多摩爺の「四季おりおり(その10)」
夏の彩り 紅(山紫陽花)
早朝のウォーキングで・・・ ふと、目に留まった「紅(山紫陽花)」
海外から入って来た西洋紫陽花とは違って、長野県伊那地方の山で自生していたものが発見され、
江戸時代になってから増殖されたという。
額(がく)咲きだが、よく見かける額紫陽花(がくあじさい)ほどの大きさや派手さはなく、
装飾花が少ないうえに小さくて、花びらの枚数も少ない。
咲き始めのころは白で、雨に当たってしばらくすると淡いピンクに変わり、
この時期の強い陽射しを浴びてくると、目が覚めるような深紅になってくるのが特徴
3~4枚程度の花びらで、色合いの割に存在感が薄く、葉っぱも小ぶりで色艶も薄い。
「紅」と呼ぶには・・・ いささか、名前負け感もあるが、
全国各地の紫陽花の名所では、西洋紫陽花や額紫陽花が主流になってるなか、
北多摩の住宅街で見つけた、古風で素朴な紫陽花に癒されて・・・ 1枚撮らせていただいた。
実家の庭にも紅(山紫陽花)が植えてあって、この時期になると咲いていたのが思い起こされる。
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