たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事,家族,後遺症・・・。感謝の日々を綴っています。

雑学・日常編【教育改革の構想があるがぜよ】

2024-05-16 22:35:57 | お仕事
 坂本竜馬は明治維新後の国政の構想を持っていたことは有名である。
 私も学校社会の構想案がある。

 管理職の研修や選考でも
「不祥事が無くならないのはなぜか?」
「働き方改革は限界なのでは?」
「人材不足の改善策は?」
という話題が上がるが講師や選考官が答えをもっていない様子。

 私自身も悩み続けて
「無理なのでは?」
と諦めかけて、
「教育界に見切りをつけて、サッサと退職しよう。」
と冷静になった時に気づいた。
「全ての課題は繋がっている!」
 その鍵は「人事評価」である。

①『「人事評価」における給与体系の見直し』
 初任給を上げる。これで優秀な人材が集まる。
 上がった分は「ベテラン層の給与上限」と「退職金の引き上げ」で補う。
 教員も「子供が好きだから給料は二の次」という者が多い。

②『「キャリア」としての各種主任の登用』
 教務主任・研究主任・学年主任は多めに給与をもらっている。
 「お金を稼ぐために教員になったわけではない」
という人も多い。
 目標申告に関する各種手当の充実。
 それにより「頑張った者が儲かる」という仕組みを作る。
 若年期は「体育主任」「生徒指導主任」
 ベテラン期では「教務主任」「研究主任」
 本人にとっての「名誉」で「ご褒美」が整備することが大事である。

③『「御恩と奉公」の再生』
 教育現場は「御恩と奉公」の社会である。
 先輩や上司に褒められ、認められ、子供たちが伸びていくから教師も育つ。
 その「御恩」が無くなって、仕える価値がなくなったから「不祥事」が起きる。
 県では「誰かが見ています。良いことも悪いことも。」を謳っているが、
「良いこと」をするのが当たり前で、「悪いこと」を温情なく処分するから、
「ヤケ酒紛い」の不祥事が起きるのである。
「御恩と奉公」の整備が教員社会の再生の鍵である。

④ 『「教員の専門性」の重用』
「教員の専門性」を保証することは必須である。
「子供に関わったり勉強を教えたりすること」が教員の本分である。 
「働き方改革の手引き」でも「児童に関わる仕事を100%」を謳っている。
 しかし、実際には「文書仕事」や「大人への対応」が山積み。
 教材研究が二の辻である。
 行政機関でも始めているが、教員免許の価値を見直し、所持者を重視したい。
 そして免許を持たない人の活用が必須である。

 結論として、「御恩と奉公」や「教員の本分」が全ての原点である。
 上の体制を見直すことができれば、教育界も安泰である。
 そうでないと…

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