太郎のDaxライフ

ミニチュアダックス太郎(12歳10か月)の生活と、ともに生きたパパママの毎日

09イタリア旅行記<6終>

2009年10月21日 | 旅ライフ
夜中に雨が降ったらしく、ナポリの朝の駅前広場は
幻想的な風景でした。↓



これからローマへ向けて高速鉄道で移動します。
通勤客でごった返すナポリ駅↓


改札がないので列車とホームの間を
自由に行き来できるのです。
こんな場所では一度列車に積み込んだ荷物を
発車前の知らぬ間に盗まれたりしてしまいます。
ここはナポリ。気をつけなければ…。

そんな緊張感をよそに、太郎パパ記念撮影↓
     


約2時間弱の電車の旅
発車してしまえばこっちのもの。
超快適です!


座席でウトウトとしていると、どこからか
「チャッ♪チャッ♪チャ♪」と携帯の着信音
超ウルトラ・イントロ・ドン!でもわかるこの曲は
マイケル・ジャクソンの「BAD」

万国共通の着信音を聞いたような感動をおぼえ
帰国後すぐ、夫婦で着信音をBADに変更しました
ちなみに、太郎パパからの着信音は「スリラー」ですけど…
決して恐怖だということではありませんよ(笑

ローマ到着後、地下鉄でホテルへ移動。
チェックインができたので、部屋へ荷物を運び
身軽になったところで街歩きに出かけます。

まず向ったのはヴァチカン市国!
地下鉄駅から歩いて向う途中
美味しそうなお店を物色しながら進みます。
     

評判のピッツェリアがあることがわかり
後ほど来ることに。
その前に美味しそうなジェラート屋を発見したので
こちらで喉を潤します↓ピスタチオ味が激ウマです☆


ジェラート屋の前の道をそのまま進むと
ヴァチカンの回廊に突き当ります。
人間がとても小さく見えてしまいますね↓
     
この回廊の柱の位置を覚えておいてください。
後ほどチェックする必要がありますので…

回廊をくぐり抜け、サン・ピエトロ広場へ↓



映画化された「天使と悪魔」の本に出ていたのですが
この広場内のある地点に立つと、沢山ある回廊の柱が
重なって見えるように計算されているそうなのです。
どこだどこだ!と探していると、人だかりの足元に発見↓


そこに立って回廊を見ると、確かに。

外側と内側にそれぞれある柱が重なってひとつに見えますね。
はい、満足です☆


サン・ピエトロ大聖堂の上は上れるようになっていて
遠目に見ても沢山の人がいることがわかります。
それにしてもよくこんな屋根をつくりましたね。
3枚上の画像に写る聖堂のトップの部分ですよー
拡大しても人が米粒以下のサイズ…↓




そうしているうちに狙ったお店の開店時間に。
急遽引き返し、ピッツェリアへ↓


L'isola della Pizza(リゾラ・デッラ・ピッツァ)
 住所:Via degli Scipioni 41/49
 電話:06-39733483 水曜休 


奥の炭焼きコーナー近くに着席
目の前で大きな肉の塊が次々に焼かれていきます。
ここはピッツェリアでありながら、炭焼きも有名らしい

肉を食べたい衝動にも駆られましたが
ここは大人しく当初の予定通りピザを注文。 
太郎パパはマルゲリータ、
きのこ好きのママはポルチーニのピッツア↓
     


この他、インゲンのサラダとワインを。
ローマ周辺の地元ワイン、カステッリ・ロマーニ
これも水のようにゴクゴク飲めて、美味しかった!
     



お腹がいっぱいになった後はヴァチカン美術館へ。
中庭がとても広~い!さすが。



じっくり時間をかけて色々と鑑賞させていただきました。満足!
     
昔のイタリア地図か?↓


絵の大きさに圧倒されます↓


フレスコ画↓


この壁画、どこかでみたことがある!
遥か昔に教科書で見たのでしょうか???
ラファエロの間。中央の二人にご注目。
左がプラトン(モデルはダ・ヴィンチ)、右がアリストテレス↓


システィーナ礼拝堂に通じる道があり、入って見ると
ここだけ厳戒態勢。
写真撮影はもちろん不可。教会関係者が「サイレンス!」と
常によびかけている姿を見て、改めて
ここは観光地じゃないのだと思い知らされました。


この礼拝堂、奥の右側に扉があり
そこを抜けると、サン・ピエトロ大聖堂への近道だったのですが
気づかずにそのまま進んでしまいました。
あとで遠回りをしていかなければならないことに…グスン

近道を窓から眺めるだけで終わってしまいました↓



その後、美術館を出てサン・ピエトロ大聖堂へ移動。


ミケランジェロデザインのスイス衛兵服。
歴史を感じます。かっこいいなぁ


大聖堂の中も貴重な美術品が多く
鑑賞に多くの時間をさきました。
ミケランジェロ作「ピエタ」↓
     

ちょうど礼拝の真っ最中だったので
静かに見学させていただきました↓
     


あまりにゆっくり見学していたため
サンピエトロ大聖堂の上へ昇る入口が既に閉鎖されガックリ
もしいつかまた来る機会があれば
あの上からローマを一望してみたいです。


その後、来た道を戻りホテルへ。
おしゃれをしてレストランへ行こう!と
わざわざ着替えに戻りました。

しかし…
朝からの移動疲れで、太郎ママもうグッタリ。
頑張って着物に着替えたのはいいのですが
レストランまで移動する気力がわかず、我がまま放題。
「もう近くのお店で済ませようよー!!!」


ラストナイトなのに!と、太郎パパから散々文句を言われましたが
一番近くのレストランで我慢してもらいました。ごめんなさい。


そこでも好きなアリアーニコのワインがあったので↓
     


イタリア人ってどんだけ食べるのだろう!と思ったのがこの時。
隣のテーブルについたイタリア人男性2名。
パスタと大皿料理をそれぞれ頼み、さらにデザートをガッツリ食べて
涼しげな顔して出て行きました。
日本人の2食分くらいあるのに

これだけのエネルギー量をいったいどこへむけて使っているのか。
イタリア人、不思議&謎です。


ここのパスタ。
下の画像の通り、これだけでも満腹になるほどの量なのに…
プリモのカルボナーラ↓


肉好きの太郎パパ
メインに炭火焼きステーキ↓


太郎ママは満腹のためステーキを焼く寸前にキャンセル
帯がきつくて物理的に無理でした


その変わり、別腹のデザートを注文。
物理的に無理じゃなかったのか!?

めちゃめちゃ大きなティラミス。別腹とはいえ、きつかったデス


私達の後テーブルに座っていたカップル(死語?
太郎ママの和服姿を見て、「Oh!KIMONO!」
まさかイタリアの人がKIMONOという単語を知っているとは思わず
日本の文化もワールドワイドになったものだと感心しました。


さてさて、翌日(帰国の日)
出発までのわずかな時間も街歩きに費やした私達。
駅と反対方向へブラリと歩いてみると
地元のローカルスーパーを発見!最後の買い物です。


食材や調味料をカゴに入れ、お酒売り場へと行くと
太郎パパが「あーーーー!これ!!!!」と興奮気味。
どうやら鍵のついたガラス張りの棚にお目当てのワインを見つけたようです。

売り場の人を呼び価格を確認すると
太郎パパ曰く信じられないくらい安い値段だったらしく
(太郎ママにはさっぱりわかりませんが…)
重量オーバー覚悟でお買い上げです。


そうそう、街歩き中にみつけた面白いポスター。↓
     
呼気のアルコールを測定する機械のポスターらしいのですが
中心の男性、ネクタイを頭に巻いています。
こういう姿って、ザ・日本のサラリーマン!と思っていたけれど
これも万国共通なのですね~


帰りの飛行機はモスクワ経由で成田まで。
乗り換え待ちの間はアイリッシュバーでビール三昧↓



ローマでアッピア街道に行けなかったのが心残りですが
とても充実した観光ができたと思います。満足。

買ってきた物の中で一番嬉しいお土産はコレ↓

パルミジャーノの塊。これだけで1kg以上
普段の食事にたっぷり使わせてもらいます。


その他、細々とした買い物はこちら↓



:後記:

イタリアへ行く度に、思うのですが
これだけの文化を持ちながら、なぜここまで衰退してしまったのか。
数々の理由はあるでしょうが、それを紐解きながら目の当たりにしていくことに
イタリア旅行の醍醐味があるのではと感じます。
またいつか行ける日が来るのであれば、今度こそ
塩野七生さんの本を読破していかねばと切に思うのです。

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TOP画像はサン・ピエトロ大聖堂内部
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