自分の腕は棚に上げて

日々の徒然を思いついた時にボチボチと・・・ 

お伊勢参り

2016-03-23 | 日記

2016年3月19日(土)お彼岸前日、親子3人で2年ぶりのお伊勢参り。

朝起きたら土砂降りの雨。

傘さしながらのお参りも静かでいいかと思っていたら、

家を出る頃には雨もやみ、折りたたみの傘に持ち替えて家を出ました。

上本町発8:50 近鉄特急ビスタカーの階下のサロン席を3人で占有。

伊勢市まで約1時間40分、今日のお参りコースなどをペチャクチャ喋ってるうちに到着です。

近鉄特急 

天気予報では雨でしたが、伊勢についたら雨は上がってました。

まず豊受大神宮(外宮)の正宮にお参りです。

鳥居をくぐって参道を歩くと空気が凛として気持ちがいいです。



正宮のあとは多賀宮を目指します。

途中、注連縄で囲ってある「三ツ石」を通り過ぎ、亀石を渡り、階段を登ってまずは別宮・多賀宮を参拝。

ここでは力をいただける気がします。


階段を降りて、別宮・土宮と



風宮を参拝しました。


その後、石段の左手にある水の神様「下御井神社」にも参拝。

ここは訪れる人が少ないのが残念です。 

 

北御門口へ戻り、つづいて境外の別宮・月夜見宮を目指します。

外宮の北御門口を出て、月夜見宮へ通じる「神路通り」を歩いていきますが、

この道も参道と同じく道の真ん中は神様が通られるので、人間は道の左端を歩きます。

今まで何故行かなかったのか不思議に思えるくらい外宮から近い場所にありました。


お参りした月夜見宮は穏やかな空気が流れていました。


境内にある御神木の大楠が素晴らしく暫く見とれていました。

両手を広げて迎えていただいているようにも感じます。

 

  



 

バスに乗って皇大神宮(内宮)へ向かいます。

10分ほどで到着しますが、三重交通のバス代は意外と高く430円。

3連休初日だったので、臨時バスが出ていました。

内宮に到着、お昼を過ぎたので、人が多くなってきました。

内宮だけは何故か右側通行になるので、鳥居をくぐって宇治橋の右側を進みます。


よく手入れされている松を見ながら神苑を歩き、手水舎で清めますがその先の五十鈴川御手洗場でも清めます。


この辺りは大好きな場所で、手水舎辺りから膝の裏側あたりがゾワゾワします。

雨上がりで水量が多かったので、いつもより水位が高かった。

お気に入りの石の上には行けなかったけど、近くの場所で手を浸しました。 



そして、御手洗場すぐ側に祀られている「瀧祭神」を参拝します。

ここは『お取次さん』という特殊な役目を持ったお宮で、正宮のアマテラスの大神に会う前に

そのお取次ぎをしてくれる「秘書」のような神様なのだそうです。

なので、ここを詣でない内宮のお参りはアポ無し訪問になるのだとか。



「瀧祭神」を詣でたあとは二の鳥居を通り神楽殿の手前を右に曲がり

五十鈴川をもう一度向こうに渡り、風日祈宮を目指すのがいいと聞き、今回はこの順序で参拝しました。


なぜ、風の神様を先に参拝するのかというと、アマテラスは太陽神=日の神であり、火の気質を持った神様なのだそうです。

風は火を助ける力を持っているので、正宮に行く前に先に風の力に触れてからの方が力を大きくさせてくれるというのが理由でした。

 

参拝したあと、写真奥の鳥居前の夫婦杉辺りが私の凄く落ち着く気持ちのいい場所でしばし休憩。



鳥居を通り、風日祈宮橋の上で心地良い風を浴びていると、とうとう曇り空が薄れてきて青空が顔を出し始めました。

陽が射すと気温もあがって汗ばむ陽気になってきました。


準備万端の上で、いよいよ正宮に参拝します。

階段を登るごとに神気が増してくる気がします。


瀧祭神」で取り次いだかいがあったのか正宮で参拝中は風が吹き、御幌(みとばり)が巻き上がり本殿の中まで見ることが出来ました。

スーツを着て革靴で参拝しなければいけませんが、一度は御幌の向こうで参拝したいと思います。

そのためには、造営資金の寄進をすると特別参宮章をいただけるのでその参宮章を見せると案内していただけるのだそうです。

特別参宮章は外宮も内宮も共通で使えて、寄進額も千円~でいいそうです。

若いスーツ姿の男女が何人も参拝されてました。

入社前に来られてたのでしょうか? それくらいに見える若い人たちでした。


その後、荒祭宮の詣でて、お願いごとをしました。

皆さん長くお願いされるので、なかなか進まず長い列がつながってました。

 




内宮を出て、おかげ横丁をブ〜ラ ブラ、お約束の赤福本店で少し休憩。



そのまま横丁を奥に進み、猿田彦神社に向かいます。

 

本当は伊勢参拝の前に訪れるのが正式のようですが、今回は徒歩移動の 効率を考えてあとになりました。

みちひらきの神様ですので、昨秋の高千穂峡の猿田彦神社に続いて参拝しようと思っていました。



境内に「たから石」と、「さざれ石」がありました。

「たから石」は船形石に白蛇が乗ったように見え、「さざれ石」は石が集まって年とともに成長し岩になると言われてます。

「たから石」

 

「さざれ石」


 

猿田彦神社には、境内に佐瑠女神社があり御祭神の天宇受売命を祀ってます。

俳優、神楽、芸能の祖神ですので、職業柄ここにもお参りしました。



御朱印をいただき、そのまま徒歩で内宮の別宮・月讀宮を目指します。

なんだかんだで、今日は結構歩いていて、この時点で1万5千歩ほど。



猿田彦神社から別宮・月讀宮まで、徒歩で20分ほどで到着です。

 お参りされている方も少なく、静かで穏やかな空気が流れていました。

別宮・月讀宮には別宮4宮が横に並んでいるので、お参り順が書かれていました。

 

 

 


そろそろ帰りの電車の時間が気になりはじめ、少し早足でこの日の予定していた最後の倭姫宮に急ぎます。

月讀宮から少し上り坂の道をテクテクと20分くらい歩いて到着。

このあと駅までの時間をゆっくりとっても十分に間に合うことがわかったので、気ぜわしくならずに参拝できそうです。


入口の鳥居をくぐり、木々が覆う少し長い参道を歩いて行くのですがほとんど人に会いません。

女性一人では少し怖い気がするくらいの暗さです。

木漏れ日を浴びながら歩いていると、穏やかで優しい空気に包まれる気がします。

疲れた足に参道最後のこの石段はキツかったです。

 

遷宮間もないので白木がとても綺麗でした。

ここは新しい道へ踏み出すパワーを与えていただけるのだそうで、ゆっくりお祈りさせて頂きました。

倭姫宮

御朱印をいただきながら駅までの道順を教えていただき、宇治山田駅まで20分ほど。

特急しまかぜ出発の20分前に駅に到着しました。

お参りして・歩いてを繰り返し、きっちり予定時間内でお参りできました。

歩数は2万2千歩でしたが、伊勢路は歩道が広く歩きやすかったので疲れはさほどでもありませんでした。

  

 初「しまかぜ」

大阪行・先頭の6号車に乗車、宇治山田16:42発 → 16:15鶴橋着。

子供が何人も先頭の景色を見にきてました。

 記念乗車券ももらえました。




誇るべき昭和の機械

2016-02-02 | 日記

1974年製のSONYのオープンデッキ。

当時の価格で約14万円、結構高価な機材です。

 

年末、足が弱ってふらつく父親を施設に入所させ

昔録ったテープを聴けるように、骨董品ともいえる

このオープンデッキも一緒に入所させました。

メンテナンスをしてなかったのか、正月にテープを巻き込んでしまい

動かなくなったと連絡があり、見に行くと酷い巻き込みで

ちょっと復活は難しいように見える状態でした。

 

自分のアンプを完璧に修復してもらったテク〇カル・オーディオに

電話をし見てもらうことにしました。

 

(この分解写真は借り物ですが)

オーディオ全盛期の日本メーカーの機器は、すごくしっかりと作ってあり

今では考えられないくらいの物量・材質・精度で創られているので

モーターもヘッドも余程の事がなければ壊れないんですよ。

と説明してくださいました。

話しながら正確に手は動き、少し触ってもらうと完璧ではありませんが

動き始めきちんと再生出来るようになりました。

昨今のオーディオに限らず、あらゆる機械、電化製品

車・自転車・携帯・PC・デジタルカメラetc

動き始めたオープンデッキを見ながら、いま売っている機械モノで

40年後に動いているモノは想像すら出来ませんねと思わず言ってしまいました。

 

技術者、職人が誇りを持ってモノを造り、価値を見極めて対価を支払い

大切にメンテナンスをしながら使い続けられるのが昭和時代の機械ですね。

 

多分ポンコツ親父の余命よりもオープンデッキの余命の方が長いと思った

2016年1月の出来事でした。

 




春分の日

2016-01-08 | 日記

朝のニュースを見ていると、七草粥や大寒・小寒などなど暦や節気の話が出てきます。


私は根っからの捻くれ者なので、暦や節気にあまり興味がありません。
ですから、初詣も混んでいる遠くの有名な神社にワザワザ行くこともなく、地元の神社に行っていました。
10年くらい前に大阪市内に引っ越してからも、氏神さんよりも生魂神社の方が近いからという理由で、3が日には生魂さんにお参り。
決して手を抜いているつもりはないのですが、どうしても元旦に向けてテンションが上がってきません。

正月に向けてテンションが上がらないのは、旧暦・新暦で元日の日が変わるという曖昧さが原因の一つです。
通過点の一つとしてとしか思えないのです。
日々の生活の中で区切りの日付は必要ですので、捻くれてはいても太陽歴で生活はしています。
(個人的には旧暦の方が節気とも整合性がありそうで好みですが)

ただし、春分と秋分、夏至・冬至の日は別です。
この日は暦ではなく日の長さで決まるので、この4曜日に向けては凄くテンションが上がります。
はるか太古の昔から、この4曜日は変わりようがありません。

私は神宮へのお参りは春分の日にしています。
少々混んではいますが、正月に比べると格段に空いていますし、陽気もよくなっていて気持ちが良いからです。

この日を境に日が伸び、植物が青々と茂るようになり始める春分の日は特に好きな日。
活動的に暮らそうと思いなおす日でもあるので、お礼と決意をのべにお参りするにはピッタリだと勝手に思っております。

逆に秋分の日から冬至に向けては、無茶を避けて安全運行を心がけて日々を過ごしています。


去年は初めて大晦日に「大祓」を体験しました。
秋に高千穂へ行ったことも下地にあったからかも知れません。
「大祓」は、今まで何とも思わなかったのに、なぜか気になったのでコレも何かのお導きかもと思い参加してみました。
とっても気持ちよかったので、今年も行こうと思います。

年をとるにつれ、生かしていただいている感が日に日に増してきました。
子育てもひと段落し、親の介護をするうちに自然とそんな気分になってきたんだと思いす。


ご利益ありそうな写真 2

2015-12-26 | 日記

いろいろと拾った雲の写真。

サンタ雲はクリスマス前に投稿すべきでした(反省)。

本当に雲が創りだす造形は面白い。

火の鳥

黄金の龍

 

  

ロマンチック・・・

 

GODZILLA


高千穂の旅② 八大龍王水神社・槵觸神社・荒立神社・高千穂神社

2015-11-23 | 日記

初めての高千穂では、事前に観光協会に「神社巡り4時間コース」のガイドをお願いをしました。高千穂地方に行かれる方は、このガイドをお願いされることをおすすめします。

料金も4時間コースでも5千円と格安なので、人数で割ると大変お得だと思いました。

レンタカーに一緒に乗って道案内もしてくださるし、神社の案内や見どころなどの説明が詳しく勉強になりましたよ。

ちなみに、高千穂には高速道路がないので、熊本市内から車で2時間弱かかります。空港からだと1時間20分くらい。熊本に泊まられたらできるだけ早朝に出発されたほうがいいと思います。昼になると観光バスが次々と到着して混みあいます。

高千穂から宮崎市内へは、高速が延伸したので2時間弱で着くと思います。。

 

さて、我々は正午を過ぎた頃、『八大龍王水神社』に到着しました。参道には元巨人軍の川上哲治、藤田元司監督が寄贈された灯籠がありました。


境内に入ると巨大な「えのきの老木」に圧倒されました。
そんなに広くない境内は、木の枝と根がうねうねと、空間を埋めています。


この老木の放つパワーが凄くて、私以外の者も息苦しく感じたり、動機がしたり。
思い返しても今回の旅の中で体調面で変化のあった神社でした。

老木の近くに、古代より枯れたことがないと言われている泉水、八龍御神水を戴きました。


拝殿では、竜神さまはお線香が好きだということで、お線香をあげさせていただきました。
(お酒と卵も持っていけばよかった)

拝殿の横に回ると、拝殿の裏側(奥側)に小さな祠を見ることができます(撮影厳禁)。
この祠が御本殿になるそうです。祠は拝殿の真後ろにあり、立入禁止の縄がしてありましたが、祠の前には卵やお酒がお供えされているのが見えました。



境内の中には、真っ直ぐな枝など1本もありません。

御神木がうねうねと自由に枝を伸ばしています。
樹齢が何年くらいなのか?
木の幹に触るのも躊躇するくらい、近寄りがたい気が出ているように感じました。


この地面近くの枝なんて、まるで龍です。
せっかくなので、この枝を屈んでくぐり抜けました。

御神気がすごく写り込んでいます。

 

高千穂環境協会のガイドさんに案内していただいている4時間コースも
残り時間も少なくなってきたので、少し急ぎめに『槵觸神社(くしふるじんじゃ)』を目指します。本殿は見事な彫刻が施されていました。


ちなみにガイドの方の説明で、高千穂地方の注連縄(しめなわ)は、右から7・5・3本の標が下がっているのが特徴なんだそうです。
七は天神七代、五は地神五代、三は御祖(みおや)の日向三代の神を表していて、標1本が1つの神を意味し、七五三の元になったとも言われているのだとか。
色々と勉強になります


拝殿を過ぎると山にはたくさんの杉が植わっていました。


この小道に向いて(右側に)しか杉の枝がないので、「気の通り道」と言われていていて、この先には真名井の滝の原泉があります。

 


高千穂地区を慌ただしく回ってきて、雨も止んで気持よくお参りができてありがたいねと話をしていた時にふと空を見あげると・・・


ウンッ !? なにか登ってるような縦に雲が動いています。



少し時間をおいて、先ほどの雲の横をに眼をやると

もっと不思議な雲が出ていました。


この雲の形は・・・!?  ズームしてみると 


上から下にス~っと伸びている不思議な雲。




急ぎ足で向かったのは、芸能関係にご利益があると言われている『荒立神社』。

運良く、扉が開いていてご神体を拝見することができました。
ちょうど七五三のお参りの時期と重なったからのようで、この日だから拝めたのだそうです。

荒立神社の境内は紅葉も綺麗でした。
いろいろな板木があって、叩きながらお願いするといいそうですよ。

神社周るコースの最後は『高千穂神社』。
高千穂地方で一番大きな神社だそうです。


珍しい狛犬がお出迎えしてくれます。

 
とても珍しい、親子狛犬です。
小さな狛犬が親の下にいるのがわかりますか?


拝殿の横には夫婦杉があり、この周りを3回まわると願いが叶うと言われています。

ご夫婦で回られていましたが、時計と反対まわりだったので合ってる???と思いながら、何も言えずに観ていました。
本当は時計回りにまわるようです。間違って廻り始めたのを誰も注意してあげなかったんでしょうね。 


こちらは「鎮石(しずめいし)」触ることも出来そうですが、今回は遠くから手のひらをかざすくらいにして、静かにお祈りしました。

何とか4時間で主だった高千穂の神社巡りが、駆け足でしたが出来ました。

高千穂地区は棚田百選にも選ばれるくらい綺麗な棚田が広がり、水も綺麗でした。神社はどこも苔むしていて、樹の幹はもとより石灯籠の上にまで苔がびっしりと生えていました。こんな空気が神々しい感じにさせてくれているのかもしれません。

このあとお蕎麦屋さんにも立ち寄りました。注文してから打ってもらえる十割そばもとても美味しく、いい思い出になりました。