もう、あまり期待しないで行きました。
ジャック・スパロウ物語は
これから寅さんみたいに延々と続くのでしょう。
その、たくさんのエピソードの1つとして
観に行きました。
映画 ■■パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉■■
☆☆
日本の Yahoo ムービーの評価 3.29(5点満点)
アメリカの Yahoo Movies の評価
ユーザー: B 評論家: C+
元々、あまり期待していなかったけど
意外と楽しかった!
「パイレーツ」シリーズは
「2」と「3」が酷すぎ。
幻滅とか落胆に近い感想を持っていたので
今回も幻滅にならなかっただけで、上出来。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」
先日、TVでやっていたので
チラッと観たけど
やっぱり、オリジナルは一番面白い。
一般的に、続編は
オリジナルの面白さを超えられることは難しい。
オリジナルには
「ヒットするか、コケるか!?」
という賭をしている緊張感がある。
ものすごく緻密に計算されていて
ムダがない。
ストーリーに散りばめられた
数々のエピソードが、伏線となって
最後には綺麗にそれが活かされる。
続編の
「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
は
オリジナルの人気の上にあぐらをかいて
もう、「いかにして今後、この映画からお金を稼ぐか」しか
頭にないように見える。
ストーリーなんて、時間稼ぎしているだけ。
矛盾も多かったような気がするけど
それを後になって
ストーリーを調べて、整合性を確認しよう...
という気にもならないくらい(時間の無駄だ!)
メチャクチャだったような記憶がある。
今回の映画に
キャプテン・バルボッサが義足になって登場した時
「えーと、この人はオリジナル版で
亡霊だったのが、念願叶って人間に戻って、死んだけど
その後、どういういきさつで生き返っているんだっけ?」
という、「2」と「3」で説明されたストーリーが
綺麗に記憶に残っていない。
しかしもう、ストーリーなんかどうでもいい
という境地に至っている。
バルボッサ、穏和になっちゃって~。
海賊というカンジもなかったし
オリジナルで見せた凄みとか恐ろしさが全くない。
女海賊アンジェリカを演じたペネロペ・クルス
とても良かったけど
ジャック・スパロウのラブ・ロマンスはない方が
観ていて楽しめるな~。
1話完結型になって
「2」+「3」のような、盛り込みすぎ
ストーリーの破綻、混乱もなく
スッキリ、完結で分かりやすくて、良かった。
それが、楽しめた理由だと思う。
セットも衣装も小道具も音楽も
ものすごく質の高いものを作っている
このクオリティーの高さは、さすがディズニー!
ファンの期待は裏切らない。
一定の満足感を与える完成度がある。
でも、それは
「2」と「3」で、観客の期待度を
大幅に下げたからかも知れない。
ネタバレ感想
命の泉を追う
ジャック・スパロウ&黒ヒゲ&アンジェリカの一団と
バルボッサ率いるイギリス軍と
スペイン軍
この3グループの争いが展開されるけど
圧倒的に、前者2グループのデッドヒートが見どころ。
両者が、命の泉を発見してにらみ合っている時に
登場したスペイン軍
泉を破壊してしまう。
「えー!そんな理由で
幾多の困難を乗り越えて
はるばるやって来ていたのか!?」と驚く。
カッコ良すぎる!
人魚と宣教師の恋について
私とゴーンさんで意見が食い違う。
最後、人魚は宣教師を連れて
海の奥深くに沈むのは
その後、2人で生きていく場所に連れて行って
幸せに暮らすことを意味しているのだと思っていたら
ゴーンさんは
あれは、海の底に連れて行って、食べてしまったのだ
というのだ!
「だって、人魚は発情すると
人間を海の底に引きずり込んで、食べてしまうって
説明があったじゃない。
食べることが、人魚の愛情表現なんだよ。」
そういわれてみれば、そんな気もしてきた。
海の底に引きずり込んで、そのあとどうなったか
そのシーンは見せていない。
引きずり込んだ所で終わっている。
あれは、食べられてしまうことを暗示しているのか!
終盤、なんとか「人魚の涙」を手に入れようとして
黒ひげは、宣教師を殺して
人魚を泣かせようとするけど
人魚は泣かなかった。
その後、死んだと思った宣教師が、実は生きていた!
と、分かった時
人魚は喜びの涙を流したのだけど
ゴーンさんは、あれは
「ああ、食べ物が帰ってきた!」という
喜びの涙なんだ。
...と、主張する。
ゴーンさんは、人魚には人間らしい愛情を感じる力はなくて
もっと、動物に近く
DNAに刻まれた、本能に従って行動しているのだと言う。
発情すると、そいつを食べる。
私は、宣教師とのふれあい
(自分を守ってくれたり、 いたわってくれたりしたこと)
...を通して
本能を超える、人間らしい感情...つまり
相手に対する思いやり
好きな人を守りたいという愛情
...が芽生えて
人魚の宿命、本能を捨てて
2人で生きていく場所を探しに行ったのだと思った。
私は、基本的に、そういう
DNAを超える、本能を超える
精神的なパワー(理性とか、愛情とか)が存在して
それらは、経験を積むことでよりグレードアップしていき
後天的に、本能をコントロールする力になれる
と、信じている。
ゴーンさんは
DNAに刻まれたものをより信じているのかな。
みんなはどんな風に解釈したんだろう?と
気になるけど
やっぱりゴーンさんの受け止め方の方が
納得出来るような気もしてきた。
ジャック・スパロウ物語は
これから寅さんみたいに延々と続くのでしょう。
その、たくさんのエピソードの1つとして
観に行きました。
映画 ■■パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉■■
☆☆
日本の Yahoo ムービーの評価 3.29(5点満点)
アメリカの Yahoo Movies の評価
ユーザー: B 評論家: C+
元々、あまり期待していなかったけど
意外と楽しかった!
「パイレーツ」シリーズは
「2」と「3」が酷すぎ。
幻滅とか落胆に近い感想を持っていたので
今回も幻滅にならなかっただけで、上出来。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」
先日、TVでやっていたので
チラッと観たけど
やっぱり、オリジナルは一番面白い。
一般的に、続編は
オリジナルの面白さを超えられることは難しい。
オリジナルには
「ヒットするか、コケるか!?」
という賭をしている緊張感がある。
ものすごく緻密に計算されていて
ムダがない。
ストーリーに散りばめられた
数々のエピソードが、伏線となって
最後には綺麗にそれが活かされる。
続編の
「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
は
オリジナルの人気の上にあぐらをかいて
もう、「いかにして今後、この映画からお金を稼ぐか」しか
頭にないように見える。
ストーリーなんて、時間稼ぎしているだけ。
矛盾も多かったような気がするけど
それを後になって
ストーリーを調べて、整合性を確認しよう...
という気にもならないくらい(時間の無駄だ!)
メチャクチャだったような記憶がある。
今回の映画に
キャプテン・バルボッサが義足になって登場した時
「えーと、この人はオリジナル版で
亡霊だったのが、念願叶って人間に戻って、死んだけど
その後、どういういきさつで生き返っているんだっけ?」
という、「2」と「3」で説明されたストーリーが
綺麗に記憶に残っていない。
しかしもう、ストーリーなんかどうでもいい
という境地に至っている。
バルボッサ、穏和になっちゃって~。
海賊というカンジもなかったし
オリジナルで見せた凄みとか恐ろしさが全くない。
女海賊アンジェリカを演じたペネロペ・クルス
とても良かったけど
ジャック・スパロウのラブ・ロマンスはない方が
観ていて楽しめるな~。
1話完結型になって
「2」+「3」のような、盛り込みすぎ
ストーリーの破綻、混乱もなく
スッキリ、完結で分かりやすくて、良かった。
それが、楽しめた理由だと思う。
セットも衣装も小道具も音楽も
ものすごく質の高いものを作っている
このクオリティーの高さは、さすがディズニー!
ファンの期待は裏切らない。
一定の満足感を与える完成度がある。
でも、それは
「2」と「3」で、観客の期待度を
大幅に下げたからかも知れない。
ネタバレ感想
命の泉を追う
ジャック・スパロウ&黒ヒゲ&アンジェリカの一団と
バルボッサ率いるイギリス軍と
スペイン軍
この3グループの争いが展開されるけど
圧倒的に、前者2グループのデッドヒートが見どころ。
両者が、命の泉を発見してにらみ合っている時に
登場したスペイン軍
泉を破壊してしまう。
「えー!そんな理由で
幾多の困難を乗り越えて
はるばるやって来ていたのか!?」と驚く。
カッコ良すぎる!
人魚と宣教師の恋について
私とゴーンさんで意見が食い違う。
最後、人魚は宣教師を連れて
海の奥深くに沈むのは
その後、2人で生きていく場所に連れて行って
幸せに暮らすことを意味しているのだと思っていたら
ゴーンさんは
あれは、海の底に連れて行って、食べてしまったのだ
というのだ!
「だって、人魚は発情すると
人間を海の底に引きずり込んで、食べてしまうって
説明があったじゃない。
食べることが、人魚の愛情表現なんだよ。」
そういわれてみれば、そんな気もしてきた。
海の底に引きずり込んで、そのあとどうなったか
そのシーンは見せていない。
引きずり込んだ所で終わっている。
あれは、食べられてしまうことを暗示しているのか!
終盤、なんとか「人魚の涙」を手に入れようとして
黒ひげは、宣教師を殺して
人魚を泣かせようとするけど
人魚は泣かなかった。
その後、死んだと思った宣教師が、実は生きていた!
と、分かった時
人魚は喜びの涙を流したのだけど
ゴーンさんは、あれは
「ああ、食べ物が帰ってきた!」という
喜びの涙なんだ。
...と、主張する。
ゴーンさんは、人魚には人間らしい愛情を感じる力はなくて
もっと、動物に近く
DNAに刻まれた、本能に従って行動しているのだと言う。
発情すると、そいつを食べる。
私は、宣教師とのふれあい
(自分を守ってくれたり、 いたわってくれたりしたこと)
...を通して
本能を超える、人間らしい感情...つまり
相手に対する思いやり
好きな人を守りたいという愛情
...が芽生えて
人魚の宿命、本能を捨てて
2人で生きていく場所を探しに行ったのだと思った。
私は、基本的に、そういう
DNAを超える、本能を超える
精神的なパワー(理性とか、愛情とか)が存在して
それらは、経験を積むことでよりグレードアップしていき
後天的に、本能をコントロールする力になれる
と、信じている。
ゴーンさんは
DNAに刻まれたものをより信じているのかな。
みんなはどんな風に解釈したんだろう?と
気になるけど
やっぱりゴーンさんの受け止め方の方が
納得出来るような気もしてきた。