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DAY1847:高がゲームと侮る事勿れ



遅れ馳せながら1月25、26日にNHKで放送された「ゲーム×人類 PARTⅠ」、「ゲーム×人類 PARTⅡ」を観たワシ。


遅れ馳せながら…とは描いたが、実際はもっとはよ番組自体は観てた。


が、ブログネタとして描くのに、色々番組内で語られてた事やったり、そこでワシが自分なりに感じた事、云いたい事を纏めるのに時間が掛かって…


このタイミングのネタ上げ(更新)と成った。


ゲームを題材にしたドキュメンタリー番組の様な番組やった「ゲーム×人類」。


未だ世の中にはゲーム?(笑)と鼻で笑う人間やったり、ゲームを娯楽として下に観てる人間もようけ居ると想うが…


現在全世界で30億人のゲームプレイヤー達が居ると云われ…


ゲームコンテンツの世界市場は29兆円、日本国内だけでも2兆円を超える市場のゲーム界。


それは映画産業や音楽産業、出版業界を凌ぐ市場に成長した、まさにビッグヴィジネスな市場。


現にeスポーツと呼ばれるゲームの大会では賞金総額100億円が懸けられたり、オリンピックの正式種目に成る拡がりを観せてる、馬鹿には出来ないコンテンツに成長。


番組では実際、ブラジウの貧困層で産まれた若者が、ゲームの大会で優勝し、大金を手に入れ、高層マンションに棲んだり…


YouTuberに続く夢ある職業としてゲーマーが人気に成ってるとかで、ゲーマーの職業訓練校も存在する程に。


また、ゲームの大会で全盲のプレイヤーが健常者のプレイヤー相手に格闘ゲームで勝利する、夢のある話しも紹介された。


ゲーム界全体が進化する中で、ゲームを創る上で最も重要なゲームエンジンも進化し、昔は大手企業で何年も掛けな創られへんかったゲームが個人規模で創れる様に。


その発展がインディーゲーム市場の発展にも繋がり、そこにもヴィジネスチャンスが。


番組では日本の企業が個人クリエイター(インディーゲーム)に資金提供し、そのゲームの売り上げの数%をキックバックするヴィジネスを取り上げてたが…


そのインディーゲーム獲得競争(青田買い)でも現在ゲーム界を席巻中の中国ゲーム企業の姿が。


先を越され、此処でも負ける日本企業(笑)


現在、ゲーム業界の覇権は中国ゲーム企業勢、韓国ゲーム企業勢が握ってるんやけど、次世代のゲーム界の覇権は東南アジア(タイやインドネシア)が来るらしい。


昔と違うてゲーム業界が躍進する切っ掛けと成ったんが、新たなメディア、ツールとしてゲームがその役割りを獲た事。


創り手がゲーム内に風刺や歴史、現代の社会問題や社会情勢を盛り込む事に依って、プレイヤーがゲームをプレイしながらその事に対し自然と向き合い…


考える事が出来るメディア、ツールとしての役割りも果たすゲーム。


そう云う単なる娯楽の1つの存在を超えたゲームに成ったが故のメリット、デメリットも在って…


メリットはゲーム(オンライン)を通じてプレイヤーの交遊関係(ネットワーク)が昔になかった形で拡がった事。


番組ではゲームのオンラインプレイを通じて知り合うた男女がリアルな世界で結婚し、夫婦に成った話しとか…


その結婚式をゲーム内でやって、オンラインプレイで友達に成ったプレイヤー達に披露宴をしたりとか…


これはゲーム界では有名な話しなんやけど、ゲーム内(オンライン)で出来た友人がコロナ禍で亡くなった際、知り合うたゲームの中で参列者を募り、葬儀を行うたと云う話しも紹介。


観ず知らずの参列者も含めてその葬儀の行進に共感した世界中から集まったプレイヤー達は100人超え。


凄くね?


オンラインがゲームに導入されてからは全世界の人間達と繋がれ、そこから関係が発展する魅力があるのがゲームの世界。


まぁ、ワシ個人はオンラインやマルチプレイはせぇへん、生粋のシングルプレイヤーなんやけどな(笑)


せやけど、そのエピソードがあった後、開発者側のインタヴューで、「そう云う事は日常茶飯事なんです、リアルな世界と(ゲームの世界は)は地続き(連動してる)なんですから…」っちゅう場面があってんけど…


あれは創り手として一番誇らしく想える瞬間やと想うし、嗚呼云う台詞が云えるってやっぱり格好よう観えたわな。


一方デメリットとしては、生活に支障が出る程ゲームに熱中するゲーム障害者、ゲーム依存者が全世界で急増してるとか…


携帯ゲーム普及に伴う子供達の課金問題…


また、ゲームがメディアやツールとしての機能を持ち合わす事が知れ渡った事に依る、政治的な利用や国のゲーム介入問題…


オンラインで素性が知れない者同士をエエ事に犯罪への関与を知らず知らずの内にゲーム内で誘導する等…


ワシも一番最初に描いた事は他人事とは云い切れない、自覚症状ありな部分もあるが…


エエ(メリット)も悪い(デメリット)も含め、それだけ人々への影響力がデカく成ってるゲームっちゅう存在。


侮る事なかれ、一時期話題に成った90歳を超えたお婆ちゃんゲーマーがYouTubeにゲーム動画を配信してたり…


世代を問わず愉しめるツール、娯楽に成ってるゲーム。


そのゲームが誕生して半世紀、共に生きて来た者としては、こう云うゲームを取り上げてくれる番組、ゲームを掘り下げてくれる番組は大変あり難いし、勉強にも成ります。


ゲーム爺を自負するワシとすれば、やはり高がゲーム、然れどゲームっちゅう言葉が今日のブログの締めにピッタリやろうと想う。


若者世代から爺婆世代迄、老若男女問わず満遍なく虜にするゲームの世界は馬鹿には出来ひんし侮れませんわ。


時にはそのシナリオやゲーム内で起こるストーリーのドラマ性で感情を揺さぶられる事もあるゲームの世界。


ワシもそんなゲームの世界に魅せられた1人で、誕生して半世紀経った現在でも共にその世界で生きてます(笑)


娯楽、趣味として自身がゲームを人生に組み込んでるワシを誇りに想うてると同時にゲームの可能性や進化はまだまだこんなモンでは終わらへんとも想うてます。


ゲームある時代に産まれてホンマに善かったわ。


是非、ゲームに全く興味があれへん、ゲームなんて…と想うてる人も、この「ゲーム×人類 PARTⅠ、PARTⅡ」を観て欲しいわな?


意外となかなか教養ある番組です(笑)


最期に今回のNHKスペシャルとして放送された「ゲーム×人類」に1つだけ駄目出しがあるとしたら…


ブログでも描いた全盲のゲーマーをスヴェン・デ・ヴェーヘと番組内で紹介してたが、オランダ出身の彼はスヴェンとは成らず、スフェン


Jリーグに来るブラジウ(ブラジルではない)人とかにも云える事なんやが英語読みで全世界の人間を読むのは日本人の悪い癖やし、勝手に名前を変えられ呼ばれる本人としては迷惑です、辞めましょう。
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