ひとりついった

ただひたすら、ひとりごと、つぶやき続けます!

映画 ■■リアル・スティール■■

2011年12月18日 | 映画
観るつもりなかったんだけど
評判がすごく良かったから行ってみた。

観て良かった!



映画 ■■リアル・スティール■■



日本の Yahoo ムービーの評価 4.28(5点満点)

アメリカの Yahoo Movies の評価 
ユーザー: A  評論家: B-



ヒュー・ジャックマンの映画って初めてだったみたい。
X-メン観たことないから...



子役が良かったんだけど
子役で成功した人は
将来むしろ苦労しているみたいだから
複雑な気持ちになる...

ひたむきな表情が魅力の彼
今の、一生懸命な真摯な姿勢
いつまでも忘れないで欲しいな~。



格闘技嫌いな私でも
ロボット同士の殴り合い、傷め合いだから
気分が楽だった。
どんなに卑怯な手を使っても
「あー、しょうがねーなー」程度で済む。



人間同士の戦いだったら
相手が死んでいるくらいまで
身体がバラバラに引きちぎられ
ペチャンコにつぶれるまで
徹底的に痛めつけても

ロボットだから人道的に問題ない。
だから、徹底的に、最後の最後まで
死闘を繰り広げられる。

しかも、パワーは人間の比ではない。
圧倒的な迫力。

それで、人間同士の格闘技は廃れ
ロボットの格闘技がメジャーになってきた未来の話。



最近のCGは本当にすごい!
あのロボット達、CGなんだって
気付いたら、考えもしなかった
本当にそこにいるかのように
物語の中に没頭していたな~。

ちょっと昔だったら
明らかに合成なのがバレバレだったけど...



「日本のゲームはサイコーだ」って
日本人としては嬉しくなるセリフなども織り交ぜてあった

そうだな
子どもの頃からファミコンに親しんで
TVゲームの進化とともに成長してきた世代が
もう、どんどん映画のクリエーターに
加わっているんだろうな

多分、この映画にも。

「そんなにゲームばかりやってると
勉強出来なくなるよ!
将来どうするの!?」なんて言われてたに違いない。



一見、メカ好き、格闘好きにウケる
エンターテイメント映画のようで
実は、しっかり人生を描いている。

父と息子の愛

夢を追い続けること

負け犬と呼ばれている人達にある意地、プライド
まだまだ終わりじゃない。
スクラップなんかじゃない。
まだまだ戦える。

八方ふさがりのように見える情況になっても
決して諦めない。

スクラップ置き場から甦って活躍するATOMに
自分を重ねている人も多いかも知れない。



















ネタバレ感想



父 「No, I can't.」
息子 「Yes, you can.」

いつの間にか親子の立場が逆になっている。

オバマさんの「Yes, we can.」を思い出した。
作り手もこれを意識していたのかどうか分からない。

もしかして、11歳の子どもの、この「Yes, you can.」は
オバマさんへ向けられたものかとも思った。

まだまだ終わりじゃない。
諦めちゃダメだ。
自分たちには出来る!
スクラップ置き場からでも
はい上がる底力がある!

そう言っているように感じた。
どうなんだろうな?
考え過ぎかな。



ラストは
「スクラップ置き場から拾ってきたATOMが
ゼウスに勝つのかな~
それがこのテの映画につきものの結末だな~」
と思っていたら

一票差で判定負け。
でも、観客はゼウスにブーイング。
観客には、ATOMの奮闘の方が
圧倒的に支持されている。



こういう終わり方にする方が
リアリティがあって良かった。
ありえない、ご都合主義的な終わり方にならなくて
とても自然で、受け入れられました。

本当に観て良かった!

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