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永瀬廉主演ミステリー時代劇〖わげもん~長崎通訳異聞~〗全4回感想まとめ

永瀬廉主演〖わげもん~長崎通訳異聞~〗全4回あらすじネタバレ感想まとめ。
King & Princeの永瀬廉さんがNHKドラマ初主演のミステリー時代劇。
通詞だった父の失踪の謎を追って江戸から長崎にやって来た青年は思いがけない企みに巻き込まれていく。
2022年1月8日(土)よる9時からNHK総合にて放送スタート。


〖わげもん~長崎通訳異聞~〗(全4話)
〖わげもん~長崎通訳異聞~〗あらすじ・ネタバレ感想 tataraworks

主演:永瀬 廉
脚本:宮村優子
NHK総合 毎週土曜 よる9時~9時50分
※放送予定は変更になる場合があります

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 ※ゲストは各話に記載

〖わげもん~長崎通訳異聞~〗あらすじとネタバレ感想

第1回あらすじ・感想(2022年1月8日放送)
 【父を探して】
第2回あらすじ・感想(2022年1月15日放送)
 【消えた漂流民】
第3回あらすじ・感想(2022年1月22日放送)
 【苦い秘密】
第4回(最終回)あらすじ・感想(2022年1月29日放送)
 【光さす海】



通詞(つうじ)とは 

通詞(つうじ)とは公式の通訳者のこと。
江戸幕府の世襲役人で出島役人とも言う。
西、志筑、吉雄、本木、楢林が有名な家。
ポルトガルとの南蛮貿易、オランダ貿易、中国との貿易を担当していた。
しかし、オランダ以外の西洋列強、アメリカやイギリスなど諸外国の影が年々濃くなると通詞達には英語やロシア語の習得が命じられるようになる。
〖わげもん~長崎通訳異聞~〗は、オランダ通詞達が交易や政治的な交渉を通訳として支えてきた長崎が舞台だが、ここでも通詞達は英語の勉強に取り組んでいる。



〖わげもん~長崎通訳異聞~〗キャスト 

<主人公>
●伊嶋壮多(永瀬 廉)
 読み≫いじま・そうた
 失踪した父を探しに江戸から長崎に来た
 通詞の森山と出会い英語も学ぶことになる
 出島の事件に巻き込まれてしまう

<通詞>
●森山栄之助(小池徹平)
 読み≫もりやま・えいのすけ
 有能なオランダ語通詞
 英語も身に付けようと学んでいる

●大田清十郎(浅香航大)
 読み≫おおた・せいじゅうろう
 語学が苦手な通詞の卵
 剣術は腕に覚えあり
●大田崇善(本田博太郎)
 読み≫おおた・そうぜん
 大通詞で大田清十郎の父親
 清十郎の将来を案じている

●杉原尚蔵(矢島健一)
 読み≫すぎはら・しょうぞう
 大通詞
 オランダ通詞全体のまとめ役・年番通詞
●杉原敬生(重岡 漠)
 読み≫すぎはら・けいしょう
 通詞の長である父親にくっついている
 お坊ちゃんの稽古通詞

●野田立之助(浜田信也)
 読み≫のだ・りゅうのすけ
 通詞の名門の生まれ

●忠弥(蟷螂 襲)
 読み≫ちゅうや
 ヤンセンの用を務める内通詞

●児玉(永沼伊久也)
●西山(田中 亨)

<置屋『柳屋』関連>
●トリ(久保田紗友)
 父親は唐人
 三味線が得意な芸妓見習いの少女
●季蝶(木月あかり)
 読み≫きちょう
 柳屋の売れっ妓芸者でトリの姉貴分
●しず(紅 壱子)
 柳屋の女将さん
 伊嶋壮多を住まわせ仕事を世話してくれる

●神頭有右生(髙嶋政宏)
 読み≫こうず・ゆうせい
 『柳屋』の居候
 医師の真似事やオランダ語を教えたりする
 下町の裏事情に通じる不思議な男

<武士・役人>
●滝口修二郎(平山祐介)
 読み≫たきぐち・しゅうじろう
 事件の捜査にあたる江戸出身の同心
 森山栄之助と親しい
●白井達之進(宮川一朗太)
 読み≫しらい・たつのしん
 長崎奉行所の船掛
 海上での交渉を任されている役人
●井戸対馬守覚弘(石黒 賢)
 読み≫いどつしまのかみさとひろ
 江戸から赴任している長崎奉行
●周田親政(武田鉄矢)
 読み≫すだ・ちかまさ
 長崎生まれ
 赴任してくる長崎奉行の家老をつとめる

●滝口の部下で奉行所の下っ端(美藤吉彦)
●出島乙名(鍋島 浩)

<外国の方々>
●ヤンセン(村雨辰剛)
 オランダ商館の勝手方
 オランダ船交易や出島の出納を取り仕切る
●レフィスゾーン(リチャード・ヴァン・ローイ)
 カピタンと呼ばれるオランダ商館長
●ラナルド・マクドナルド(木村 昴)
 捕鯨船の漂流民でアメリカ人
 崇福寺大悲庵で森山らに英語を教えている
●カイ(カリマ剛ケアリイオカラニ)
 漂着したアメリカ船ラゴダ号の乗組員

<そのほか>
●未章(トラウデン都仁)
 読み≫みしょう
 トリの友達で父親はオランダ人
 大工や荷役などの仕事を請負っている
●えま(浦浜アリサ)
 父親がオランダ人の女医
 産婆役としても頼りにされている

<?>
●吉次(サンディー海)
 読み≫きちじ
 国籍、職業など全て謎

******** ******** ********
●語り…クリス・ペプラー



〖わげもん〗第1回あらすじ・感想 

【父を探して】
寛永2年(1849)---
黒船来航まで残すところ4年。
伊嶋壮多(永瀬廉)の父親・周吾は、オランダ語の通詞だったが消息不明になってもう二十年が経つ。
壮多は、ふた月前に母親が他界したことを知らせたくて、父を探しに江戸から長崎にやって来た。


壮多は、父親の情報を得ようと方々訪ねるが皆知らないと言う。
気落ちする壮多だったが、行き倒れた外国人を見つけ、偶然通りかかった少女の案内で置屋『柳屋』までその外国人を連れて行く。
そこで蘭学者くずれの謎の男・神頭有右生(髙嶋政宏)と出会う。


少女はトリ(久保田紗友)と言い、父親は唐人だ。
柳屋には未章(トラウデン都仁)と言う大工見習いの少年もおり、壮多は2人の話から出島の存在を知る。
壮多はトリに出島まで連れて行ってもらうが門前でもめてしまう。
仲裁に入ったオランダ語通詞・森山栄之助(小池徹平)は、壮多の類い希な語学力に目を見張る。
そんな中、アメリカ船が長崎にやって来て漂流民を引き渡せと迫るが……。

〖わげもん〗第1回ゲスト

グリン艦長(ジェームス・コールマン)
唐人屋敷の門番(八田浩司、F.ジャパン)
怒れる役人(や乃えいじ)


●感想
永瀬廉さんは実に美味しそうに食べるね。
見てる方まで食べたくなっちゃうよ。


それにしても昔の人は立派だねぇ。
捕鯨船の漂流民でアメリカ人のラナルド・マクドナルド(木村昴)は、[崇福寺大悲庵]で森山栄之助(小池徹平)ら通詞に英語を教えている。
そこは牢屋になっていて、森山達は牢の外で正座して、ラナルドの言葉を耳で聞き覚えるのだ。
よくそれで通訳ができるほどの語学力が身につくものだなぁ。
伊嶋壮多(永瀬廉)も父が残した手帳を頼りにオランダ語を覚えたらしいが、発音記号もないのによく喋れるようになったもんだな。
ちなみに森山栄之助は実在した通詞だ。


壮多は牢から逃げ出したカイ(カリマ剛ケアリイオカラニ)を役人に渡さず、彼の希望を叶えようとする。
最終的に蘭学者くずれで何かと裏事情に詳しい神頭有右生(髙嶋政宏)が手を貸してくれたから良いものの、長崎に来たばかりで何のつてもない若者に何が出来ると言うのか。
壮多、純真すぎて突っ走りすぎだ。
でも、そんな壮多だからこそ手を貸さずにはいられないのかもしれない。


とは言え、このままカイを無事に唐人屋敷に入れてもらえるだろうか。
続きが気になる。
あと、壮多の父・周吾は一体長崎で何をしていたのかも気になる。
そして、『カムカムエブリバディ』ですっかりお馴染みになった村雨辰剛さん演じるヤンセンはチョロッとしか出なかったが、今後どう絡むのか期待しちゃうな。
第1話は、いろいろ気になるまま終わった。



〖わげもん〗第2回あらすじ・感想 

【消えた漂流民】
行方が分からない父を探して長崎にやって来た伊嶋壮多(永瀬廉)は、漂着したアメリカ船ラゴダ号の乗組員でハワイ人のカイ(カリマ剛ケアリイオカラニ)と心を通わせ、カイを逃がそうとする。
壮多は、下町の裏事情に通じる神頭有右生(髙嶋政宏)や置屋『柳屋』の皆の協力を得てカイを唐人屋敷へ連れて行く。
カイは無事に出向した。
ところが、壮多は神頭が番屋へ届けたはずのカイの帽子を被った別人が帰国する漂流民の中にいるのを目撃する。


一方、アメリカの軍艦で英語の通訳をしている森山栄之助(小池徹平)も漂流民達の中にいる見知らぬ男の存在に気づく。
壮多は神頭の真意を探ろうとする。
だが、抜荷の容疑で神頭を捉えようと滝口修二郎(平山祐介)が『柳屋』にやって来た為、神頭は逃走してしまう。
夜、ひとり小舟で脱出しようとする神頭を見つけた壮多。
神頭は壮多の父が生きていると言う。


そんな中、オランダ船が入港する。
砂糖などの貿易品を運ぶ荷役として出島に入った壮多は……。

〖わげもん〗第2回ゲスト

グリン艦長(ジェームス・コールマン)
唐人屋敷の門番(八田浩司、F.ジャパン)


●感想
神頭有右生(髙嶋政宏)は一体何者なのか。
神頭は、カイの帽子を吉次(サンディー海)に渡し、吉次はカイのふりをして漂流民たちの中に混ざる。
一旦海へ出たら日本には戻れない。
吉次も何を目的にしているのか気になる。


壮多(永瀬廉)の父親のことを知らないふりをしている森山栄之助(小池徹平)の元で英語を学ぶことにした壮多。
通詞の世界も上下関係がなかなか面倒だ。
あの状態だとめちゃくちゃ語学センスがあっても押さえつけられそう。
結局家柄がものをいう世界なのかな?
身分を越えるのは難しいのか?


村雨辰剛さん演じるヤンセンは、未章(トラウデン都仁)をボコる役だった。
ちょっと残念(´д`)



〖わげもん〗第3回あらすじ・感想 

【苦い秘密】
伊嶋壮多(永瀬廉)は、森山栄之助(小池徹平)の塾で英語を学び始める。
同時に父の行方も捜し続けている。


壮多は、出島の老通詞が何か知っているのではないかと考える。
だが、壮多が声を掛けたその通詞が不審な死を遂げ、壮多が疑われてしまう。
お尋ね者になった壮多は、手がかりを探ろうとトリ(久保田紗友)とともに出島に潜入するが捕まってしまう。


実は、森山には壮多の父について苦い記憶があり、自分が知っていることを全て話そうと牢にいる壮多を訪ねる。
森山の話に衝撃を受ける壮多だが……。


●感想
明日(2022年1月23日)は永瀬廉さんのお誕生日なんだね。
2022年1月8日の『土曜スタジオパーク』にご出演の際、King & Princeのメンバーの皆さんから二十歳のお祝いにいただいたプレゼントにちょっと泣いたお話をされていた。
内緒でメッセージ集めとか…良い子達!
お金より自分の為に使ってくれた貴重な時間と労力が有難いよね。
良い子達のままでいてほしい(ノД`)


何だ、やっぱり『シーボルト事件』が絡んでいたのか。
年代が違うから関係ないかと思ったが父親の方が関係あったか。


通詞は世襲制。
だから名門の生まれの野田立之助(浜田信也)の身代わりにされたのが壮多(永瀬廉)の父親・周吾だったというわけか?
ええー、ひどっ!
壮多も牢替えがなければ殺されるところだったけど父親も口封じされていた。


神頭有右生(髙嶋政宏)、牢の床を破って登場!
おっ!カッコイイ!


壮多は江戸にいた頃、父の周吾が残した手帳を頼りに独学でオランダ語を身につけたとのことだったが、私は彼がどうやって発音を学んだのか不思議に思っていた。
その謎が解けてスッキリした。
壮多が奉公した先の近所に蘭語塾があり、そこから聞こえてくる声に耳を傾けて覚えたようだ。
いずれにせよ、壮多、頑張ったんだな。



〖わげもん〗第4回(最終回)あらすじ・感想 

【光さす海】
伊嶋壮多(永瀬廉)が捉えられた牢の床板を外して現れたのは、行方をくらませていた神頭有右生(髙嶋政宏)であった。
神頭は、長崎を出ようと壮多を誘う。
だが、壮多は忠弥(蟷螂襲)殺害の疑いを晴らそうと出島へ向かう。
そこで、政治と交易を一手に握る家老の周田親政(武田鉄矢)に会う。


神頭の船は不審船として長崎を去るよう命じられていた。
壮多は神頭の壮絶な過去を知り、行動を共にしようとする。
奉行所の交渉役としてやって来たのは森山栄之助(小池徹平)だ。
森山は壮多を説得しようとする。
だが、壮多は父・周吾の更なる真実に……。


●感想
「海の上からこの国を揺らす」
と言う神頭(髙嶋政宏)は、壮多(永瀬廉)を一緒に行こうと誘う。
壮多は頑固だ。
「傷つけられたままここを去るのは嫌です」
うん、まあ、殺されかけたしね。


神頭は漂流民だった。
異国に流れ着き、そこから日本を目指して様々な国の船を乗り継いでやっと日本へ向かうアメリカ船に乗り込んだ。
そして、同じ日本人の漂流民とともに日本まで帰ってきたというのに大筒を向けられ攻撃された。
それが恨みになった。


飄々としている神頭が感情を露わにして自らの過去を語る場面はかなり重かった。
生きたいが為に覚えた言葉を、神頭は「下等な言葉」だと言う。
確かに、ずっと日本にいた人間に神頭の気持ちは分からないと思う。
壮多は、
「生きる為の言葉が下等なはずない」
と言うが、そう言われても慰めにもならないのが本当のところだと思う。


同心の滝口修二郎(平山祐介)に
「周田様、どうかご神妙に」
と言われた時の周田親政(武田鉄矢)の表情が何とも言えなかった。
武田鉄矢さん、悪い奴の失望を表現した見事な表情でした。
見ていて胸がすく思いがしたわ。


さて、壮多は通詞になることを決意した。
すっかり長崎に来てから出会った同年代の人達とも仲間になり、森山栄之助(小池徹平)の元で英語を学び始めた。
それで物語は終わりかと思ったが……。


ん、神頭、生きてる!
生きてはいるがあれは一体どこだ?
神頭がにらみつける先にあるのは長崎か?
ひょっとして『わげもん』は続編あるのか?
何だか気になる最終回だった。

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

ありがとうございました(人´∀`)♪

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