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こんなニュースを耳にしました。何があったのでしょうか。もちろん原因があろうかと思います。
こういうニュースを耳にする度に、子どもの心はちょっとしたことでとても傷つきやすいのだということを感じます。教師は、そこを感じ取るアンテナを高くしていなければいけないなとつくづく思います。
おふざけでいったことか、それとも心の叫びとして言ったことなのかはニュースからはわかりません。だけど、原因だけは、きっちりと解明して、二度とこういうことが起こらないような措置はとらなくてはなりません。
報道でも、校長がそれを責めたことが原因かのように伝えていました。何かが起きると必ず誰かの責任にして、ことを片付けようとする風潮にはとうてい納得できません。これは、もう、いじめ社会そのものです。学校のいじめを語る以前に社会全体がそのようになっていると思います。ひどい場合には、職員の私生活上の問題まで、監督不行届だと校長が責任をとらされます。そうなると、校長も責任をとらされてはたまりませんから、職員に対しての締め付けをするようになります。そして、どうでもいいことにまで口を出すようになったりします。そういう結果が、ぎくしゃくした歪んだ職場を生みだすことになっていきます。私は、これを「いじめの循環」の一つだと思っています。
やはり、個人としての問題と組織としての問題の区別をその原因において、きっちり区別をつけられる社会でありたいと思います。
その意味でも、きっちりと原因究明をして、何が問題であったのかまで明確にすべきだと思っています。