たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事,家族,後遺症・・・。感謝の日々を綴っています。

「掃除の時間」は必要なのか? ~何か変だよ小学校~

2024-10-24 19:00:00 | お仕事

「お昼の掃除の時間」というのは、

日本人の文化に定着している。

「朝掃除」などという習慣も

あったかもしれない。

 

いずれにしても

日本の学校では長い間、

「掃除の時間」

というスケジュールが定着してきた。

どこの学校でも

「日課表」に組み込まれている。

 

「掃除の時間」は

本当に必要なのだろうか?

海外の学校に

掃除の時間が無いことは有名な話。

日本でも

業者に委託する学校も存在し始めたらしい。

大学や企業では

業者委託が一般的である。

 

では、

「掃除の時間」が

根強く残っている理由は何だろうか?

いくつかの理由が挙げられる。

【掃除の効果】

・「掃除」の手順を学ぶため。

 (小学校5年生の家庭科)

・作業の中で「協力性」を養うため。

・体力をつけるため。

・掃除に専念して集中力の育成。

・身の回りをきれいに保つ習慣や意欲を育てるため。

 (道徳性の育成)

・学習で活躍できない児童を褒める機会になる。

・業者を雇う経費削減。

 

一方で、

日課表から「掃除の時間」を外すと…

【掃除の時間を外す効果】

・下校時刻が早まることで児童も職員も放課後が充実する。

・熱中症や日焼け、しもやけ等の健康被害の解消。

・ハウスダストや肌荒れが避けられる。

・掃除ロボットを購入して自走させれば良い。

・業者を雇うことで雇用機会が生まれる。

 

中間的な対応として

こんな業務軽減が図られている。

【掃除の時間の一工夫】

・ダスキンやクイックルワーパー等を使って簡単掃除。

・濡れ拭きは必要最低限。

・机や椅子は移動しない。

・各部屋で掃除機が活躍。

・体育館のワックスがけは行わない。

 (文部科学省からの通知)

 

日本の「掃除」の形態が変わっている。

その一方、海外で

「日本人は綺麗好き」

そんな高評価がある。

「列を並ぶ礼儀正しい民族」

それと同様に、

「掃除の時間」を通して

子どもの頃から培われた

日本人の素晴らしい習慣。

 

 

それを支えてきたのが

「掃除の時間」だとしたら

日課表から外すのは

時期尚早なのかもしれない……

 

 

ちなみに、

教頭は「掃除の時間」に

校舎の修理をしていることが多い。

明日は雨漏り箇所の確認と

体育館の電球を交換する時間になるかも……

 

 

 


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