さっさとしなさい！

　　自分の母親との事を記事の中に書きますが、

幼い時の心の中には母親の子育てが凄く影響しています。

それは良いとか悪いという簡単な話では無くです。

私の母親も決して悪い人間ではなく、優しくて尽くすタイプ。

昔の女性、母親像そのもので、父親のため、子供のためという。

その世界が少し狭すぎた、偏り過ぎていた。

自分の世界を大きくしないまま守り過ぎた。

自分が正しいと思い込み子供に自分の考えを擦り込んだ。

それ故、子供も気づかないままその小さな世界で守られ育った。

親も子供も、どれだけ影響を与えていたか気がつかなかったんです。

すんなり学生時代に反抗期で現れた場合は良い事です。

子ども自身の自我の目覚めですから (^.^)

その自我の目覚めが遅かった私は育ててもらった価値観が全てでした。

何かそれで訓練されたようでもありました。

もともと順応性や協調性も持っていたんでしょうか (^^;)

その一つにテーマでもある「さっさとしなさい！」という言葉。

大人になっても何でも極める事は出来なくても

器用に段取りよく出来てしまう大人になりました。

自分自身が「ちゃっちゃとせなあかん！」と思うように。

それに加え、ちゃっちゃとせんかったら怒られると思うように。

車の運転でもそうなんですが、

信号待ちで余分に距離を空けないとか、

右折では後車に気を遣いさっさと曲がるとか、

青になったら絶対に待たせることなく直ぐに発進せな怒られる、関西人によくある、横の信号見ながら発進の準備するという…見切り発進ですよね (^^;)

とにかく「さっさとしなさい！」が浸み込んでいる。

沁み込んでしまっているので、何をする時にも出てしまうんでしょうね、

何かに参加して手伝ったりする時にも現れたりする (^^;)

認識しているのでわざと気がつかない振りしたり、

わざとゆっくりしたりする時もある。

そうやって自分でコントロールする事も。

それでもついやっちゃうし、出現する (^^;)

沁み込んでるんでしょうね (^.^)

そうなると、マウント取りたい人にとったら

雲のような邪魔者になったり (^^;)

誤解やのにねと思うけど、

気抜けている事もたくさんあるし、

知らない事も気づかない事もまだまだある。

ちゃっちゃとしてる人って何でも出来ちゃうと

思われるみたいで損やなと自分では思ったり。

昔から何でも手早く出来るねって言われる事がホント苦手だった。

そう観られている自分が嫌だった。

そんな頃は特に自己肯定感低い時だったから

ホントは何も出来ないのにって思ったり、

そんなにちゃんと出来てないのにって、

出来ていな自分に自己嫌悪感じたり、

自分を傷つけてたなと思う (^^;)

それに、段取りの悪さ、おどおどしたり、

もたもたしたりを感じると

人とか物事でもイライラしてたりした。

そんな自分も嫌いやった (^^;)

そんな自分の根底に「さっさとしなさい！」という言葉が影響していると知ったのは半世紀過ぎた頃！

子供に絶対いちゃいけない言葉だと知った。

多分自分も我が子を育てている時に発してたかも (~o~)

一番反省した！

親の言葉一つでいろんな所に影響して行く。

良い言葉とか悪い言葉という概念ではなく、

どう影響するか、その影響の仕方が色々なんです。

影響が悪く出たり、善く出たりするんです。

まあ…気がつけば、両方良いとなるんですが (^.^)

気づいて良かったなと思う私。

そんな事が他にもあるはず (^.^)

影響って様々に派生するもんです

気づかずにいれば影響に揉まれているかも知れない。