時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

ロスはロスでも次元が違う。

2023年03月28日 | 時のつれづれ・弥生 

多摩爺の「時のつれづれ(弥生の35)」
ロスはロスでも次元が違う。

WBCロスというか、侍ジャパンロスというか、ちょっと気が抜けたところに、
雨が降り続いていて、サクラが咲いてるのに出かける気にもなれず、
だからといって、パソコンを開いてもブログを書く気にもなれないまま・・・ 数日ボーとしていた。

そうそう今日(27日)は、故郷の代表・光高校の試合(センバツ大会)があると気づいて、
テレビを付けたら、山梨学院に先制したまでは良かったが・・・ 後が続かず完敗(ガッカリ)

女房は近所のババ友(女房がそう言ったんで、私が言ったんじゃない。)と約束してたらしく、
立川の昭和記念公園まで花見に行くというので・・・ 気がついたら独りぼっちである。
そんでもって、二日ほど雨で休んでたウォーキングに出かけることにした。

ホームコースの玉川上水緑道を歩いて・・・ 気がついたのは、
雨上がりだから、ところどころで水溜まりがあったり、泥濘んでいるのは仕方ないが、
ここ数日の間に、随分と草木に新芽が出ていて、葉っぱが落ちて殺風景だった遊歩道に色味が加わり、
いつもの見慣れた緑道に変貌させようとしていた。

さらに・・・ 天空よりホーホケキョと囀る、法華経の業者の声の方に目をやると、
つい先日までは、あれほど見えていた空が、小さな葉っぱで覆われ始め、
空が半分ぐらいになっているんだから驚く。
どうやら自然界では、気がつかないうちに、春たけなわのようである。

小一時間ぐらい歩いただろうか、じんわりと汗を掻いて、
コンビニで、弁当でも買って帰ろうと思って・・・ 自動車が走る大きな通りに出たら、
監督の母校に、WBCの優勝を祝して栗山監督を称える、縦横2枚の垂れ幕が掲げてあった。

優勝した当日(22日)、車で通ったときにはなかったので、きっと慌てて作ったのだろう。
もちろん、栗山監督本人から了解を得ているんだと思うが、
年齢から逆算すると、たぶん栗山監督は44~5年前の卒業生になるはずだが、
世界一の快挙だから、半世紀ぐらい前のOBでも、これぐらいあっても良いだろう。

ひょっとして、監督や主力選手は特別なのかもしれないが、
それでも、選ばれた選手の地元や出身校は、きっと大変なことになっているのではなかろうか?

テレビでやってたけど、WBCの選手と同姓だったら3割引で、
栗山さん、大谷さんだったら、5割引なんて惣菜店もあっったぐらいだから、
監督の地元なんだから、探してみたら・・・ 割引してるお店があるかもしれない。(知らんけど)

例えそれが、便乗商法であろうと、
この国を巻き込んでの・・・ 経済効果という視点で捉えれば、
物価高のなかで、財布の紐を緩ませたんだから、大きな実利があったといっても良いだろう。

なにはともあれ、この国が元気になることは良いことだと思う。
昨夕のニュースに寄れば、今日明日には参議院の本会議が開かれ、来年度予算案が成立するらしい。
遅滞なく議論が進むことは悪くはないが・・・ ようは、議論の内容ではなかろうか?

野党は放送法に関わる行政文書の真贋で、当時の大臣と子どもの喧嘩を繰り返し、
さらには、総理がウクライナに持っていった土産(しゃもじ)を小バカにすることで、
いたずらに時間を使っていたが・・・ なんか成果はあったのだろうか?

この国の今後や、あるべき姿(少子化、防衛費)を問い、
丁々発止の熱い議論に期待してたんだが、
2ヶ月も議論する場があったのに・・・ 残念ながら、オマケ程度の扱いだったし、
対案を示さず、喧嘩腰で批判ばかりだから、嫌みを言ってるようにしか見えない。

おそらく少子化対策や防衛費についても、議論をしてるんだろうが、
見方であるはずのメディアが、そこを報道しないんだから、
国民の思いが・・・ 「野党は、いったいなにをやってんだ。」になるのも致し方ない。

WBCロスは、大きな仕事をやりきった(確認した)後の、燃え尽き症候群だけど、
国会審議の中継を見ていたら・・・ ロスはロスでも、
低レベルの論争による虚無感と、いたずらに費やした時間のロスだから、
もはや・・・ 次元が違うとしかいいようがない。

信じて、任せて・・・ そして、感謝する。
WBCでは上手くいったのに、国会ではそれが出来ないようである。

一流のプレーヤー(議員)が、揃ってないのか?
それとも、役職者などの指揮官が、その域に達してないのか?
はたまた、この国の最高レベル頭脳(役人)が保身のために足を引っ張るのか?
信じて1票を投じ、任せたつもりだが・・・ いまはまだ、感謝することができない。


栗山監督の母校の正門と校舎には、同校の硬式野球部OBでもある、監督のWBC優勝を称えて、
縦横の2枚の垂れ幕が掲げられていた。

雨上がりの玉川上水緑道は、ところどころで泥濘んでいたが、
緑道沿いの草木に目をやると、萌葱色の新芽がいっぱいで、季節の移ろいが実感できる。


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6 コメント

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Unknown (ne0502)
2023-03-28 07:06:54
おはようございます。
栗山監督が、地元でスグ近くの高校卒とは
ビックリでした。
てっきり、北海道と思ってましたから
私も行ってみよう
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Unknown (多摩爺)
2023-03-28 07:24:54
ne0502さん、おはようございます。

なんだかんだ言いたい人がいますが、地元民としては朗報であって嬉しいことです。
正門横の校舎には、大きな垂れ幕もありましたので見てください。
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季節は移って (りりん)
2023-03-28 14:19:33
萌葱色の新芽、大好きです。
玉川上水緑道、素敵なところですね。
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Unknown (多摩爺)
2023-03-28 14:49:15
りりんさん、こんにちは

萌葱色が楽しめるのは、あと2週間ぐらいでしょうか。
あっという間に新緑となり、連休ごろには深緑になって、ウォーキングの天敵でもある日差しを遮ってくれます。
緑も良いですが、アスファルトじゃなく土の上を歩けるので・・・ それもまた格別だと思います。
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Unknown (道草♪)
2023-03-28 18:26:43
初めまして、フォローさせていただきました道草♪と申します。

フォローしていただき、またご丁寧にコメントもありがとうございました。

いつも楽しく読ませていただいています!
これからも、どうぞよろしくお願い致します。
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Unknown (多摩爺)
2023-03-28 21:16:02
道草♪さん、こんばんは

ご丁寧にありがとうございます。
こちらこそ、宜しくお願い致します。
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