多摩爺の「東京ぶらぶら(その8)」
恭しく 皇居・乾通り (千代田区)
生まれて初めて・・・ なんて言ったら大げさだけど、皇居の中に入った。
皇居外苑の北の丸公園には、都心に住んでたころに何度か行ったことはあったけど、
皇居内に入るとすれば、叙勲を受けるか、一般参賀に行くか、不法に侵入するかのいずれかだが、
この時季限定の一般公開が、無料で抽選なしであるらしく・・・ 思い立って行ってみた。
北多摩の自宅から、皇居に近いJR東京駅までは約1時間
東京駅の丸ノ内中央口を出ると・・・ 駅前から、丸ノ内のオフィスビルを両サイドに従えて、
皇居に向かって延びる、大きな一本道がある。
各国の大使が着任された際、馬車に乗って天皇陛下へご挨拶に向かうことで有名な行幸通りだ。
行幸通りを直進し、日比谷通りと交差する和田倉門交差点を過ぎて、内堀通りに突き当ると左折し、
二重橋交差点辺りから右折して、二重橋を左手に見ながら坂下門方面に進むと、
まず手荷物チェック、そして金属探知機を使ってのボディチェックと検温のセキュリティチェック、
これが済むと、消毒液をシュッシュッと手にかけて・・・ ようやく坂下門から入場である。
坂下門を入ると左手には、天皇誕生日やお正月の一般参賀が行われる宮殿があり、
その右隣には宮内庁があって、宮内庁の前から約800メートル弱の道を歩いて乾門へと向かう。
普通に歩けば・・・ 10分弱だろうが、
この日だけは、恭(うやうや)しく両サイドの建物や、季節の花をつけた樹木を眺め、
時折り立ち止まってカメラを構え、人混みの中でシャッターチャンスを窺いながら約30分、
もう少しだけ居たかったが、あっという間に乾門の外へ押し出されて行った。
ソメイヨシノや、山桜、八重桜、枝垂れ桜などが咲き乱れていたが、
様々な木がたくさん植えてあり、思い描いていたような桜並木でなかったのは残念だが、
皇居の中にいると言うことだけで興奮するんだから・・・ これはこれで、良しとすべきだろう。
とはいえ・・・ 皇居は、その昔の江戸城だけに、
其処彼処に顔を覗かす石垣や濠が絶妙の存在感で、サクラを見事に引き立てているんだから、
城好きの日本人には堪らない・・・ まさに、ニッポンサイコーである。
一年かけて、ほんの1~2週間だけ、心を和ませ笑顔にしてくれるんだから、
こりゃもう・・・ 「あっぱれ!」であり、「おみごと!」である。
閑話休題
家を出て東京駅に向かう途中、嫁から女房にラインが入って、
昼から原宿で買い物したいから、付き合って欲しいとの連絡であった。
皇居の乾通りを抜けて、千鳥ヶ淵を歩いて桜田門辺りに来たら、
ちょうど12時だから、そろそろ約束の時間である。
女房は、有楽町駅か、新橋駅から、JRで原宿に行くつもりだったらしいが、
霞ヶ関から千代田線(地下鉄)に乗った方が早いので、
連れて行ってやるよってことで、地下鉄に乗ったまでは良かったが、
ここでとんでもない大迷惑に遭遇することになる。
乗ったら目の前に、席が二つ空いてたので座ったは良いが、
私の向かいに座っていた、金髪のオネエチャンに・・・ 超びっくり、
なんと、なんとなんと、短いスカートに生足で大股開きで、ケータイを触っているではないか。
オネエチャンは、4駅先の表参道で降りたが、
霞ヶ関から、国会議事堂、赤坂、乃木坂、表参道までの10分とちょっと、
目のやり場がなくて、下を向いて寝たふりしてたが、乗って直ぐに寝るのも不自然で、
「なんか言われたらどうしよう?」って思うと、目を瞑ってても、マジで心臓がバクバクだった。
ネエチャン、頼むから・・・ 勘弁してよ。
年寄りを揶揄(からか)って、煽るのはやめてくれないだろうか?
股を閉じるか、ズボンを履いてから座ってくれないと、年寄りは生きた心地がしない。
モロ出しじゃないから、猥褻(わいせつ)なるかどうか微妙だし・・・ ホントに腹が立つ。
煽り運転が、迷惑なのは・・・ 世の中の常識だが、
煽り着席も、甚だ迷惑であって、新たな法整備が必要になるのではなかろうか?
いやぁぁ・・・ まいった。
女房は「都会って、凄い子がいるね。」と、他人事だったが、
そんなもんじゃないだろう。
とはいえ、最初にチラッとだけ、拝見させてもらったことは事実であり、
見てしまったことを否定するものではないが、
小心者の年寄りの寿命が、数ヶ月ぐらい縮まったことは、もう取り返しがつかない。
せっかく、格調の高い花見で・・・ 和んだ後なのに、
いったい、どうしてくれるんだ!
ネエチャン、マジでええかげんにせえよ!
芝生の中にシートを引いて・・・ 乾杯したい。お弁当食べたい。寝っ転がってお花見がしたい。
そう思ったのは、私だけではないだろう。
石垣を借景にしたサクラ、これがまたなんとも言えないぐらい・・・ 渋いというか、
城好きの日本人には堪らない。
乾通りの桜は、過去に2度行きましたが、とっても混んでました(^_^;)
でも 気が引き締まるもので、良いものですよね。
なのに、なのに、、
ネエチャン、マジでええかげんにせえ!
もう 同感だわ。
本当に下品ですね怒。
あまりに堂々とされていて、ある意味「あっぱれ」であり、「おみごと」でした。
いやはや・・・ ホントにまいりました。
サクラだけ見るなら、千鳥ヶ淵か、墨堤公園の方が良いかもしれませんが、若い方や外国の方も多く混んでました。
戦後強くなったのは、女性と靴下(ストッキング)だとの言葉が、その昔にありましたが、
強いどころか・・・ あれじゃ喧嘩売ってますね。
いやぁぁ・・・ 大変でした。
実は座ったとき、一瞬だけ目と目が合ったんです。
直ぐに目を伏せましたが、なにも悪いことしてないのに、マジで心臓バクバクでした。
ハハハ。山口県民は超真面目ですね。僕だったら、目の保養に内心ニヤッとしますよ。ガン見はしませんが、チラ見くらいするかな😃まさか因縁を付けられことはないでしょう(笑)。
一瞬だけ目と目が合ったんです。
顔で人を判断しちゃいけませんが、なんか大きな声を出しそうな気がしてビビっちゃいました。
でも懐かしいう思い出です。
そうでしたか、そういった背景があったとは知りませんでした。
私たち夫婦が行ったのは、平日の10時30分ごろで、
混み始めてきてはいましたが、チェックの行列はありましたが、そこを過ぎれば流れていました。
4月2日で終わりなんで、今週末はメチャ混みかもしれませんね。