Live&Dining bar 《 Talumache Arrow 》

ギターの健康診断 Ⅲ


ギターショップPALへはもう一本のギターを持ち込みました。

tamura氏の「Gibson Dove」。


         200705301


アリスの谷村新司が使っていたギターとしてあまりに有名。

鳩のインレイが施されたピック・ガードとチューン-O-マチック搭載のブリッジが特徴です。

PALのオーナー自身もDoveの魅力にはまってしまい(お店のシャッターにどどんとダヴを描いて看板に使うほどですもの)、超レア・モデルをお持ちになっています。

だからDoveに関する知識はそうとうなもの。

tamura氏もこの機会にしっかり診察してもらおうと同行されました。


そのtamura氏のDoveは1967年製。

診察の結果、かなりの重症だそうです(>_<)


ブレーシングの剥がれはまだしも、特徴的なピック・ガードは経年変化により崩壊寸前。

このピック・ガード、年代によってはセルロイドで出来ているらしく、発熱するそうです。

そして、これがトップ板を焦がしたり、ピックガードに近いところのフレットを錆びつかせたりするんだそうです。

そして、放っておくとピック・ガード自体がボロボロと自然崩壊してなくなってしまうと・・・


お、恐ろしい・・・


症状が進まないうちに、ピック・ガードはすぐにでもはずした方がいいとのこと。

PALでは手彫りによるダヴ用ピック・ガードも製作されているそうです。

純正を発注するとべらぼうに高いんだそう・・・


ビンテージのダヴをお持ちの方、またこれから手に入れようとされている方、ピックガードの状態には十分ご注意を。

ピック・ガードの自然崩壊・・・

この病気は突然発症するそうです。(64年以前のダヴは材質の違いから大丈夫だそうです)


他に、トップもかなりお腹が出た状態で、ブリッジも剥がれかかっていました。

治療に関してはPALでも難しいらしく、リペアマンの鳥居氏(私もこの方にマーチンのネック折れ手術をしてもらいました)のもとで詳しく再検査となりました。

どのような治療をしていくかはその後からになったようです。


とりあえず今回のPALツアー、ビンテージ・ギターは定期健診と早期治療が大切だということを痛感した一日でした。



PALホームページ

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http://www.guitars-shop.com/






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