和風ファンタジーロマンス〖ぬらりひょんの花嫁〗全巻あらすじとネタバレ感想。
半妖の妖怪王と顔に火傷を負った遊女が夫婦になって『妖怪石』を探す物語。
吉田真翔さんのイラストが素敵!
半妖の妖怪王と顔に火傷を負った遊女が夫婦になって『妖怪石』を探す物語。
吉田真翔さんのイラストが素敵!
〖ぬらりひょんの花嫁〗
著者:吉田真翔

カバーデザイン:
Yuka Karigome(KOMEWORKS)
発行:株式会社白泉社
発行:株式会社白泉社
★項目クリックでページ内ジャンプ
(goo blogアプリはブラウザ接続で可能)
(goo blogアプリはブラウザ接続で可能)
〖ぬら嫁〗登場人物
〖ぬら嫁〗全巻あらすじ・ネタバレ感想
〖ぬらりひょんの花嫁〗シリーズ登場人物
<メイン>
●さち
幼少期、火事で顔に火傷を負う
妖怪の姿が視える遊女・月夜(つきよ)
妖怪石で半妖に→朧の妻になる
幼少期、火事で顔に火傷を負う
妖怪の姿が視える遊女・月夜(つきよ)
妖怪石で半妖に→朧の妻になる
●朧(おぼろ)
妖怪王ぬらりひょんと人間のハーフ
半妖ゆえ1回力を使っただけで無力化する
妖怪王ぬらりひょんと人間のハーフ
半妖ゆえ1回力を使っただけで無力化する
完全な妖怪になる為、妖怪石を探している
妖刀『霞刀』を首に巻いている
妖刀『霞刀』を首に巻いている
●覚(さとり)
心が読める妖怪で朧のお付き
心が読める妖怪で朧のお付き
●【回想】さちの母
火事で亡くなった
2巻で名前が判明→いと
2巻で名前が判明→いと
●【回想】ぬらりひょん
******** ******** ********
<1巻>
●朝霧花魁(あさぎりおいらん)
月夜がいた遊郭の花魁で月夜を嫌っている
月夜がいた遊郭の花魁で月夜を嫌っている
●おふみと諭吉(ゆきち)
人喰い鬼に捕まる
●茶屋のおばさん
●人喰い鬼
人喰い鬼に捕まる
●茶屋のおばさん
●人喰い鬼
●夜白(やしろ) >3、4巻登場
烏天狗っぽいが羽が小さすぎて飛べない
忌み子として赤子の時に殺されかける
妖怪王・朧を狙ってさちを誘拐する
●夜白の父ちゃん・陽(よう)
本当の親ではない
異形の羽の夜白が始末されるのを助ける
密かに育てたことが仲間にバレて……
●謎の妖怪
夜白に羽を治す代わりに朧を殺すよう指示
烏天狗っぽいが羽が小さすぎて飛べない
忌み子として赤子の時に殺されかける
妖怪王・朧を狙ってさちを誘拐する
●夜白の父ちゃん・陽(よう)
本当の親ではない
異形の羽の夜白が始末されるのを助ける
密かに育てたことが仲間にバレて……
●謎の妖怪
夜白に羽を治す代わりに朧を殺すよう指示
正体は4巻で判明
******** ******** ********
<2巻>
●亮(りょう) >4巻にも登場
さちの故郷の幼なじみで漁師
実は妖怪が視える人
●亮の母
さちにとって重要な証言をする
●百(もも) >4巻にも登場
亮に恋する人魚
●海坊主
妖怪石を狙う
さちの故郷の幼なじみで漁師
実は妖怪が視える人
●亮の母
さちにとって重要な証言をする
●百(もも) >4巻にも登場
亮に恋する人魚
●海坊主
妖怪石を狙う
●雷丸(らいまる) 3、4巻も登場
火車(かしゃ)という妖怪で朧の部下
火車一族は妖怪の葬儀屋
亡くなった妖怪の魂を抜いて角灯に入れる
さちと朧の結婚は断固反対
火車(かしゃ)という妖怪で朧の部下
火車一族は妖怪の葬儀屋
亡くなった妖怪の魂を抜いて角灯に入れる
さちと朧の結婚は断固反対
●猫の乗り物 3、4巻も登場
実は雷丸の父
●ぶんとぶく
狸の妖怪
たれ目がぶん、つり目がぶく
実は雷丸の父
●ぶんとぶく
狸の妖怪
たれ目がぶん、つり目がぶく
●【回想】朧の母・霞(かすみ)
>4巻も回想
●猫又のコマ
さちが浮気を疑った簪売りの店員さん
さちが浮気を疑った簪売りの店員さん
******** ******** ********
<3巻>
●葛城(かつらぎ) >4巻にも登場
土蜘蛛妖怪で医者
朧の母を助けられず人間界へ逃げた
土蜘蛛妖怪で医者
朧の母を助けられず人間界へ逃げた
●弥胡(やこ)
人間界で簪を作っている狐の妖怪
さちの父の形見の簪を作った
人間界で簪を作っている狐の妖怪
さちの父の形見の簪を作った
●油取り(あぶらとり)
女子供を攫って油をしぼる妖怪
女子供を攫って油をしぼる妖怪
●おつね
油取りに攫われていた人間の娘
●天邪鬼(あまのじゃく)
さちを操る
油取りに攫われていた人間の娘
●天邪鬼(あまのじゃく)
さちを操る
●弓削清行(ゆげ・きよゆき)>4巻も登場
占い師として朧とさちの前に現れる
本当は陰陽師弓削一族の生き残り
占い師として朧とさちの前に現れる
本当は陰陽師弓削一族の生き残り
●阿備(あび)>4巻も登場
弓削清行の妻だが死んだ
今は弓削の式神
弓削清行の妻だが死んだ
今は弓削の式神
●【回想】さちの父
弓削一族の陰陽師だった
弓削一族の陰陽師だった
〖ぬらりひょんの花嫁〗1巻あらすじ・ネタバレ感想
●あらすじ
狐の面をつけ張見世に出る遊女・月夜は顔に醜い火傷の跡がある。
興味本位で月夜を買った客は面の下を見るやバケモノ扱いで逃げ出す始末。
ある晩、立派な着物を着た男が遊郭へやって来て月夜を買うと言う。
だが、月夜には視えていた。
その男の側についている妖怪の姿が。
興味本位で月夜を買った客は面の下を見るやバケモノ扱いで逃げ出す始末。
ある晩、立派な着物を着た男が遊郭へやって来て月夜を買うと言う。
だが、月夜には視えていた。
その男の側についている妖怪の姿が。
男は妖怪王・朧。
妖怪の総大将・ぬらりひょんと人間の母の間に生まれたが、半妖ゆえ一度妖力を使ってしまうと無力化してしまう。
半妖では反発する妖怪も多く、王として完全な妖怪にならねばならない。
その為に必要なのは、妖怪が視える人間の側にあるという『妖怪石』だ。
だが、月夜は妖怪石を持っていなかった。
妖怪の総大将・ぬらりひょんと人間の母の間に生まれたが、半妖ゆえ一度妖力を使ってしまうと無力化してしまう。
半妖では反発する妖怪も多く、王として完全な妖怪にならねばならない。
その為に必要なのは、妖怪が視える人間の側にあるという『妖怪石』だ。
だが、月夜は妖怪石を持っていなかった。
上客を取られたと思った朝霧花魁は月夜を葬ろうとする。
朝霧は客に月夜の殺害を依頼するが朧に邪魔され失敗。
それでも月夜が蔵に入ったのを見るや今度は自分で火をつけ……。
朝霧は客に月夜の殺害を依頼するが朧に邪魔され失敗。
それでも月夜が蔵に入ったのを見るや今度は自分で火をつけ……。
発売日:2021年5月20日
●感想
第1話のラストが衝撃的!
絶対朧は『妖怪石』を取り込んだと思ったのに「そっち!?」と驚いた。
このラストでコミックスの購入を決めた。
絶対朧は『妖怪石』を取り込んだと思ったのに「そっち!?」と驚いた。
このラストでコミックスの購入を決めた。
この漫画、月夜の台詞がとても良い。
半妖でたった1回妖力を使っただけでふにゃふにゃになってしまう朧は、無力化ついでに愚痴り、亡くなった母の後を追ってしまおうかなどと口走る。
それを聞いた途端、月夜は朧の胸ぐらを掴んで一喝する。
「命なめてござりんすか」
(21ページ)
おおっ!カッコイイ。
半妖でたった1回妖力を使っただけでふにゃふにゃになってしまう朧は、無力化ついでに愚痴り、亡くなった母の後を追ってしまおうかなどと口走る。
それを聞いた途端、月夜は朧の胸ぐらを掴んで一喝する。
「命なめてござりんすか」
(21ページ)
おおっ!カッコイイ。
2話以降、いろいろな妖怪が登場するが、どの妖怪よりも第1話で登場した人間の朝霧花魁ほど恐ろしくはない。
月夜が顔に傷がある醜女のくせに、自分を差し置いて朧に選ばれたことが気に入らないからって普通殺そうと思わないよね?
妖怪の上をいく性根の悪さ、朝霧。
結局、人間が一番怖いってことかな。
月夜が顔に傷がある醜女のくせに、自分を差し置いて朧に選ばれたことが気に入らないからって普通殺そうと思わないよね?
妖怪の上をいく性根の悪さ、朝霧。
結局、人間が一番怖いってことかな。
間に入るおまけページは、キャラクターの設定が読めるのが楽しい。
1回しか出てこないキャラもこんなに細かい設定なのかぁと感心した。
1回しか出てこないキャラもこんなに細かい設定なのかぁと感心した。
〖ぬらりひょんの花嫁〗2巻あらすじ・ネタバレ感想
●あらすじ
半妖となったさちは、ぬらりひょんと人間の間に生まれた妖怪王・朧に娶られた。
半妖の朧が完全な妖怪になるには『妖怪石』を取り込む必要がある。
だが、これまで見つかったのはさちの母の簪についていた一つだけ。
妖怪石の手がかりを求めて、さちは朧を故郷へ連れて行く。
半妖の朧が完全な妖怪になるには『妖怪石』を取り込む必要がある。
だが、これまで見つかったのはさちの母の簪についていた一つだけ。
妖怪石の手がかりを求めて、さちは朧を故郷へ連れて行く。
8年ぶりに帰郷したさちは、幼なじみの亮と再開する。
だが、町には異変が起きていた。
怪我をする漁師が増える一方で空から生きた魚が降ってくると言う。
海には亮に恋する人魚がいて……。
だが、町には異変が起きていた。
怪我をする漁師が増える一方で空から生きた魚が降ってくると言う。
海には亮に恋する人魚がいて……。
さちの故郷をあとにした一行の元に大きな猫の乗り物に乗った妖怪が現れる。
朧の母の命日は妖怪界の祭の日ゆえ、朧の部下の雷丸が迎えに来たのだ。
雷丸は妖力があまりないさちが朧の妻であることが許せない。
妖怪の葬儀屋である雷丸はさちの魂を抜き……。
朧の母の命日は妖怪界の祭の日ゆえ、朧の部下の雷丸が迎えに来たのだ。
雷丸は妖力があまりないさちが朧の妻であることが許せない。
妖怪の葬儀屋である雷丸はさちの魂を抜き……。
発売日:2021年10月20日
●感想
さちの母が火事の時に渡してくれた妖怪石付の簪は、実は父の形見だった。
さちの母のお墓が無いと知った朧はさちに内緒でお墓を建ててくれる。
2巻で母の名前が判明。
“いと”さんだった。
さちの母のお墓が無いと知った朧はさちに内緒でお墓を建ててくれる。
2巻で母の名前が判明。
“いと”さんだった。
雷丸は妖怪もどきのさちが朧の妻になることを反対し、狸の妖怪・ぶんとぶくを巻き込んでさちを殺そうとまでする。
ぶくが失敗すると、雷丸自らさちの魂を抜いてしまう。
見た目がいっさい変わらない魂は誰のものだか判別不可能。
それでも強い縁なら見分けられるだろうと朧に挑む。
朧がさちの魂を見つけられなければ、さちの魂は他の魂と一緒に祭の最後に空に放たれさちは死んでしまう。
ぶくが失敗すると、雷丸自らさちの魂を抜いてしまう。
見た目がいっさい変わらない魂は誰のものだか判別不可能。
それでも強い縁なら見分けられるだろうと朧に挑む。
朧がさちの魂を見つけられなければ、さちの魂は他の魂と一緒に祭の最後に空に放たれさちは死んでしまう。
角灯に入った何千もの魂の描写が綺麗。
朧はこの魂探しで結構妖力を使っているが、1個妖怪石を取り込んでいるせいか前より弱体化が遅くなった。
でも、1個じゃ完全妖怪にはなれず。
朧が本物の妖怪になるには一体何個の妖怪石が必要なんだろう。
朧はこの魂探しで結構妖力を使っているが、1個妖怪石を取り込んでいるせいか前より弱体化が遅くなった。
でも、1個じゃ完全妖怪にはなれず。
朧が本物の妖怪になるには一体何個の妖怪石が必要なんだろう。
〖ぬらりひょんの花嫁〗3巻あらすじ・ネタバレ感想
●あらすじ
再び人間界で妖怪石探しを始めた朧とさちだったが、さちが熱を出してしまう。
妖怪界で医者だった土蜘蛛の葛城が人間界にいることを知り、朧たちは葛城を訪ねる。
かつて朧の母・霞を助けることができなかった葛城はさちの治療に躊躇する。
妖怪界で医者だった土蜘蛛の葛城が人間界にいることを知り、朧たちは葛城を訪ねる。
かつて朧の母・霞を助けることができなかった葛城はさちの治療に躊躇する。
無事に風邪が治り旅を再開した一行は、空腹で行き倒れている占い師と出会う。
おにぎりを分け与えると占い師は明朝橋を渡れば探し物が見つかると言う。
占い師の言葉通り橋へやって来ると、そこに簪屋が現れる。
狐の妖怪・弥胡は、さちの父の形見の簪を作ったらしく……。
おにぎりを分け与えると占い師は明朝橋を渡れば探し物が見つかると言う。
占い師の言葉通り橋へやって来ると、そこに簪屋が現れる。
狐の妖怪・弥胡は、さちの父の形見の簪を作ったらしく……。
発売日:2022年2月18日
●感想
簪作成者の弥胡の話からイイ感じに展開するかと思いきや、占い師のふりをして朧達に近づいてきた弓削清行の陰謀にどっぷりハマってしまう。
それにしても、あれだけ探していた妖怪石をなぜ弓削が持っていたのだろう?
そして、朧はなぜ妖怪石の気配を悟らなかったのだろう?
心を読める覚が弓削に関しては心を読めないと言っていたので、弓削は陰陽師の術で気配を消していたのかもしれない。
でも、あれ本物の妖怪石だったのかな?
石を取り込んだ朧の様子が……。
そして、朧はなぜ妖怪石の気配を悟らなかったのだろう?
心を読める覚が弓削に関しては心を読めないと言っていたので、弓削は陰陽師の術で気配を消していたのかもしれない。
でも、あれ本物の妖怪石だったのかな?
石を取り込んだ朧の様子が……。
遊郭に売られていたさちは、父母のことを「母上」「父上」と言っていたので、武家出身かなと思っていた。
父親が陰陽師だったことが判明。
かなりややこしくなっていく人間(妖怪)関係。
発端は16年前のぬらりひょんと陰陽師一族の戦いだが、なぜそんな事態になったのか3巻では不明だ。
父親が陰陽師だったことが判明。
かなりややこしくなっていく人間(妖怪)関係。
発端は16年前のぬらりひょんと陰陽師一族の戦いだが、なぜそんな事態になったのか3巻では不明だ。
3巻は朧の表情が豊かになったので、明るい感じでストーリーが展開するのかと思いきや、大分暗い方向へ進んだ。
突然現れた夜白はどう絡むのかな?
突然現れた夜白はどう絡むのかな?
〖ぬらりひょんの花嫁〗4巻あらすじ・ネタバレ感想
●あらすじ
陰陽師の末裔である弓削清行の策略にはまった妖怪王・朧。
弓削に無理やり妖怪石を飲まされ、その妖力の強さに暴走する。
人の心を変える能力を持つぬらりひょんと化した朧は、更なる力を求めてさちの中にある妖怪石を欲する。
朧は妻であるさちを手に掛けようとする。
弓削に無理やり妖怪石を飲まされ、その妖力の強さに暴走する。
人の心を変える能力を持つぬらりひょんと化した朧は、更なる力を求めてさちの中にある妖怪石を欲する。
朧は妻であるさちを手に掛けようとする。
烏天狗の夜白に助けられたさちだったが、朧の暴走は止まらない。
さち達を逃した後、今度は弓削が持っている妖怪石を狙う。
さちは、朧のことを好きで夫婦になったと思っていたが、本当はぬらりひょんの能力で自分の気持ちを変えられていたのかもしれないと疑念を抱く。
朧への気持ちに自信が持てなくなったさちは……。
さち達を逃した後、今度は弓削が持っている妖怪石を狙う。
さちは、朧のことを好きで夫婦になったと思っていたが、本当はぬらりひょんの能力で自分の気持ちを変えられていたのかもしれないと疑念を抱く。
朧への気持ちに自信が持てなくなったさちは……。
発売日:2022年5月20日
●感想
『ぬらりひょんの花嫁』の中で最も性格が悪かったのは、1話に登場した朝霧花魁だと思う。
さちを焼き殺そうとした朝霧が4巻の最終話に登場するとは思わなかった。
ビックリだ。
コイツ、こんなことになってやがるぜ、と胸がすいた。
さちを焼き殺そうとした朝霧が4巻の最終話に登場するとは思わなかった。
ビックリだ。
コイツ、こんなことになってやがるぜ、と胸がすいた。
朧は、3巻13話でぬらりひょんの本当の力を使って、さちを操っていた天邪鬼の心に干渉し自ら死を選ばせている。
そんなことが簡単にできてしまうと、それまで愛情があって夫婦の関係を築いていると思っていたのに全て嘘のように思えてしまう。
さちはぬらりひょんの能力を知っても、朧のことを愛しいと思う。
しかし、それが本心なのかどうか自信が持てない。
一方の朧も、自分では気づかないうちにさちの心に干渉し、朧のことを好きだと思わせてしまったのではないかと考える。
力を使ったかどうか、朧は自分でも証明できないのだ。
そんなことが簡単にできてしまうと、それまで愛情があって夫婦の関係を築いていると思っていたのに全て嘘のように思えてしまう。
さちはぬらりひょんの能力を知っても、朧のことを愛しいと思う。
しかし、それが本心なのかどうか自信が持てない。
一方の朧も、自分では気づかないうちにさちの心に干渉し、朧のことを好きだと思わせてしまったのではないかと考える。
力を使ったかどうか、朧は自分でも証明できないのだ。
人の心を変えることができたら、概ね欲しい物が手に入ると思う。
仕事もやりたい放題だ。
好きなひとを彼氏、彼女にすることもできれば結婚することもできる。
でも、その“好き”は、まやかしだと思うと、とてつもなく淋しい。
「俺(私)がそう思うように上書きしたもんね」と思ったら、相手に好きだと言われれば言われるほどに空しくなりそうだ。
それって全然幸せじゃない。
仕事もやりたい放題だ。
好きなひとを彼氏、彼女にすることもできれば結婚することもできる。
でも、その“好き”は、まやかしだと思うと、とてつもなく淋しい。
「俺(私)がそう思うように上書きしたもんね」と思ったら、相手に好きだと言われれば言われるほどに空しくなりそうだ。
それって全然幸せじゃない。
この気持ちが本物か、それともまやかしか。
凄く気になるところだが、さちはやっぱりカッコ良かった。
うだうだ悩む朧を一喝!
凄く気になるところだが、さちはやっぱりカッコ良かった。
うだうだ悩む朧を一喝!
「…私の心の真偽は
わからなくても
朧さんの心は
わかるはす
だって
その力
自分の心は
つくれないのでしょう?」
わからなくても
朧さんの心は
わかるはす
だって
その力
自分の心は
つくれないのでしょう?」
(70ページ)
言われてみればその通り。
ぬらりひょんの父が母の心を変えた為に夫婦となり、それで生まれてきた自分は、母親に本当に愛されてたわけではないと考え苦しんできた朧。
相手の気持ちはともかく、自分自身がその人を好きであることに変りはない。
だったらもうそれでいいじゃん、と割り切れるさちの前向きさに朧は救われる。
さちは、ほんとに逞しいな。
ぬらりひょんの父が母の心を変えた為に夫婦となり、それで生まれてきた自分は、母親に本当に愛されてたわけではないと考え苦しんできた朧。
相手の気持ちはともかく、自分自身がその人を好きであることに変りはない。
だったらもうそれでいいじゃん、と割り切れるさちの前向きさに朧は救われる。
さちは、ほんとに逞しいな。
朧は見た目20代で実年齢は80歳近い設定だ。
朧の母は60年程前に亡くなり、妻を亡くした悲しみにどっぷり浸かった父のぬらりひょんは50年ほどかけて病んでいく。
最終話の人間界の様子が、着物から洋装に変り洋館や街灯が存在することから、朧がさちと夫婦になってからプラス50年くらい経ったのかしらね?
朧は相変わらず若いイケメンで、半妖になったさちも若いままだ。
他人の心を変える能力より、若く美しいままでいられる力の方が欲しいわ。
朧の母は60年程前に亡くなり、妻を亡くした悲しみにどっぷり浸かった父のぬらりひょんは50年ほどかけて病んでいく。
最終話の人間界の様子が、着物から洋装に変り洋館や街灯が存在することから、朧がさちと夫婦になってからプラス50年くらい経ったのかしらね?
朧は相変わらず若いイケメンで、半妖になったさちも若いままだ。
他人の心を変える能力より、若く美しいままでいられる力の方が欲しいわ。
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
ご訪問ありがとうございました
コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。