を併せ持っており、
「狂撃化状態ではマイナス会心がプラス会心に反転してプラス会心に加算される」という仕様もそのまま。
そして念願の、狩技「狂竜身」との合わせ技での運用が可能になった。
というか今作には狂竜化や極限化モンスターがいないので汎用的に運用したいならこれしか方法がない
・猛り爆ぜるブラキディオス
ブラキディオスの特殊個体も復活。
こちらもHR解放後にクエスト受注可能になる。
大まかな挙動は『4G』と同じ。
前作で武器の派生システムが変わったため、今作では「破岩」系の武器からこちらの特殊個体ブラキの武器に派生できる。(ディオスブレイドのまま強化する方面では作れないので注意)
・ミラボレアス
前作では休みだったが、今作でまたまた復活を遂げた。
前作で黒龍を模した武具を作れたこと、
今作でラオシャンロンが復活したことから(ラオシャンロンは黒龍から逃げて砦に来たと考えられている)、
復活を予想した人も少なくなかった。
この復活により、ミラボレアス、アルバトリオンと二大黒龍の共演が実現した。
もう一匹の黒龍は水中がないから仕方ない
・ミラボレアス【紅龍】
バルカンも参戦。
『4G』ではG級のバルカンはすべて特殊個体(ミララース)になっていたため、
ひさびさの純粋なバルカンでのG級参戦となる。
・ミラボレアス【祖龍】
ルーツも参戦。
『4G』ではDLCの、しかもエピソードクエスト限定での登場だったため、
普通に登場するのはかなり久々。
◆クエスト関連
今作から、依頼クエストは誰が受けたものでもクリアすれば依頼達成扱いになるようになった。
そのため食材クエストや装備開放が楽になった。
また、G級の依頼クエストは村貢献度がかなり上がるようになっている。
・特殊許可クエスト
前作に存在した二つ名持ちモンスターのG級バージョンも登場。
出現条件は、「レベル10までの特殊許可クエストを攻略した状態で特定のG級通常個体クエストをクリアすること」。
するとレベル11~15まで順次開放されていく。(名称はレベル11が「G1」、12が「G2」のように変化している)
今作から追加された二つ名モンスターはレベル1~10のクエストは存在せず、
「G1」(レベル11)からとなる。
G級の特殊許可クエストはまた変わった制限が設けられていたり、同時に登場するモンスターが変わったものになっていたりする。
例えば、「一度力尽きただけで報酬金がゼロになる」というものだったり、
「同時に登場するモンスターが獰猛化モンスターや、二つ名持ちモンスター」というものもある。
すべてのレベルの特殊許可を攻略し、尚且つHRが100以上で、
【超特殊許可】と呼ばれる特殊許可クエストに挑むことができるようになる。
このクエストはすべての攻撃が即死級といってもいい超高難度クエスト。
攻略は至難を極めるが、クリアすれば素材はもちろん、
防具の着彩に「明滅」パターンが追加されたり、名前の左に王冠のアイコンが追加されたり、
専用の称号が追加されたり、二つ名防具を防具合成できるようになったりと特典も多い。
◆防具合成の開放について
村クエストを攻略し、尚且つHRを9以上にすると頭防具のみ防具合成が可能になる。
そして、集会所ラスボスのアトラル・カの撃破に成功すれば全身の防具が合成可能になる。
ただ、いくつか制限がある。
・異なるハンタータイプの防具は合成できない
剣士防具ならガンナーの、ガンナー防具なら剣士の防具を合成することができない。
ただ頭装備だけはどちらも装備できるという仕様上、異なるハンタータイプの防具でも合成ができる。
・二つ名防具は対応した超特殊許可クエストをクリアしなければ合成できない
上でも述べたが、二つ名防具をベース、見た目問わず合成するには対応した二つ名モンスターの超特殊許可をクリアしなければ合成が開放されない。
・カプコン作品以外のコラボ装備は合成できない
発売前にも書いたけど一応再掲載。
版権契約上の問題と思われる。
どうあがいても合成はできない。秀逸なものが多いだけに残念。
追記:Switch版MHXX発売と同日のアップデートにより他社版権の防具も合成可能になっています
◆新スキル、復活スキル
・居合術【力】
「抜刀術【力】」と「納刀術」の複合スキル
・逆鱗
「火事場力+2」と「根性」の複合スキル
・痛恨会心
マイナス会心が一定確率で強力な攻撃に変化する
・暗躍
「装填数UP」、「調合成功率+20%」、「隠密」の複合スキル
・SP時間延長
発動させたSP状態の時間が延びる
・軽業師
「体術+1」と「回避性能+1」の複合スキル
・虎視眈々
攻撃を受けた時に狩技ゲージが溜まるようになる。ブレイヴゲージ、レンキンゲージも溜まる
・鉄壁
「防御力UP【中】」と「鉄面皮」の複合スキル
・祝福
「体力回復量UP」と「精霊の加護」の複合スキル
・舞踏家
「フルチャージ」と「回避距離UP」の複合スキル
・無慈悲
「見切り+2」と「弱点特攻」の複合スキル
・増収
「強運」と「捕獲達人」の複合スキル
・痛打
「スタミナ奪取」と「KO術」の複合スキル
・護石系統倍化
装備している護石のスキルポイントが倍になる
護石のスロットに入れた装飾品のポイントも有効
・お守りマニア
「お守りハンター」と「採取+1」の複合スキル
・心剣一体
「業物」と「心眼」の複合スキル
・剛弾
「通常弾・連射矢UP」、「貫通弾・貫通矢UP」、「散弾・拡散矢UP」の複合スキル
・護法
「毒無効」、「麻痺無効」、「眠り無効」、「気絶無効」の複合スキル
・トラップマスター
「罠師」と「ボマー」の複合スキル
・グルメ
「早食い+2」、「お肉大好き」、「キノコ大好き」の複合スキル
・刃鱗磨き
回避行動で武器の斬れ味が回復する。ボウガンは回避時に弾が装填され、弓は接撃ビンが強化される
(武器にセルレギオス武器と同じ能力を付与する)
・キープラン
ダッシュ時にスタミナが一定より減らなくなりダッシュし続けられる
・属物強化
「属性攻撃強化」と「アイテム使用強化」の複合スキル
・鋼殻の護り
「火耐性【大】」、「南風の狩人」、「細菌研究家」の複合スキル
・炎鱗の護り
「毒耐性」、「盗み無効」、「自動マーキング」の複合スキル
・霞皮の護り
「風圧【大】無効」、「北風の狩人」、「だるま無効」の複合スキル
・盾使い
「ガード強化」と「スタミナ急速回復」の複合スキル
・真打
「斬れ味レベル+1」と「攻撃力UP【大】」の複合スキル
・飛行酒場の心
「笛吹き名人」と「KO術」の複合スキル
・挑戦者の納刀
モンスターが怒り状態の時に納刀すると一定確率で武器の斬れ味が回復する。
絶対回避や太刀の大回転斬りの納刀には無効。イナシによる納刀は有効
・スキル加点+2
スキルポイントの合計値にそれぞれ+2する
・龍気活性
体力が三分の二以下になると龍属性やられになり、属性耐性が大幅にあがり、攻撃力も上がる
・龍識船の心
「龍耐性【小】」と「細菌研究家」の複合スキル
◆新二つ名スキル
・鏖魔の魂
「攻撃力UP【大】」と「回避性能+2」の複合スキル
・朧隠の魂
「装填速度+3」、「高級耳栓」、「心剣一体」の複合スキル
・銀嶺の魂
「ランナー」、「鈍器使い」、「通常弾・連射矢UP」の複合スキル
・青電主の魂
「超会心」、「連発数+1」、「斬れ味レベル+1」の複合スキル
・天眼の魂
「見切り+3」と「挑戦者+1」の複合スキル
・鎧裂の魂
「ガード性能+2」と「納刀術」の複合スキル
・真・紅兜の魂
「逆恨み」、「集中」、「ランナー」の複合スキル
・真・大雪主の魂
「回避距離UP」、「乗り名人」、「スタミナ急速回復」の複合スキル
・真・荒鉤爪の魂
「高級耳栓」、「早食い+2」、「SP時間延長」の複合スキル
・真・岩穿の魂
「火事場力+2」、「拾い食い」、「砲術王」の複合スキル
・真・金雷公の魂
「集中」、「体術+2」、「力の解放+2」の複合スキル
・真・黒炎王の魂
「風圧【大】無効」、「攻撃力UP【大】」、「火事場力+1」の複合スキル
・真・紫毒姫の魂
「状態異常攻撃+2」、「広域化+2」、「薬草超強化」の複合スキル
・真・白疾風の魂
「見切り+3」、「回避性能+2」、「隠密」の複合スキル
・真・隻眼の魂
「気絶無効」、「挑戦者+2」、「不屈」の複合スキル
・真・宝纏の魂
「お守りハンター」、「英雄の護り」、「腹減り無効」の複合スキル
・真・矛砕の魂
「業物」、「反動軽減+2」、「精霊の加護」、「体術+1」の複合スキル
・真・燼滅刃の魂
「斬れ味レベル+2」、「弾道強化」、「砥石使用高速化」、「ボマー」の複合スキル
・真・銀嶺の魂
「ランナー」、「鈍器使い」、「通常弾・連射矢UP」、「攻撃力UP【中】」の複合スキル
・真・青電主の魂
「斬れ味レベル+1」、「超会心」、「連発数+1」、「虎視眈々」の複合スキル
・真・天眼の魂
「見切り+3」と「挑戦者+2」の複合スキル
・真・鏖魔の魂
「攻撃力UP【大】」、「回避性能+2」、「明鏡止水」の複合スキル
・真・朧隠の魂
「高級耳栓」、「装填速度+3」、「心剣一体」、「罠師」の複合スキル
・真・鎧裂の魂
「ガード性能+2」、「納刀術」、「刃鱗磨き」の複合スキル
◆その他仕様について
・レンキンスタイルが発動するSP状態
レンキンスタイルはアイテム生成に費やしたゲージ量によって発動できるSP状態が4段階まで存在するが、
この段階があがったSP状態も仲間に付与できる。
例えば段階をⅣまで上げた状態でSP狩技を使うと味方全員がSP状態Ⅳになる。
また、現在発動可能なSP状態の段階によってマカ錬金タルの中心の色が、
SP狩技のゲージを覆う色と同じく変化していくため、(黄→橙→赤→紫)
味方もどの段階を発動できるかが視覚的にわかる。
・イナシによるダメージ
ブレイヴスタイルでのイナシで受けるダメージはすべて赤ゲージになる。
危ないと思ったら赤ゲージ回復アイテムで即回復できるほか、スキル「逆恨み」との相性も抜群。
また、イナシによるダメージは1で止まるため、イナシで力尽きることはない。
「イナ死」にはならない
・一部モンスターの攻撃エフェクトの変更
モンスターが水上を歩いた時や、ラギアクルスの回転雷球、アグナコトルの尻尾振り回しなど、
エフェクトがより派手なものに変更されている。
・上位装備の限界突破について
上位装備は限界突破してもG級防具の未強化レベルの防御力にしかならない。
G級防具はスキルポイント的にも上位防具を大きく引き離す性能を有するため、
上位防具の限界突破はG級装備を手に入れるまでのつなぎ程度にしかならない。
なお、武器の方は上位のものから限界突破していってG級のものにするのが基本のため、
既存のモンスターのG級武器の手入には限界突破はほぼ必須となっている。
・モンスターのグラフィック、モデリング変更
モンスターのテクスチャが前作より繊細になっている。
おそらく『4G』であった、「new3DSでのみ専用のテクスチャに変更される」機能が今作でも追加されていると思われる。
また、前作で短くなっていたドボルベルクの尻尾が従来作品の長さに戻っている。
・狩技のヒットエフェクト、SEの変更
狩技の攻撃ヒット時のSEが独自のものに変化し、ヒットエフェクトが派手なものに変わっている。
また、獰猛化モンスターの赤黒い靄を纏ってる部位を攻撃した際のエフェクトが前作よりも控えめになっている。
・防具合成しているプレイヤーについて
防具合成しているプレイヤーがマルチプレイ(ローカル、インターネット問わず)に来ると、
下画面のプレイヤー一覧の武器のアイコンと入れ替わりで防具のアイコンが点滅する。
(前作で改造を行っていたプレイヤーの武器アイコンが変なものに変化していたという事例があったせいか、
今作で防具合成を知らないプレイヤーに改造と勘違いされる事例も少なからずあるもよう)
・一部防具の着彩部位の変更
セイラーシリーズで確認されている仕様。
今まではスカート、襟、縞パンの縞など色がついている部分の変更ができたが、
今作では逆に、「そこではない部分」、つまり「白い部分」のみ変更という仕様になった。
理由としては、セイラーシリーズの色違いの「マリネロシリーズ」が登場したからだと思われる。
(セイラーの着彩部分が今まで通りだとマリネロの見た目的な存在意義がなくなってしまうため)
マリネロはスカートや襟のメインカラーが薄いブラウンなため、白い部分を色変えしても色によっては十分いい見た目になるが、
セイラーは彩度が高い青がメインなので、白い部分をどんな白以外のどんな色に変えても合わないという悲劇を見ることに。
せいぜい胴だけ同じ彩度の青が合うくらいしかない。
セイラーソックスを色変えする場合「青はあるけど白を使わない縞パン」という高レベルな色彩センスを求められることになる。
一方で、ニーソックス本体部分の色を変更できるようになったというメリットもあるにはある。
・上位の追加クエスト
追加されたクエストはG級や村上位だけではなく、
集会所上位にもいくつか追加されている。
前作ではDLCだった「獰猛化イビルジョー」、「獰猛化ラージャン」、「獰猛化リオレイア希少種」、「獰猛化リオレウス希少種」が通常のクエストとして追加されている。
なお今作から追加されたクエストはランク問わず青文字で書かれているためわかりやすい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます