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高千穂の風景、2020年秋。その1

2020-11-03 | 旅行

オッサン旅は、分刻みのスケジュールで。

オッサンの旅なので、ワイワイ言いながら時間を気にせずゆったり楽しむ・・・事はありません。

オッサン旅は段取り命ですから、移動中の車の中では最近の面白いラジオ番組、最新漫才のネタ集などを予めiPhoneにたんまりと溜め込んでおき、眠気防止策としても有効ですのでとっかえひっかえガンガン流し、お口直しに現地のラジオにチューニングを合わせたり。

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今回は早朝に雲海が出そうな天気でしたので、朝5:45ホテルロビーに集合して、車で10分足らずの高千穂の雲海の名所「国見ヶ丘」に向かった。

現地にはジャスト6時に到着。これから6:35分すぎの陽の出まで刻々と変化する素晴らしい景色をなんとか留めたいという思いで

GoPro8やiPhoneでの撮影を慌ただしくこなす。

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国見ヶ丘には50分ほど居たが気温は4℃、かなり寒かった。

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オッサンが夢中で写真を取る姿、恥ずかしい💦。
それにしても見事な雲海が見れた。


ホテルには直接戻らず、ホテルすぐ横の高千穂神社にお詣り。

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朝の境内は清々しい。

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拝殿の下手に夫婦杉があり、拝殿の上手の奥の方に鎮石(しずめいし)がある。

個人的には巨木を見上げることはあっても滅多に触れません。よく氣をもらおうといってやたら触る人がいますが感心しません。

夫婦杉は樹齢800年以上、樹の周囲を手をつないで3周回ると・・・などと言われてますが、オッサン同士見上げるだけで十分です。

鎮石もしっかり囲いがされている。普通はこのように囲いがされてていると手をかざしたり、触ったりしてはいけないとされているが、

鎮石は「触り祈ると悩みや世の乱れが鎮められる」という言い伝えがあるので、朝早く人も居なかったので今回は柵の隙間から触らせてもらった。

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一旦ホテルに戻り、朝食を食べて8時すぎにお詣りツアーに出発。

段取り命のおっさん旅、移動のシミュレーションもバッチリ。

まずは、芸事の神社から。

ホテルからは車で5分ほど、「芸能の神様」としても有名な「荒立神社」からスタート。仕事柄まずはここからスタート。

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拝殿の前には七福徳寿板木(しちふくとくじゅばんぎ)があり、心をこめて木槌で7回板木を打つと願いが叶うと言われている。

願いを込めて叩いてきた。

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小さいけど楽しい空気が満ちている神社。毎回行ってるが、よく手入れされている。縁結びの神様でもある。

拝殿の裏手にあるこの辺りがとても気持ちいい場所。撮り忘れたが上を見上げると樹の葉のない所からハート形に青空が覗けた。

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(去年は有名な興梠宮司にお逢いして一緒に写真も撮っていただいた)

 

次に向かったのは水神様の「八大龍王水神社」。荒立神社から約15分。ここも大好きな神社。

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勝運を授かれるようで、球界などのスポーツ関係者の必勝祈願の名所となっている。

お供え用のお酒も買っておいた。

 

ちなみにGoogle Mapで事前に調べた経路の時間がほぼ正確で、このおかげもあってオッサン旅の分刻みのスケジュールも破綻なく進んでいく。

 

神社に茂っている樹は、龍神を祀ってるからかグネグネの樹ばかり。

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境内の入り口に枝を広げ、根を張っている御神木は「榎」樹齢も500年を超えているようで、支えが無いと折れてしまうのだろう。

本堂の横にも御神木のような樹があり、龍の顔のような枝・幹をしている椨の木(たぶのき)がある。

個人的にはこちらのほうが御神木ではないかと思っている。(椨の木の写真は以前のもの)

神社として祭られている八大龍王だが、もとは仏教系の龍神様なので、本堂にはロウソク灯り線香が焚かれている不思議な神社。

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今年九州地方は数多くの台風襲来で、この神社の樹も結構折れてしまったようだ。

本堂にもお詣りするが本堂横のロープの奥 、本堂の裏に黒い石の小さな石社があり、こちらは古来の拝殿(撮影禁止)。

お酒はこちらにお供えした。湧き水や井戸の水を汲んで帰る人も多い。

朝陽 輝く中で、高千穂の街を巡る。

つづいて「天岩戸神社」へ、岩戸川を挟んで東本宮と西本宮がある。

西本宮には天岩戸遙拝所があり、そこから天の岩戸とされる御神体を拝める。東本宮は御神体側にあり天照皇大神あまてらすすめおおみかみ)が

天の岩戸からお出ましになられた後、最初にお住まいになられた場所だそう。

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本殿裏を進むと杉の巨木の根元辺りから染み出した御神水。その奥に七本杉がある。(7本以上に見えるが、数え方があるんでしょう)

ちょうどこの七本杉の斜め下辺りが天岩戸。

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 この御神水は天安河原に降りていく入り口にあるお土産屋さんで、一度煮沸したのを冷やして飲ませてくれる。(※下に写真あります)

 一旦車に戻り、2〜3分で西本宮へ。

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陽がさしてきて気持ちがいい。遥拝所は今回は行かずに、天安河原に向かう。

 

天照大神が洞窟にお隠れになり、天地暗黒となって八百万の神がこの河原に集まり神議されたといわれるのが「天安河原」あまのやすがわら)。

天安河原に向かう道が整備中だった。

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太鼓橋を渡り、岩戸川沿いを進むと大洞窟・仰慕ヶ窟(ぎょうぼがいわや)がある。

間口30m奥行き25mほどの仰慕ヶ窟は神秘的・幻想的な佇まいで、石を積み願い事をすると叶うとされているが、

見渡す限り小石が積み上がってるさまは邪念が溜っているように感じて個人的には良い感じがしない。

岩戸川沿いのほうが遥かに気持ちがいい。

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仰慕ヶ窟の奥に八百万の神々を祭る社、「天安河原宮」がある。個人的にここでは現地で教えてもらった拝殿裏の石社にお詣りする。

ロープなどで遮られていないので、知ってる人は、そぉ〜っと目立たぬようにお詣りされている。

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※拝殿裏の石社。人がひとり通れるくらい。ここには邪念の溜が少ないように感じた。

 

この時点で10:20(予定の10分押し)

来た道を戻り、いつも立ち寄るお店で開運カードを買い、東本宮の杉の根元に湧いていた御神水を頂く。

冷たくて美味しい!

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いよいよオッサン旅のクライマックスへ、つづく。



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