時のつれづれ(北多摩の爺さん)

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連合会長が国葬に出席

2022年09月16日 | 時のつれづれ・長月 

多摩爺の「時のつれづれ(長月の30)」
連合会長が国葬に出席

国葬ネタの連続投稿になって、新鮮さと面白みに欠けてしまったが、 
27日に行われる予定の、元総理の国葬に・・・ この国の、労働組合の代表でもある、
連合(日本労働組合総連合会)の会長が出席するそうだ。

しかも、連合の支援を受けている野党第一党が、
国葬への欠席を決めた日と同じ日に、出席を表明したんだから驚いたが、
世論調査では、未だに反対の意見が多いなかで、
労働者の代表として出席するというのだから・・・ 驚きを超えた、チョー驚きだった。

作日の午前、野党第一党の代表は、政府に求めた質問書の回答が帰ってきたことを明らかにすると、
「残念ながらゼロ回答で、相変わらずの回答が繰り返されただけで誠意がない。」として、
筋書き通りの展開で役員会を開催し・・・ 欠席することを決め表明に至っている。

一方で昨日の午後、連合会長は、閉会中審査での説明を経て尚、国民の理解が広がった状況になく、
いまからでも理解に繋がる具体的な対応を取るべきと・・・ 注文を付けたものの、
海外から多くの来賓が参列するなかにおいて、
国葬のあり方と、総理経験者が凶弾に倒れたことに弔意を示すことは、区別せねばならないと考え、
苦渋の決断としながら・・・ 出席すると表明している。

支持政党と、支援団体の判断は・・・ なぜ、真っ二つに分かれたのだろうか?
あくまでも個人的な推測になるが、
元総理が連合とともに取り組み、答えを出した「働き方改革」にあるのではなかろうか?

亡くなった元総理は、政権が発足して間もなく、連合会長をメンバーに入れた政労使会議を立ち上げ、
官製春闘だと揶揄されながらも・・・ 賃上げに尽力したのみならず、
長時間労働とも向き合い、残業時間に上限規制を設けたり、
正規と非正規の、待遇の差をなくす「同一労働同一賃金」を織り込んだ、
「働き方改革法」を成立させ、外国人労働者の門戸を開く法律改正にも務めている。

そのとき、野党は・・・ なにをしていたのか?
こういった労働問題に、取り組んでこなかったとはいわないものの、
モリ・カケ・サクラの追求がメインであって、
こういった問題に取り組んだイメージは、私の認識不足なんだと思うが、記憶には残っていない。

本来なら、労働組合を束ねる連合の支持を得た野党の第一党が、
先頭に立って、最優先で取り組むべき重要な課題だと思うが、
それを時の政権が引き受け、前に進めたことは、重く受けとめるべきであって、
元総理に任せっぱなしにしてきたのが・・・ 現実ではなかっただろうか?

おそらく、連合会長には・・・ そういった思いが、
頭の片隅にあったんだと推察する。

連合会長の、国葬への出席表明を受けて、
SNSを使って欠席を表明した、野党第一党の元幹部が、
早速、噛みつき・・・ 連合会長の苦渋の決断を、批判をしている。

弔意の強制につながるとして、反対しておきながら、
弔意への反対を、他人には強制するんだから、
言ってることと、やってることに整合性がない、ダブルスタンダードそのものだと思う。

このツイートは、政治家としては・・・ けっこう重たい発言であって、
悪気がないというか、あまり深く考えてないのだろうが、
他人の内心や、自由を強制しようとしており、
統制を求める大陸のような恐怖政治に、さりげなく触れた・・・ 重大発言ではなかろうか?

私は元女性幹部のSNSでの発信には、批判的な立場にあるが、
表現の自由には、寛大な方だと思っているし、思考はひとそれぞれで良いとも思っているが、
政治家のダブルスタンダードには・・・ ひと言申さずにいられない。

悪いことは言わない。
早々に詫びを入れるか、撤回すべきだろう。

国葬が行われる翌週には、臨時国会が招集されるらしいが、
元総理の追悼演説を・・・ 野党第一党が行う方向で、調整されているらしい。
どのような言葉を紡いで、故人の功績を称え、悼むつもりなんだろうか?
野次馬根性の丸出しで、失礼だと思うが・・・ 興味津々で聞かせてもらおうと思っている。

云わずもがだが・・・ 政治には光と影があり、表と裏があり、
結果として、それが功にもなるし、罪にもなったりもする。

SNSやネットの掲示板には、連合会長の国葬出席に、厳しいコメントが多いが、
そういった、元総理の功と罪を天秤にかけたうえで判断し
労働組合の大命題に、真摯に向き合い・・・ 当面の課題を、一歩前に進めた元総理に、
礼を持って応えたのが・・・ 連合会長だったと推察する。

あくまでも、私的な見解になるが、
そういった視点で捉えれば、連合会長が下した決断は、
野党第一党の議員には、思いつくことすら頭のなかになかった、
勇気があって、とっても尊く重たい・・・ 苦渋の決断だったのではなかろうか?

閑話休題
前もって触れることを怠ってしまったが、本件はあくまでも個人的な思いであって、
コメントをいただいても、勝手ながら議論するつもりはないので、
申し訳ないが、ご理解をいただきたい。


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2 コメント

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Unknown (しゃちくん)
2022-09-25 13:39:26
良識ある記事に感謝です。
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Unknown (多摩爺)
2022-09-25 15:15:12
しゃちくんさん、恐縮です。

功罪あるのは承知してますが、
メディアの扱いが、怒りを通り越して笑ってしまうほど偏りすぎています。
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