〖スキップとローファー〗6巻あらすじ・ネタバレ感想。
バレンタインデー前にミカが志摩に告白。
美津未の誕生日もあり、学年末テストに向けて勉強会。
もうすぐ楽しかった1年生が終わってしまいます。
バレンタインデー前にミカが志摩に告白。
美津未の誕生日もあり、学年末テストに向けて勉強会。
もうすぐ楽しかった1年生が終わってしまいます。
〖スキップとローファー〗6巻
Skip and Loafer
■著者:高松美咲
■デザイン:Megumi Fukuodori
■発行:株式会社講談社
■発売日:2021年11月22日
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〖スキップとローファー〗6巻登場人物
〖スキップとローファー〗6巻あらすじ・ネタバレ感想
〖スキップとローファー〗6巻登場人物
<つばめ西高校 1年3組>
● 岩倉美津未
3月3日生まれ。石川県の田舎町出身
みんなに“みつみ”と呼ばれている
生徒会副会長
みんなに“みつみ”と呼ばれている
生徒会副会長
● 志摩聡介
10月9日生まれ
美津未のクラスメイトで元子役のイケメン
迷子の美津未を助けて以来の友達
文化祭後、演劇部に入部
美津未のクラスメイトで元子役のイケメン
迷子の美津未を助けて以来の友達
文化祭後、演劇部に入部
● 江頭ミカ
7月29日生まれ。英会話部
“心の許さじノート”に嫌な奴の名を刻む
志摩くんに手作りチョコを渡し告白
“心の許さじノート”に嫌な奴の名を刻む
志摩くんに手作りチョコを渡し告白
● 村重結月
12月11日生まれの帰国子女
美人過ぎて妬まれやすい
趣味はピアノに美術鑑賞
美術部員だが絵の才能は“画伯”レベル
美人過ぎて妬まれやすい
趣味はピアノに美術鑑賞
美術部員だが絵の才能は“画伯”レベル
● 久留米誠
4月17日生まれ。両親とも公務員
年間100冊以上小説を読む
本多先輩に淡い憧れを抱くが……
年間100冊以上小説を読む
本多先輩に淡い憧れを抱くが……
● 迎井司
5月19日生まれ。中学からの志摩の友達
成績優秀、高身長、誠実な人物
地学部で小渕からミカの話を聞く
今回、結果的にミカをたきつけてしまう
成績優秀、高身長、誠実な人物
地学部で小渕からミカの話を聞く
今回、結果的にミカをたきつけてしまう
● 山田健斗
目立つのが好きでとにかくモテたい
背の低さとモテない理由に悩む
背の低さとモテない理由に悩む
<つばめ西高校>
● 小渕
隣のクラスの男子で英会話部兼地学部
ミカのことが好きだが……
ミカのことが好きだが……
● 兼近鳴海
2月1日生まれ。演劇部2年部長。
常に柄シャツを着ている
習字の先生だった祖母に習い達筆である
常に柄シャツを着ている
習字の先生だった祖母に習い達筆である
● 花園さくら
美津未の担任教師
<東京>
● 岩倉直樹 /ナオちゃん
美津未の叔父/叔母でトランスジェンダー
東京での美津未の保護者
現在の職業はスタイリスト
東京での美津未の保護者
現在の職業はスタイリスト
●ゴロちゃん
ナオの彼氏のような?
<石川県>
● 遠山文乃
美津未の幼馴染みで親友
美津未とはずっと電話でやりとりしている
美津未とはずっと電話でやりとりしている
<岩倉家>
●美津未の父
●美津未の母・智花
●美津未の祖母
● 岩倉真春
美津未の妹
● 岩倉桔平
美津未の弟
●サトノスケ(犬)
●オミソ(猫)
●オシオ(猫)
●オミソ(猫)
●オシオ(猫)
〖スキップとローファー〗6巻あらすじ
【そのまえに】5巻あらすじ・感想はこちら
バレンタインデー間近、江頭ミカは隣のクラスの男子で同じ英会話部の部員・小渕から、チョコをくれないか、と言われます。
その場はお互い何となく誤魔化したものの、ミカはおそらく自分が今、モテていると悟ります。
その場はお互い何となく誤魔化したものの、ミカはおそらく自分が今、モテていると悟ります。
人に言いたい、でも、言いふらすのはダメ。
そんな時、中学の友達から携帯に電話がかかってきます。
ミカは、同じ学校じゃなからいいか、と軽い気持ちで小渕のことを話します。
忘れ物を取りに教室に戻った迎井司は、ミカと友達の会話を聞いてしまい、ひとこと言わずにはいられなくなります。
そんな時、中学の友達から携帯に電話がかかってきます。
ミカは、同じ学校じゃなからいいか、と軽い気持ちで小渕のことを話します。
忘れ物を取りに教室に戻った迎井司は、ミカと友達の会話を聞いてしまい、ひとこと言わずにはいられなくなります。
迎井の言葉に怒りを抑えられなくなったミカは、勢いでバレンタインのプレゼント用チョコレートを手作りします。
翌日、ミカは迎井に、志摩くんに告白すると宣言し……。
翌日、ミカは迎井に、志摩くんに告白すると宣言し……。
〖スキップとローファー〗6巻収録
Scene30 バクバクのバレンタイン<1>
Scene31 バクバクのバレンタイン<2>
Scene32 チョキチョキの16歳
Scene33 ニコニコのケーキ
Scene34 ラブラブの野望
Scene35 パタパタの進級
Scene31 バクバクのバレンタイン<2>
Scene32 チョキチョキの16歳
Scene33 ニコニコのケーキ
Scene34 ラブラブの野望
Scene35 パタパタの進級
【つづきは】7巻あらすじ・感想はこちら
〖スキップとローファー〗6巻ネタバレ感想
あたしモテてる、て感じたら嬉しくなっちゃいますよね?
ちょっぴり自慢したい気持ちもありますが、自分の勘違いではないか確認する為にも誰かに話を聞いてほしくなっちゃうのは仕方ないかなと思います。
だから、電話で他校の友達に、告られたことを喋った江頭ミカには共感します。
タイミング悪く迎井司に話の内容を聞かれた挙句、注意までされたことはミカの性格上受け入れがたいのです。
ちょっぴり自慢したい気持ちもありますが、自分の勘違いではないか確認する為にも誰かに話を聞いてほしくなっちゃうのは仕方ないかなと思います。
だから、電話で他校の友達に、告られたことを喋った江頭ミカには共感します。
タイミング悪く迎井司に話の内容を聞かれた挙句、注意までされたことはミカの性格上受け入れがたいのです。
とは言え、勢いでその日のうちにバレンタインチョコレートを手作りし、翌日には志摩くんにチョコを渡して告白しようとするのは、あたって砕けすぎではないでしょうか?
ミカは、自分が傷つくことにとても臆病で、なるべく安全なルートを探して行動する慎重派です。
そんな子が急にアクセル踏み込みました。
どう考えても玉砕コースに乗っていますが、ミカにとってここであたって砕けることが重要なんですね、人生変える為に。
ミカは、自分が傷つくことにとても臆病で、なるべく安全なルートを探して行動する慎重派です。
そんな子が急にアクセル踏み込みました。
どう考えても玉砕コースに乗っていますが、ミカにとってここであたって砕けることが重要なんですね、人生変える為に。
〖スキップとローファー〗の主人公はみつみちゃんですが、もう一人の主人公はミカだと思います。
ミカはリアルな人間に近いキャラだと思うのです。
だから、ミカがナメられないように傷つかないように、見た目、言動、他人の目、そして空気を読むことに必死になっていることが凄く馬鹿っぽいんだけど、まるで自分を見ているかのようにも思えてくるのです。
ミカはリアルな人間に近いキャラだと思うのです。
だから、ミカがナメられないように傷つかないように、見た目、言動、他人の目、そして空気を読むことに必死になっていることが凄く馬鹿っぽいんだけど、まるで自分を見ているかのようにも思えてくるのです。
今はスクールカーストなんて言葉があるくらい、学校って息苦しい場所になっている気がします。
現代の子供達にとって学校は、他人に対して容赦がない場所なのでしょうか?
ミカは、底辺にいると辛い思いをすることを知っているから、キラキラしている人達側に立つ為に日々努力しています。
だけど、どこか自分を偽って無理していると感じているせいか、自分のことを好きになれず自信もありません。
現代の子供達にとって学校は、他人に対して容赦がない場所なのでしょうか?
ミカは、底辺にいると辛い思いをすることを知っているから、キラキラしている人達側に立つ為に日々努力しています。
だけど、どこか自分を偽って無理していると感じているせいか、自分のことを好きになれず自信もありません。
一方、みつみちゃんは天然素材です。
官僚になる夢を叶える為、勉強は頑張っていますが、スクールカースト上位グループに入る為の努力はしていません。
素の自分で友だち付き合いができるのです。
迎井くん的には、自分に自信があるから取り繕ったり他の人を下げたりする必要が無い人がみつみちゃんです。
官僚になる夢を叶える為、勉強は頑張っていますが、スクールカースト上位グループに入る為の努力はしていません。
素の自分で友だち付き合いができるのです。
迎井くん的には、自分に自信があるから取り繕ったり他の人を下げたりする必要が無い人がみつみちゃんです。
そんなみつみちゃんは、志摩くんに片想いしています。
少しだけお洒落やお化粧にも興味を抱きはじめました。
みつみちゃんの叔母さん(生物学上は叔父)のナオちゃんは、アオハル真っ只中のみつみちゃんと過去の自分を重ねて少し嫉妬のような感情が沸き上がることがあります。
少しだけお洒落やお化粧にも興味を抱きはじめました。
みつみちゃんの叔母さん(生物学上は叔父)のナオちゃんは、アオハル真っ只中のみつみちゃんと過去の自分を重ねて少し嫉妬のような感情が沸き上がることがあります。
ナオちゃんは“青春ゾンビ”なのかもしれません。
“青春ゾンビ”とは、青春時代に思い残す事が多過ぎて、そのまま『青春の生ける屍』になった人のこと…だそうです。
外見は男で中味は女だったナオちゃんの中高生時代はキラキラと無縁だったことは間違いなく、ナオちゃんは今でも思い出したくない過去がある田舎にほとんど帰っていません。
“青春ゾンビ”とは、青春時代に思い残す事が多過ぎて、そのまま『青春の生ける屍』になった人のこと…だそうです。
外見は男で中味は女だったナオちゃんの中高生時代はキラキラと無縁だったことは間違いなく、ナオちゃんは今でも思い出したくない過去がある田舎にほとんど帰っていません。
今はスタイリストとしてバリバリ働いているナオちゃんですが、夢に向かって充実した高校生活を送るみつみちゃんは、自分が決して味わうことが無かった青春を謳歌している存在です。
ナオちゃんはみつみちゃんのことが可愛くて仕方ないのですが、時々、在るべきものがなく経験すべきことが経験できず、ひっそりと泣いて過ごした時代を思い出させる存在でもあるのです。
みつみちゃんの誕生日を素直にお祝いできなかったナオちゃんが、翌朝罪滅ぼしに焼いたホットケーキを食べたみつみちゃんの
ナオちゃんはみつみちゃんのことが可愛くて仕方ないのですが、時々、在るべきものがなく経験すべきことが経験できず、ひっそりと泣いて過ごした時代を思い出させる存在でもあるのです。
みつみちゃんの誕生日を素直にお祝いできなかったナオちゃんが、翌朝罪滅ぼしに焼いたホットケーキを食べたみつみちゃんの
「幸せの味が
する~~~」
する~~~」
(109ページ)
の一言に泣けました。
【つづきは】7巻あらすじ・感想はこちら
☆。・:*:☆。・:*:☆。・:*:☆。
ありがとうございました(人´∀`*)
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