多摩爺の「時のつれづれ(弥生の49)」
紅麹と黄砂に・・・ ご用心
だれもが一度は目にしたことがあると思うが、「あったらいいなをカタチニする。」を理念に掲げ、
事業者の責任で、科学的根拠を基にした機能を商品パッケージに表示することができる、
機能性表示食品や、独自のアイデア商品を提供してきた会社が・・・ 因果関係は不明ではあるが、
同社の紅麹を使ったサプリメントを服用したことで・・・ 腎機能が低下し、
亡くなった方や、入院された方が出てしまい、連日大騒動になっている。
原因となった機能性表示食品のパッケージには、
「悪玉コレストロールを下げる。」との表示があるらしい。
因みに私は、ここ最近の健康診断で「善玉コレストロールが少ない。」と医師から云われ続け、
運動不足の解消に努めるよう、ウォーキングしているが、サプリメントに頼る気がなかったので、
ドラッグストアで気にかけることもなかったが、
もしも・・・ 意思からサプリの服用を勧められていたら、善玉と悪玉の違いこそあれ、
服用していた可能性があったと思うので・・・ いまさらながらではあるが肝が冷えている。
なお、同社が販売している・・・ その他の機能性表示食品のパッケージには、
「記憶力を維持する。」とか、「目のピント調整機能をサポート」とか表示があり、
この歳になると、記憶力も、視力も、どちらも気にはなるが、
他社のものだが、疲れ目対策としてブルーベリーのサプリは、たまに服用することがある。
また余談になるが・・・ 同社が開発したアイデア商品には、
冷却ジェルの「熱さまシート」、消臭剤の「消臭元」、水洗トイレ芳香洗浄剤の「ブルーレット」、
入れ歯洗浄剤の「パーシャルデント」、外用消炎鎮痛剤の「アンメルツ」、洗眼薬の「アイボン」等、
日常生活において、少なくとも一度はお世話になったことがある商品があり、
生活する上で、同社との関係があまりにも近いことに気づかされる。
とはいえ・・・ 事故を起こそうと思って開発し、販売していたわけはないはずで、
頭ごなしに「表示に偽りあり。」なんて、言うつもりはないものの、
事態の発覚から記者会見や、販売停止に至るまでが・・・ あまりにも悠長だったために、
同社の対応は集中砲火を浴び・・・ 大きな社会問題に至ってしまった。
そして・・・ 遅きに失した感は否めないが、週末に行われた同社の記者会見では、
当然と言えば当然なんだが、丁寧な説明と、補償を含めた真摯な対応を表明するとともに、
被害の拡大防止と原因の究明などの、全容に解明に努めるとともに、
品質管理と危機対応に、外部の専門家の知見をもとに、全身全霊で取り組むと述べていた。
現在分かっていることとして「プベルル酸」が悪さをしているのでは・・・ との説明があったが、
「紅麹」を培養させる過程で、「プベルル酸」が生成されてしまったのか、
それとも外部から混入したのかについては、現在調査中とされ、その結果に注目が集まっている。
また、「プベルル酸」そのものが、腎臓に与える悪さ加減については、
研究や治験が乏しいらしく、しゃっきっとした説明がないのは残念と言わざる得ないが、
問題は「プベルル酸」を未知の生物と例えたことで、新手のコロナウイルスを想起させるとともに、
イタズラに不安を煽ってしまい、深刻な社会問題を招いたと思うが・・・ 如何なものだろうか?
そういった視点で捉えると、会見で対応した経営層や製薬部門はもちろんだが、
社外との窓口として、会見を取り仕切る広報担当のレベルが・・・ あまりにも低すぎて、
上場企業としては、恥ずかしいレベルだと思ってしまった。
報道を見る限り、事前に組み立てたストーリーに則り、
話せる範囲で言葉を選びながら、誠実に対応していたとは思うものの、
事態の発覚からすでに二ヶ月を要し、様々な角度からデータ分析がされていたはずにも拘らず、
会見にあまりに不慣れで・・・ 発言に強い意志が伝わってこなかった。
サプリメントに限れば、摂取しなければ良いだけだが、
食料品を取り扱う多くの店舗が、そういった食材をチェックしてくれれば助かるが、
なかには、チェックをくぐり抜けるものがないとも限らず、
しばらくはこの話題を取り扱う・・・ ニュースや報道番組を見逃せなくなってしまったようだ。
閑話休題
週末の朝、スッキリしないまま報道番組を見ていたら、
女房が突然、素っ頓狂な声を出して、
「凄い霧が出てる。ひょっとして黄砂かも?」というから・・・ たまげてしまう。
「な、ばかな?」と返答し・・・ リビングの外に目をやると、
明け方にカーテン開けたときには、スッキリとした良い天気だったのに、
静かに明けたはずの北多摩の朝が、なんと濃い霧に包まれているから、マジで驚きが隠せない。
その後、「悪いけど、あなたのパンを買うの忘れたから買ってきてくれる?」と云われ、
慌てて着替えて、エコバックを持ってコンビニまで出かけると、
マンションのリビングから見えていた霧は、遠くの視界を遮るぐらい濃かったが、
地上の霧はそうでもなく「なんか煙ってる。」程度たから・・・ この差はいったいなんだろう?
帰宅後・・・ 「霧と靄(もや)の違いって知ってる?」と、女房に問いながら、
見通せる距離が1キロ未満だったら霧(きり)で、1キロ以上になると靄(もや)になり、
100メートル未満だったら濃霧で、水滴以外の微粒子が含まれていたら霞(かすみ)になると、
知ったげに話したら、女房が食いついてきたもんだから・・・ さらに続けて調子に乗ってしまった。
因みに、霞は春の季語で、霧は秋の季語なんだけど、
霞は昼間に表れる現象を意味していて、同じ現象でも夜になると朧(おぼろ)になるので、
この時季の霞んだ月夜のことを朧月夜(おぼろづきよ)だって自信満々に説明すると、
「それ知ってるよ。悪いけど私農家の娘だから・・・ 。」と、
百恵ちゃんもビックリするような・・・ 「バカにしないでよパンチ」が飛んできた。
バカにするつもりなんて、全くなかったので、この話はそれで終ったんだが、
天気予報では、週末は関東にも黄砂が飛んでくるって云ってたけど、
大陸での映像を見れば、黄砂なんて可愛いらしいものじゃなく・・・ あれはもう砂嵐であり、
他国の住民の健康に被害を与えるような・・・ 自然兵器と云っても過言ではないだろう。
毎年、この時季になると黄砂爆弾をまき散らす隣国は、週末に成立したこの国の来年度予算で、
防衛予算が増えたとイチャモンを付けていたが、他所の国の予算を批判する前に、
他国民の健康を、著しく害している自然兵器(黄砂)に対して、
どれぐらいの予算を付けて、どんな対策を取っているのか、まずそれを先に明らかにすべきだろう。
4年前には、自国の旅人を使って、世界各地に生物化学兵器(新型コロナウイルス)を送り込み、
毎年この時季になると、黄砂というお金のかからない自然兵器を、偏西風に乗せて送り込み、
近隣諸国の住民の生活と健康に、著しくを害を及ぼしているにも拘わらず、
勝手なことを言うな・・・ 厳しく申し上げておきたい。
こういった思考や、行動こそが・・・ まさに共産主義であり、覇権主義である。
この国の左派系議員は、これに対しては口でこそ批判するものの、
脳みそに内在する、秘めた思考は同根であり、
研いだ爪を隠していることを・・・ 見逃してはならない。
台湾侵攻を口にし、南シナ海や東シナ海で他国を威嚇する前に、
まずは自国内にあって、自国民でさえも生活面や健康面で被害が著しい、
巨大な砂漠の緑化に・・・ 尽力すべきではなかろうか。
話しが横道に逸れてしまったので戻すが、
それにつけても、4年もかかった緊張が、やっと落ち着いたと思ったら、
こんどは「プベルル酸」だと云うから・・・ 油断も隙もあったもんじゃない。
なんて言ったら良いのか、適切な言葉が見つからないが、
人類はこの先、いったいどれだれの細菌やウイルスと付き合わねばならないのだろうか?
コロナウイルスのときは、マスクをしてれば・・・ なんとなく凌げた感はあったが、
「プベルル酸」では、空気感染する心配はないものの、
買い物のときに、成分表を確認しなきゃならないんだから、
老眼鏡を持ち歩かなきゃならなくなったと・・・ 女房は嘆いていた。
育ちが育ちだけに・・・ そこら辺りを漂ってる、細菌やウイルスなら、
生まれてこの方、約70年の歳月をかけて、私の体が蓄えてきた免疫で対抗できるはずで、
おそらく心配はないはずだが、食材だけはしばらくの間は、気にかけねばならなくなったようだし、
医師の処方や推奨が無い限り、薬やサプリメントに頼ることのないようにしようと思う。
やれやれだが・・・ いまのご時世、年寄りには情報量が多すぎて、
ホントに、ホントに取捨選択に苦労するが・・・ まずは、できることからということで、
紅麹と黄砂だけは、細心の注意を払って、用心することになったようである。
自宅のリビングから見たら、1キロ先が見えないんだから、明らかに靄(もや)だけど、
地上では、薄ら程度なんだから、たぶん霧(きり)なんだと思うが、
色だけで判断すれば、黄砂ではないと思うが、微粒子があるかないかまでは分からないので、
ひょっとしたら・・・ 霞(かすみ)と言った方が正解なのかもしれないと思ったりしている。
今日のお話、本当にそうそうと思いながら拝読しました。私も健康診断の結果ほぼ満点なのに、コレステロールだけ少し高め。でも医師からは女性だし服薬の必要なありませんと言われます。
満点を目指す私はドラッグストアのサプリに手を出し掛けていました。本当にぞっとします。
黄砂もしかり、本当に生きるのが大変な世の中ですね。また、お話楽しみにしています。なおとも
サプリメントは、ハッキリ言って盲点でしたね。
機能性表示食品とはいえ、効く効かないには個人差があると思ってましたが、
まさか悪化させる要因になるとは、思ってもいませんでした。
製造の過程でなんらかの悪さにつながる要因があったように思います。
早く原因の解明をして欲しいですね。