たろちのカメラ好きな一面

たろちっちの撮影記です。

それでも笑える。(ダバオ)

2012年08月01日 | 日記


Nikon D60  AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
2012/08/01 11:01  1/640秒 F5.6 ISO400 75mm(35mm判換算)

『それでも笑える。』(フィリピン・ダバオ)
記念祭(≒文化祭・学園祭)でバザーという催しに関わっていた自分は、バザー収益金をフィリピンの小学校の保健室運営に寄付する過程でフィリピンへ興味を持ち、実際にフィリピンへ訪問してみることに決めた。そこで、寄付の仲介を担っている日本フィリピンボランティア協会(JPVA)にツアーを組んで頂き、有志の高校生7人と共にフィリピンへやってきた。貧困の差が激しく、新しい物と古い物が混在しているフィリピン。そこで学ぶものは非常に多かった。
ツアーの2日目。この日の予定はスラムを見学しに行くこと。セキュリティが居て設備も整っている宿泊場所から車で移動すること1時間弱。初めて見るスラムは衝撃的だった。まともな道はなく、家も家とは到底呼べない住まい。そんなスラムの中でも、バスケットゴールがある広場で遊ぶ子供達は元気だった。そして見知らぬ外国人からカメラを向けられても嫌な顔は全くせずに笑顔でレンズを覗いてくれた。強制撤去がいつあるかも分からないし、目を覆いたくなるような生活環境の悪さの中でも、笑って暮らすことが出来るのだ。ファインダーに写るこの少年の笑顔を見て、自分も自然と笑顔になれた。なぜ今まで自分はあんなに小さな事で悩んだり怒ったりしていたのか、馬鹿らしくなってきた。


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