ここのところ、そういことはとんと頭から飛んでいたのだけれど、たまたま夕べそういう話題になって思い出した。
B&Bってのは、もちろんBed and Breakfastのこと(念のために言っておくと、朝食付きの農家民宿みたいなもの。漫才コンビ?などというつまらんシャレを言うようではもはや老齢の域に達していると言わざるを得ないよ)。
もう一つのBは、Barをくっつけたものだ。
もともとは、かつて北海道を回ってたときに利用していた『とほの宿』と呼ばれる男女別相部屋民宿から発想したもの。
当時はバックパッカーなんて言葉を耳にしたことはなかったけど、だいたい金のない学生連中がよく利用していて、田舎の方の旅の拠点になりそうな町にはだいたいそういう宿があった。
宿や町が気に入ればしばらく連泊するし、出会った同宿の連中から仕入れたネタで次の行き先を決めたり、時には出会った仲間でしばらく道中をともにしたり。
確かにあそこには“旅行”とは一線も二線も画する“旅”という気分があったなあ。
今はどうだか知らないけれど、本当に“旅”ができるのは日本では北海道ぐらいしか残ってないんじゃなかろうかと、ずっとそんな気がしている。
もちろん、本気になればどこでだって旅はできるんだろうけど、そこまでの根性がないのはお察しの通り。
もし九州でやろうと思ったら、阿蘇・九重あたりぐらいかと思うけど、高速1000円時代となって、その辺ももはや日帰り圏内という感覚だし(あくまで“旅行”者的視点だけど)、最近は山の中まで別荘開拓されたりしてて、いささかうんざりする。
それでも玖珠のあたりに行ったときは、まだまだ捨てたもんじゃないかもという気がしたものだが、バックパッカーたちの旅の視点はすでにアジアなどの海外に向いているような気もする(学生時代の北海道めぐりの仲間にも、いい年になってから嫁さんと二人で東南アジアのバイク旅を敢行しているのがいる)。
まったく思いつきだけの話で、昼はやってない小さな居酒屋かなんかを借りて、ハム丼(ホカホカごはんに大ぶりに刻んだハムをのせてマヨネーズとタレを少々かけるだけ)やシチュー丼(カレー丼のクリームシチュー版)を出すランチ限定のB級丼屋ができないかと考えたこともあったが、この具材を地域の食材にすれば、B&B&Bにくっつけて“B4”ってのができなくもない。
B4とくれば、BGMは全曲ビートルズで決まり!ってか?
いやいや、オイラは好きな音楽をそんな風に流すのは大嫌いだし、もともと“Bar”にはライヴ用のステージを設けるつもり(九州ではいまだ存在を知らない「スタジオ付きペンション」的な要素も考えているのだ)。
B4実現の暁には、週末には「マスターと仲間たち」によるライヴを実施しますので、ぜひ聴きにきてくださいね(やってもいないうちから営業トーク)。
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