多摩爺の「時のつれづれ(長月の46)」
愛は地球を救う。(24時間テレビ)
全国ネットのテレビ局が「愛は地球を救う。」を掲げ、24時間かけて募金を集める番組がある。
集まった募金に着服問題が発覚し、批判があったものの、
福祉活動や、環境や災害復旧などに支援をしていくことは、とっても素晴らしいことだと思うので、
着服問題とごちゃ混ぜにするのは・・・ ちょっと間違っているだろう。
そんな、一晩ぶっ通しで24時間放映される番組に、イチャモン付けるわけではないが、
今年に限っていえば・・・ 三つほど違和感を持っている。
まず一つ目は、毒舌が売りの人気芸人を、
同局OBの人気アナウンサーや、女子アナウンサーに加えて、
総合司会の一人として起用したことだろう。
毒舌を吐こうが、キレて怒ろうが、パンツ一丁になろうが、頭や体をいくらどついても、
それはそれで彼らが磨きを掛け、いまのポジションを確保した芸風だし、
ハラスメントや、公序良俗に影響がないのであれば、
あくまでも芸であることを尊重して、認めるべきだとは思っている。
然は然り乍ら(さはさりながら)・・・ 「愛は地球を救う。」という番組の金看板に、
上から目線でイジり、小バカにしたような口調で笑いを取る彼の芸風は、
金看板に、はたしてマッチしてるのだろうか?
うちの女房に至っては、他人を小バカにしたような口調が、どうしてもお気に召さないらしく、
芸風にイチャモン付けるわけではないとは云うものの、
彼には彼に合った番組があるはずで、こういった番組にはそぐわないと思うし、
「愛は地球を救う。」の総合司会することに・・・ イメージができないと手厳しい。
極めつけは・・・ 昨夜、チャリティマラソンを走るランナーに向けて発したひと言だった。
相手が年下で、いくら後輩芸人だろうと「おまえ」呼ばわりはないだろう。
正直言って「なんだ。こいつは・・・ 。」と思ったぐらい腹が立ち、
情けないというか、あまりにも無礼が過ぎて・・・ 総合司会には不適格だったと云わざる得ない。
続いて二つ目は、土曜日の朝から東京は雨が上がっていたものの、
台風10号の影響で、夕方から日曜の朝にかけて・・・ 関東甲信地方には、
線状降水帯が発生する可能性があるとの予報がでているにも拘らず、
日産スタジアム内の周回コースとはいえ・・・ チャリティマラソンを強行したことだろう。
伴走する市民ランナーの出場は取りやめとなったらしいが・・・ 気になるのは、
翌日の予定が発表されてないが、九段の武道館に戻るとすれば、
横浜から東京都心までの移動であり、ランナー見たさと、テレビに映りたいがために、
雨が降ろうが降るまいが、沿道で応援する方々が多く出てしまうことである。
降り続いた豪雨で汚泥が流出して、衛生環境を含む道路事情の悪化が予見されているなか、
交通網にも影響がでてるというのに、事故が起こったらどうするんだろうか?
今年は例年と違い、環境が変わっていると云うことが・・・ 分かっているのだろうか?
天候を考慮したのだろう、チャリティマラソンの初日は企画が変更され、
ランナーが日産スタジアムにある競技用のトラックを、淡々と走る姿が放映されていた。
単純なコースを、なん10周走らせるつもりなのか?
ひょっとしたら・・・ 100周を越えるんじゃなかろうか?
企画に穴を開けられないというだけで、
拷問のようなことをしてまで、チャリティマラソンを続ける意味が、私には分からない。
雨が降ろうが、市街地を走れば、沿道に集まった方々から応援の声がかるだろう。
どんなに辛くても、無視することはできないし、笑顔で手を振り、応じなきゃならない。
そう思うと、事故が起こらないことを・・・ ただ、ただ願うのみである。
そして最後は、「愛は地球を救う。」との金看板を掲げて、
障がいをもった方々を応援するとともに、その頑張りにスポットライトを当てているにも拘らず、
いまパリで行われている「パラリンピック」の放送に知らんぷりでは、
フォローさせてもらってるブロガーさんも仰ってたが、違和感どころか、強い不満しかない。
この番組では、過去に障がいのある方が、山に登ったり、泳いだりする姿をライブで放映し、
応援の拍手を送ってきたと思うが、時同じくしていま・・・ パリの空の下では、
障がいのある方が目一杯に頑張ってるというのに、それについては別扱いになるんだろうか?
せめて深夜の時間帯ぐらい、パラリンピックをライブ放映しても良いんじゃなかろうか?
今年の24時間テレビは、昨年末にローカル局の幹部による着服が見つかってから、
そもそも論から議論し、知恵を絞って工夫を凝らしていると思っていたが、
予め用意された台本を、淡々とこなしているように見えてしまい、
仕切り直しにも拘らず、ところどころにギクシャク感が透けて見え、チグハグ感が拭えない。
こういった番組であるが故に、マンネリ化するのも分からんではないが、
困ったことに、進行のその先(言葉のやりとり)が容易に想像でき、ワクワク感が伝わってこない。
なにを喋るのか、どういった進行になるのか、
それが分かっていながら、それでウケを狙うのは・・・ 吉本新喜劇の二番煎じである。
チャリティマラソンだって、別にイチャモン付けたかったわけではない。
放映権の問題があって、急に企画の変更ができないのは分かるが、
こういった事態に陥ることが、数日前から分かっていただけに、
パラリンピックの放映が出来なかったものかと・・・ つい思ってしまった。
「あんた、そこに愛はあるんか?」という消費者金融のCMが、なに気に思い浮かんできた。
「愛がなきゃ、地球は救えないだろ。」と思うものの、
今年の台本と進行に・・・ はたして愛はあったのだろうか?
どうしても、そこに目が行ってしまう。
たらたらと愚痴ってしまったが、この番組が社会に貢献してきた功績は大きい思っており、
来年以降も続けて欲しいと思うものの、
そろそろマンネリ化した定型パターンや、いつも見る顔ぶれを一新して、
あっと言わせるような顔ぶれで、斬新な企画と進行に取り組むタイミングにあるような気がしている。
最後に、個人的な思いを押しつけるつもりは、全くもってないものの、
期待するが故に、乱暴な文章になってしまったことについては、
他意はないことから・・・ ご容赦願えればありがたい。
24時間テレビが始まるちょっと前(18時15分ごろ)、
部屋の窓がやけに赤かったので、なにごとかと思い玄関を出てみたら、
もの凄く強い雨が降っていて、辺りは煙ってるのに、西の空が夕焼けで真っ赤っかだった。
美しいというか、不気味というか・・・ ちょっと気になったので1枚撮っておいた。
私も随分前からこの番組には違和感を感じていました。
障がい者の方々は日々様々な環境下で、私たちには分かり得ない辛い言葉を受けたり、あるいは手を貸してもらったり、もどかしさやいろんな感情の中で、あらゆる努力や強いメンタルを持って自分を受け入れて過ごされている事 それは五体満足で生まれた私には想像することしか出来ませんが、障がいを持たれている方々に対しては番組に対する思いとは別物 と言うことを前置きして続けます。
司会者は代々ジャニーズ
ジャニーズ(スマイルアップ)の起用を取りやめにしたのか、興味がなかったので
誰が司会なのか誰が走るのか全く知りませんでした。
仰るとおり、番組の流れが大体分かるだけに
終盤には「負けないで」を歌い「サライ」で終わる
個人的な思いですが、もう飽きてしまってる自分がいます。
災害で被災した方々に寄付を集めて支援する事、街中で見かける24時間テレビのロゴが入ったワゴン車など、全国の人に番組を見てもらって寄付を集める主旨は理解しています。
個人で募金を集めるよりも、大きな支援ができます。
だけど、、、マンネリ化している番組の内容をそろそろ一新して、私のように『番組』に興味がないと言う人は少なからず居ると思います。
人気歌手や人気芸人を起用して見てもらうようにするのではなく、番組の内容に変化を持たせないと、あくまで番組に対してですけど
飽きてしまいます。
気候変動もあり、この暑い中走らせる意味があるのか、疑問に思う事もいろいろとあります。
もっと純粋に支援できる形はないんだろうか
と、うまく伝えられませんが、そのように思います。
全くもって同感です。
企画と運営がマンネリ化してるからこそ、幹部の着服といったスキというか、闇が生まれるんだと思います。
今年を節目というか、ターニングポイントにしていただきたいですね。