時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

ティールームセット

2019年05月01日 | 大人のおやつ

多摩爺の「大人のおやつ(その3)」
ティールームセット 旧下関英国領事館・レストランリズ(山口県下関市)

義妹夫婦を私の地元・下関に招待し・・・ ランチに出掛けた。
港町の下関でお勧めのランチといえば、唐戸市場でやってる「握りずし」の摘み食いではなかろうか?

この市場は、二つの大きな顔(機能)を持っている。
一つ目は本業で、朝早くから行われる鮮魚の競り
もう一つは、競りが終わったあと、お昼前から始まる市場寿司の販売である。

「鯛」や「ヒラメ」の「握りずし」に加え、
「河豚(ふく)」や「のどぐろ」、「くえ」などの高級魚、
さらには地元ならでは「鯨ベーコン」などが所狭しと店頭に並ぶ。

軍艦巻きに至っては・・・ 「いくら」と「とろ」、「いくら」と「うに」を組み合わせた
ダブル軍艦である。

市場で握ってる寿司を、お客が店先をぐるりと回りながら、食べたいネタを一つずつ摘まみ、
ラインの最後で精算が終わると、市場の外に出て芝生やウッドデッキに腰を掛け、
関門の海を眺めながらいただく。
町中の回転寿司ならお皿が回るが、ここではお客が回る逆転の発想が面白い。

さらに、市場の中で食べたらイートインになるが、市場の外で食べるのでテークアウト
よって、消費税が上がっても軽減税率の対象となり、税率は据え置きになるから素晴らしい。

下関ならでは市場寿司で接待した後は・・・ 取っておきのお店で茶をしばこう。
看板は出てないが、凄くお洒落で、気品に溢れ、ちょっとだけ緊張が楽しめる喫茶店
それは唐戸市場から目と鼻の先、
国道9号を挟んだレンガ造りの古びた洋館(旧下関英国領事館)の2階にあった。

ピーターラビットが出迎えてくれるお店の名は・・・ 「レストランリズ
ランチは予約が必要だが、お茶なら席が空いてたら入店OKである。

注文したのは、ちょっとお得な・・・ 「ティールームセット」
スコーンやクランペット、アイスクリーム、本日のデザート(日替わりのケーキなど)に、
+500円でドリンクがセットに出来る、リーズナブルなメニューである。

因みに本日のデザート(600円)は、
チョコレートタルト、オレンジシャーベット、生クリームの組合せ
これはホントに美味いし・・・ ホントにお得

元が英国領事館だから、室内の設えも食器も英国風で格調高く、
ウェイターさんの対応にも品があり無駄がない。

一言でいうなら・・・ 思わず背筋がピンと伸びる。
(そんな感じかな?)
この雰囲気は、高級ホテルのレストランでも感じることが出来ないんじゃなかろうか。
(行ったことないけど)

和食でランチしたあとの、英国風ティータイム
少し気取り過ぎたかな?と思いもしたが、義妹夫婦は喜んでくれていた。
こういった食の組合せを、古典的に駄洒落を交えて表現するとしたら、
いとおかし(お菓子じゃないよ。)

いいね! 下関


レストランリズ
 ティールームセット(1,100円)

レストランリズ
 入り口でピーターラビットがお出迎え

レストランリズ
 これがお店の看板かな・・・ ?

レストランリズ
 お洒落なテーブルクロス、革張りの椅子、さりげなくピーターラビットが居たりして・・・

旧下関英国領事館 下関市唐戸町4-11
 旧下関英国領事館は、駐日英国公使アーネスト・サトウにより明治34年(1901年)に開設され
 5年後の明治39年、現在の位置に新築した我が国最古の領事館である。
 その後、時局の悪化により昭和15年(1940年)に業務を終え下関市の管理により現在に至る。
 なお、平成20年から保存修理工事では、
 失われていた玄関上部の紋章を英国王室から許可を得て復元している。

唐戸市場 下関市唐戸町5-50
 のどぐろの炙り、これは・・・ マジ美味い。

唐戸市場
 天然物の真鯛、こりこりの歯ごたえ、これぞ白身の王者だ。

唐戸市場
 鯨ベーコン、この町で鯨ベーコンは欠かせない。

唐戸市場
 イクラとウニのダブル軍艦巻き、こりゃ贅沢だろ。

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