褒められて伸びるタイプです。

多摩爺の「時のつれづれ（卯月の４７）
褒められて伸びるタイプです。

最近ちょっと・・・　スランプかもって思ったりしている。
ブログの題材にしたい時事ネタは、ヤマほどあって、
その一つ一つに書き出しの１行と、オチ（個人的な思い）は思い浮かんでいるのに、
書き出しからオチに繋げるところがボヤッとしてて・・・　ブログを書き始めるのに躊躇している。

相田みつをさんの名言を拝借すれば・・・　「にんげんだもの」ってことになるが、
ホントに、そんなボヤッとした日々が、ここ最近続いている。

まっ、それはそれとして・・・　ここんとこ朝から寒くないので、
陽差しもまだ厳しくない早朝の５時半過ぎから、
ひと気が少ない玉川上水緑道で、朝の新鮮な空気を吸いながらウォーキングを楽しんでいる。

そんなウォーキングで、出勤前にワンちゃんを散歩させてる、顔なじみのご近所さんに遭遇したので、
ちょいと立ち話をしながら、履かれていたジャージのズボンにあった、
◯◯中と刺繍された文字を・・・　つい見つめてしまった。

私の視線に直ぐに気がつかれたのだろう・・・　「これ息子のお下がりなんです。」と言われ、
「直ぐに大きくなるので、最近息子の服やズボンが私の普段着になってるんです。」
「これもＳＤＧｓってやつですかね。」と笑いながら仰っていた。

なにか言葉を返さなきゃと思って・・・　咄嗟に口から出たのは、
お腹を指さしながら「私のＳＤＧｓはこれです。」
「ゴム製で、紐で結ぶタイプの体型フリーのスボンです。」だった。

履けなくなるまで使い回したり、工夫して使うことを、
ひと昔前なら、この国の文化でもある「もったいない。」と言っていたが、
最近ではＳＤＧｓと表現することが多くなり・・・　なんとなくお洒落な気分になる。

ＳＤＧｓっていう言葉を耳にする機会が、ここんとこ増えている。
気候対策や、食料などの貧困問題、さらにはゴミやエネルギーなどの環境問題に加え、
不平等などにフォーカスした格差問題などを思い浮かべるが、
「つくる責任、つかう責任」という目標も含まれていて、持続可能な生産や消費に貢献する、
「もったいない。」も・・・　立派なＳＤＧｓだと思うが、如何なものだろうか？

現役の頃はベルトをしないでズボンを履くなんて、考えたこともなかったけど、
年金生活に入った途端にこれだから・・・　変われば変わるものである。
しかもそれが、ＳＤＧｓの目標の一つなんだから「もっと早く言ってくれよ。」である。

帰宅後・・・　朝メシくいながら、女房にそのことを話したら、
「ゴムのズボンで満足する前に、もっと痩せてお腹を引っ込めることを考えたらどうなのよ。」と、
メタボ体型なんで、当然と言えば当然だが、
あまりにも手厳し過ぎる、お言葉をちょうだいしてしまった。

「痩せるために頑張ろうよ。」だったら・・・　「よしっ！」ってなるんだけど、
「どうなのよ。」って言われたら、
自分のこととはいえ、なんだかやる気が失せてしまう。

もうじき古希を迎えるジイサンではあるが、
どちらかといえば、褒められて伸びるタイプなんだけど、
ちょっと、ちょっと、そこのオクサン・・・　その言い方、厳し過ぎないやしませんか？

豚だって、おだてりゃ、木に登るって言うぐらいだから、
頼むよホントに・・・　。